ファミリーランド (角川ホラー文庫)

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  • KADOKAWA (2022年8月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041124512

作品紹介・あらすじ

スマートデバイスを駆使して遠方から家族に干渉してくる姑と水面下で繰り広げられる嫁姑バトルの行方。金髪碧眼のデザイナーズチャイルドが「普通」とされる世界での子どもの幸せのかたち。次世代型婚活サイトでビジネス婚をしたカップルが陥った罠とその末路。自立型看護ロボットによって育児の負担が減った一方で、隔たれる母と娘の関係。技術革新によって生み出された、介護における新たな格差。対面しない葬式が一般的な世界で、二十世紀型の葬儀を希望する死者の本当の願いとは。ホラーとミステリ、ジャンルを超えて活躍する澤村伊智がテクノロジー×家族をテーマに描いた、新感覚の家族小説。

みんなの感想まとめ

未来の家族問題をテーマにしたこの作品は、テクノロジーが進化した社会での人間関係の複雑さを描いています。スマートデバイスや看護ロボットが普及する一方で、家族間の絆が希薄化し、孤独感が増す様子がリアルに表...

感想・レビュー・書評

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  • SFやねんな。今度は。
    澤田さんも幅を広げていかはるな〜
    SF短編集です!

    今どきの家族問題の未来を描いてるけど、これイヤミスというかイヤSFやん。
    こんな未来は御免被りたいの典型みたいな…
    便利にはなったけど、血が通ってないような…何というか寂しい未来。
    SFに、こんな家族問題を絡める発想は凄いけど、嫌や〜こんな未来。

    解説にもあるけど、
    タイトル訳すと
    「家族の国」
    しかし、
    「絶望の国」
    更に
    「家族地獄六景」(あっ!短編6作です!)
    と…

    絶賛してはります(^_^)v

    どんな時代も家族の問題は、なくならないって事やね。
    もっと良い形で進化して欲しい〜

  • 面白かったです。
    少し先の未来にありそうなお話にぞわぞわってしました。幼い時、大きくなったら、ドラえもんに会えると思っていましたが、そこまで世の中は進まずでした。この先の未来がどこまで進んでいき、どんな世の中になるのかと想いを馳せることが出来た1冊でした。

  •  見事なディストピア小説集としか言えません!
     
     読んでいたのが病院の待合室だったので余計にそう思うのかもしれませんが、凄いわぁ。
     こんな時代は嫌だぁといいつつ、ここに描かれている世界に近づいているのも事実なんですよね。

  • 2100年頃の日本は科学技術が発達している世界。
    婚活アプリで個人情報をたんまり収集して個人を監視することもできたり。
    病気や怪我をしたら、鳥型看護ロボットがすぐ手当してくれる。便利なようで当たり前のように一家に一台置くようになればそれはそれで恐ろしい。
    SFホラーでどの短編も面白かったし、後半の短編で心苦しくなって泣きました(T ^ T)

  • 古き良き世にも奇妙な物語の感じがしました。
    他の澤村さん作品とかテイストが異なるSF。
    正直いつものホラーな感じの方がよかった。

  • 近未来の家族ホラー
    いつでも家族内の出来事はホラーになり得る。
    ネットによる監視とVRが過度に発達した近未来で、今よりもっと不気味な家族像が、面白かった。
    いや怖い怖い。
    最後の話だけ、少し優しい感じで、ほんのちょっと救われたかもしれない。

  • 毎回世界設定が面白い!
    短編集を最近よく読んでますが、ゾワゾワする感じは充分味わえます。
    若干、嫌な気持ちにさせて終わるので、その後にどうなったのか気になります。

    自分じゃなくて良かった、、笑

  • ジェンダーとかルッキズムとか、様々な偏見を背骨に据えた人こわ系ホラーで面白く読めた。AIや機械化については現代的でありつつも古典的なSFの要素があったりして、短編集としてひとつも退屈せずに読めたことに感心した。

  • ぼぎわんが来る などの作品が面白いのでこちらを読んだけどイヤミスでした。
    あとちょっとしたら本当にあってそうなそんなに遠くない未来。お葬式の簡略化とかありそうな話だったなー。でも人の根本は変わらないので嫌ーな感じにストーリーが進んでいく。やっぱり1番怖いのは人ですな。

