後宮の検屍女官3 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041124918

作品紹介・あらすじ

後宮での火災は何者かの指示による放火だった? 疑惑の闇が深まる中、新たに帝の寵妃の乳母の変死体が見つかる。検屍の心得があるぐうたら女官・桃花と、美貌の腹黒宦官・延明がその死の真相に迫る――!

感想・レビュー・書評

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  • 3巻読む人は4巻の準備をしててください。
    すぐ次が読みたくなりますよ(^^)

  • 生きてる人間が1番怖いお話。
    そして最後も不穏…

  • 978-4-04-112491-8
    c0193¥640E


    後宮の検屍女官3

    著者:小野はるか(おの はるか)
    令和4年05/25.(2022年)初版発行
    令和4年06/15 (2022年)再販発行
    発行所:株式会社KADOKAWA

    ---------------
    裏表紙より
    死王の事件で無人のはずの後宮3区で、新たに墜落したいが見つかる。それはなんと皇帝の寵妃・梅婕妤の乳母だった。掖廷令を務める美貌の宦官・延明は、調べる前から自害だと主張する梅婕妤を怪しく思う。優れた県施術を持つがぐうたらな女官・桃花の力を借りて死の真相に迫るが、思わぬ邪魔が入り…。水面下で激化する皇后と梅婕妤の対立、深まる疑惑の闇、そして桃花にも変化が-?後宮の女たちの業を描き出す第3巻。

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    目次

    第1章 親心
    第2章 蝶々
    第3章 偽り
    主な参考文献
    ------------
    姫桃花 (き とうか) 桃李という検屍官に変装して延明に協力している。
    孫延明 (そん えんめい)美貌の宦官 皇后派に属する後宮の要職でもある掖廷令を務める

    点青 てんせい 青い目の宦官 皇后のお気に入り 延命の元同僚
    華允 (かいん) 延明の筆記係兼雑用係 つらい生い立ちを持つ少年宦官
    公孫 こうそん 延明の副官である中年の宦官
    才里 さいり 桃花の同僚で友人噂話が大好き。織物名人
    紅子 こうし 桃花 才里の同僚 姐さん女官
    亮 りょう 織室宦官 強面
    梅婕妤 ばいしょうよ 高級1区に住む最高位の妃嬪で、工程の寵妃。黄帝の権力者
    張傛華 ちょう ようか 梅婕妤と親しい8区の高級妃嬪
    李美人 りびじん 亡くなった3区の妃嬪。彼女が死語生んだ「死王」の呪いに後宮中がおびえている。梅婕妤から手ひどくいじめられていた。
    金剛 こんごう 首吊りしたいとして発見された宦官。掖廷令に放火した犯人か?
    眉娘 びじょう 夜警女官 発見者
    田寧寧 でんねいねい 新たに側室入りすることになった女官
    羽林 うりん 武器を有した帝の護衛隊のこと固有名詞ではない 宦官兵
    曹絲葉 そう しよう 梅婕妤の乳母転落死を遂げる
    亞水 あすい 若い下級女官 乳母の死体発見の時の夜警 8区の張傛華に仕える。張傛華と梅婕妤は仲が良い。

    --------------


    ---------------
    老女官が死んだ。
    彼女は曹絲葉という名の梅婕妤の乳母だった。
    後宮では新しい若い妃嬪田寧寧のこともあり、梅婕妤を人一倍気遣っていた乳母がこのタイミングで自死するとは思えない。
    延明と梅婕妤、駆け引きがはじまる。

    1巻からの事件が絡み合っている。
    これから読む人はぜひ1巻からどうぞ。
    3巻の最後の数行にびっくりした。早く次を読みたい。

      

  • 今までの事件がそれぞれ絡み始めて…?? 帰蝶公主はツライ人生だったな…。生きている人間が一番アレだというお話でした。そして衝撃のラスト。皇后一派…、無事でいて!!

  • 過去の事件引きずってて、今回の事件も後々まで引きずるのかな?
    続きが気になる終わりかた。

  • 内容はとてもおもしろいし、2人がこれからどうなるかとても気になるけど、公主さまが死んでしまったりと、辛すぎる内容だった
    あんなに小さいのに…
    このシリーズ読むと、愛って大事だなとしみじみ思う

  • シリーズ第3弾。
    「親心」「蝶々」「偽り」の3篇。

    後宮という煌びやかに見えて、超閉鎖空間では
    女官から婢女(ハシタメ)まで噂と嫉妬と見栄が濃縮され
    流れが悪くなった血液のごとくドロドロ。
    それには最初から原因がり、黒幕がいるはず!
    と臭わせる描き方がドキドキ。

    立て続けに事件が起こるなか、桃花の協力で
    延明は検屍の状況を記録し続け、それを書物にまとめ、
    国中に広めることで冤罪を無くしたいのだと言う。

    また、女であることに無力さを感じていた桃花に、
    あなたは立派な後宮の検屍女官だと告げる。

    二人が前に進もうと決意をしたと思っていたのに
    あの最後のページは何だ??
    あの4行はどういうこと??
    恐ろしい予告です。

  • #読了 この巻で公主たちが初登場、だよね?登場したかと思えば、あまりにもつらい悲劇が待ち受けていて辛い。子供がしんどい目にあわされるのはフィクションでもきっついね。
    とはいえ、この物語の後宮は妃嬪同士の諍いや宦官の腐敗具合がすさまじいし、拷問や虐待の内容もえげつない。だからこそ、巻末の数行のインパクトがすごい。続きが気になるー!

  • ホント魔の三区にされてる
    子供同士の嫉妬もあるのね〜
    まぁ~それを止めもしない侍女も侍女だけど
    二桁いかないで蝶となるとは
    しかし、延明の壮大な思い凄い
    それには桃花の知識、桃花の祖父の知識が必要不可欠
    ってなったところで皇后と共に投獄とは
    何処まで梅の力は強いのか

  • 面白かったけど、帰蝶公主がかわいそうすぎた。
    あれ、もしコミカライズで描写するとしたら、かなりなトラウマ画像になってしまいそう…。
    そして最後の巻でまさかの梅婕妤死亡、そして延明投獄とは…。

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著者プロフィール

福島県在住。「ようこそ仙界! 鳥界山白絵巻」で第13回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉を受賞してデビュー。「後宮の検屍妃」で第6回角川文庫キャラクター小説大賞〈大賞〉〈読者賞〉をダブル受賞。

「2023年 『後宮の検屍女官5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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