遺跡発掘師は笑わない 榛名山の荒ぶる神 (15) (角川文庫)
- KADOKAWA (2022年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041124901
作品紹介・あらすじ
宮内庁職員の降旗から、海外で新たに起ち上げる発掘派遣事務所への移籍を打診された無量は、迷いながらも群馬の発掘現場へ赴いた。
学術調査が目的だが、依頼人は無量の〈鬼の手〉に期待し、わざわざ指名してきたのだという。
発掘現場である、榛名山の噴火で埋もれた集落遺構からは、徳川埋蔵金と思しき千両箱が出土し、大騒ぎに。
なんと中には古墳時代の埴輪が入っており、マスコミも取材に押し寄せる。
しかし無量は、宝を前にしても全く反応しない自身の右手に強い不安を覚えていた。
これほどのものが埋まっているというのに、右手は全く熱くならなかったのだ。
〈鬼の手〉を失った自分は、いったい何者なのか――。
しかも無量を狙う民間軍事会社GRMの動きも怪しく……!?
日本中を発掘する大人気歴史ミステリ、待望の新刊!
感想・レビュー・書評
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気になる、とても気になる。
まさかここで次巻に続くとは…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
無量の自信喪失。
萌絵の無理に引き止めてもらいたい気持ち。
引き止めたくても引き止められない無量。
その気持ちの橋渡しができる忍。
今回はストーリーより個人的には彼らの葛藤が自分自身の葛藤と近しいこともあってそこに目が行きました。
続きも早く読まなきゃ!
2023.10.12
170 -
購入。
結局、歴史的ミステリ系は好きなんだよね。
続きが気になる。早く読もう。 -
後編は8月…。積読しておけばよかった。
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こんなとこで終わらんでくれ!
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無量は降旗から移籍を勧められ、萌絵は武術の師匠から大会出場を勧められ。そんな中右手が沈黙してしまって狼狽える無量。
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西原無量シリーズ、15作目。
榛名山の回、前編。 -
感じなくなった熱量は。
魅力的な誘いではあるが、相手が求めているものが簡単に分かるからこそ自分の本当の価値が分からなくなるのかも。
警察の捜査すら欺くことが出来る者たちとなると、嘘やハッタリなどで出し抜くことは不可能だろうし下手なことをすると身の危険がありそうだな。
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毎回毎回、自分の知識と理解力の無さを嘆きつつも、たいへん面白く引き込まれていくのであります。
結局、あ~面白かった!以外の言葉は出てこないという・・・。
こんな私でも読み進めてもいいですか、桑原センセ!!という謙虚(笑)な気持ちで次巻、いっきま~~す!!