  • 面白かった!
    ホラー作家、澤村伊智の描く、ホラーSF。
    ホラーとはいっても、血みどろの展開や、人外の化け物が登場するわけではない。人間の怖さ、いやらしさをうまくSFに落とし込んでおり、どの話も読み応えのある短編集だった。
    特に気に入ったのは「サヨナキが飛んだ日」。SF的要素だけでなく、ホラー要素や意外な展開が待ち受けており、個人的には、この短編集の中で一番澤村伊智らしい作品のように感じた。
    この短編集で何が怖いかって、ここに描かれている未来が来ないとも限らないということ。
    読んでいる間ではなく、読後、ふと未来のことを考え、こんな風になってほしくないなって思ってしまう、そういう怖さがある作品だった。

  • ポインティのおすすめ。

    情とか心だとか全部切り離して合理化したって感じの不気味な世界。
    それを当たり前と思えない人たちが主人公な話が多かったけど、周りがみんなこれが普通でしょ?って思い始めたら自分もそうなるんだろうなぁとか思ったりした。ただ、コンピュータ義母だけは絶対に嫌。
    世にも奇妙な物語的で映像化したら映えそう。

  • 今回も最高に風刺が効いていて面白かった。全体的に結末の衝撃度は低いものの、全話だれかに話したくなる世界観。
    澤村伊智の短編集おなじみ、最終話の伏線回収は今回は薄め?私が気付けてない部分が多そう。

  • 約90年後の日本。テクノロジーの進歩により常識も変わっていく。
    本当にこの小説に近い社会になっているかもなぁと思わせられた。

    ちょっと「世にも奇妙な物語」っぽい。

  • 面白かった!未来の家族のお話、今までの澤村伊智作品と違ったところも新鮮。怖不気味だった。

  • 近未来SFヒューマンホラー短編集

    どの時代になっても関係性や人間の本質は変わらないという怖さが面白かった。

    お気に入りはコンピューターお義母さん、翼の折れた金魚、マリッジ・サバイバー、サヨナキが飛んだ日、今夜宇宙船の見える丘に


    医療系の鳥

  • テクノロジーの便利さに翻弄され溺れた盲目な人類をホラーな解釈で描いた内容はマイノリティリポートでもあり、ガタカでもあった。
    多様性やAI、SDGSにもデメリットはある。冷静にならなきゃ。来たる2045年が無事に過ぎる事を祈る。澤村伊知の真骨頂。フレッシュで面白かったです。

  • 現実離れしているようたけど、近い将来の話のようで考えさせられる作品でした。それぞれの題名が知ってる歌に似ていると思っていたら、最後の参考引用を見たらその通りだったので、ちょっぴり嬉しくなりました。

  • 題名の通り家族にまつわる世にも奇妙な物語的な話の短編集。技術が発達した未来で起きそうな色々な問題に対してのお話で、ホラー感はなくておもしろかった。

  • 面白い。ホラー文庫だけど中身はSFでした。
    現代から地続きの未来を時にユーモラスに描き、私たちが今現在抱えている不安や生きづらさをディストピアとしての未来に昇華している。
    そういう意味ではSFではなく、やはりホラーなのかも。

  • あぁ息苦しくてどうしようもない気持ち。無駄を省きAIに依存した未来での結婚、子供、介護などがテーマの短編。こんな事がそう遠くない未来にやって来そうなのがまた怖い。便利になったはずなのに、誰も笑顔じゃないのが印象的だった。ファミリーランドってまさか宝塚ファミリーランド!?と思ったら、小説の中にも宝塚線のワードが。ホラーじゃないはずなのに、ホラー以外の何物でもないどんより暗くなる小説でした。

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著者プロフィール

1979年、大阪府生まれ。東京都在住。幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂を敬愛する。2015年に「ぼぎわんが、来る」(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回ホラー小説大賞<大賞>を受賞しデビュー。2019年、「学校は死の匂い」(角川ホラー文庫『などらきの首』所収)で、第72回日本推理作家協会賞【短編部門】受賞。他の著作に『ずうのめ人形』『などらきの首』『ひとんち』『予言の島』などがある。巧妙な語り口と物語構成が高く評価されており、新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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