- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041125380
作品紹介・あらすじ
北陸のコンビニで高齢ドライバーによる死亡事故が発生した。
86歳男性の運転するトラックが店舗に突っ込み、店員を轢き殺したのだ。
アクセルとブレーキを踏み違えたという加害者は認知症の疑いがあり、警察は責任能力を調査している。
事故に違和感を覚えたライターの俊藤律(しゅんどう・りつ)は加害者の村を訪ねるが、村人の過剰な緊張に迎えられて――
「この村はおかしい。必死で何かを隠している」。
取材に乗り出した律は、目撃者の少女をきっかけに、続々と予想外の事実を知ることに……。
横溝賞出身作家が放つ最先端の社会派サスペンス!
感想・レビュー・書評
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最近、高齢者ドライバーが、良く店に突っ込むって事故ある!
アクセルとブレーキ間違えたみたいな。
間違えた事ないから分からんけど、あり得んの?とは思う。
その影響で、勝手に止まってくれるシステムも出来て良かったけど、そういう人らが使ってるかは不明。
まぁ、ドアミラー擦ったりは、良くある(^_^;) この間なんか、家にクルマ停めて、ドアミラー見るとカバーがなくなってる〜!近くやったので、歩いて取りに行って、事なきを得たけど(~_~;)
そんな判断出来ん人が、クルマ運転したら、走る凶器なんで、何とかして欲しい!
でも、うちの辺なら、まだ、歩いて、業務スーパーなり、ドラッグストアあるけど、田舎に住んでて、クルマないと何にも出来ん地方に住んでるとどうか…
運転あかんのは確かやけど、クルマに代わる仕組みは要るな。生きていかれへんし。
で、本題。
何か、クルマがコンビニに突っ込んで、店長が死んでまう。
痴呆と思われるおじいちゃんが、アクセルとブレーキ間違えたって!
また、その時の事、あんまり憶えてない…
最近、流行りの事故か?
そういう今時のを記事にしようと動き出す律。
しかし、妙な…
家から2時間もかけて行けるか〜コンビニまで…
軽トラなんで、マニュアルやで!そんなん運転出来んの?…
ちなみに、私は、もうマニュアル車は、運転出来んかも。オートマしか最近乗ってないし。
そんな疑問を持ち、ジャーナリスト魂で真実を探る。
まぁ、ええんかな。最後はこれで。
ジャーナリストとしての義務と、人間としての良心を載せた天秤をどちらに傾けるかを自分で決めた訳やし。
ぼくが免許を手放すときは、ふつうでなくなったときだ。
たが、ぼくはそこに気付けるだろうか。自分がふつうの運動能力、感覚を失ったことを認められるだろうか。ぼくはいつどこで、自動車の運転から引退するのだろう。
それはもしかしたら、ブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏み、取り返しのつかない事故を起こしたときかもしれない。
あとがきより。
*********
何故か「デッド寿司」
(Amazonプライム・ビデオにあった!)
各国の映画祭で、プレミア上映されてんねんな。大した映画祭やないかもしれんけど。
感想と言ってもね…
スプラッターになるんかな?
製薬会社の怪しい薬で、ゾンビ化。
それも寿司が…
何で寿司やねん!ってツッコミする気がなくなるくらい、呆れるくらいアホらしい。
これが、この監督の真骨頂とはいえ^^;
襲ってくるけど、松崎しげるさんの歌声には負ける。(高周波とかなんか分からん)
何故か、たまごちゃん(寿司ね^^;)だけ、ゾンビ化しても味方。まぁ、可愛い(-。-;
主人公の女の子は、寿司に打ち勝つんやけど、まぁ、どっちでもええ〜
下らなさ過ぎるのを逆に楽しむ作品。
3倍速で楽しみました!(−_−;) -
続きが気になりグイグイ読んだ
地方のコンビニで、高齢者がブレーキとアクセルを間違え
店内に突っ込む
そして、店長が即死
警察は高齢者が認知症で判断を謝り事故と言うが
ルポライターは、違和感を感じ独自に調査
すると、奇妙な風習のある村の隠された秘密が暴かれていく
ちょっと宗教的な感じの風習に驚いた
そんな村が、ひっそりと今でもあるんじゃないかとも思った。 -
高齢ドライバーによる死亡事故発生。
認知症を疑われる老人のアクセルとブレーキの踏み間違えによりコンビニ店長を轢き殺す大惨事…と思われていたが、ライター俊藤律が取材の為加害者が住んでいた村を訪ねると何やら不吉な違和感をおぼえる。
取材を進めたどり着いた真相は…
初読み作家さん。
高齢者の運転は社会的にも物議を醸している。
こうした社会問題をテーマにどんな展開が待っているのか…と思いきやストーリーは違う方向に…。
重たいテーマながらももう少しリズムがある方が自分的には読みやすかったかな。
気になるテーマだけに読み進めたいがなんとも進みが悪かった。
リズムだけでなく、主人公、俊藤律!彼が嫌だったぁ〜^^;
ライターさんはこの位執拗でなければ仕事にならないんでしょうが、ん〜、子供相手に…あの場面は本当に嫌だったなぁ。
ラストは彼の言うところの彼の良心に従ったのでしょうが…難しいところです。
ストーリーの結末を読者に託す形になったのでしょうが、自分の答えは出ず…。
高齢者の運転問題にも答えは出ず…。
「あとがき」で作者が語っているように自分の運転能力、感覚が普通でなくなった時…その時自分がその事に気づけるのか?気づいて認められるのか?返納後の生活が一変してしまう諦めと決心はつくのか?
それが出来ないからこうして社会問題になっているのだろうと考えている。 -
ジャーナリストに苦悩はつきもの。知って辛く伝えて苦しく、不本意な一過性は世間の批判が集まるターゲット。
池袋で起こった事故をきっかけに高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えることが良くある事と認識されるようになった。近年は逆走による衝突に変わりつつある。いずれも子供が死傷する被害がでるのがとても辛い。
高齢者が至近距離から急加速してコンビニに激突する死亡事故は訳ありの結末だったのかもしれない。防犯カメラの映像から紐解く真実は天秤を微かに揺らす。主人公が出す結論の是非は読み手にも悩まされる。つい自分でも酒を煽ってしまった。飲んでも決まらないのに。 -
私は女性作家さんを読むことが多いけど男性著者さんの中でも上位に入る読み応えと面白さ。
それぞれの登場人物が自分の【震える天秤】にかけ選択していく事を書いてある。
面白い。
私なんて運転免許取り立てたばかりの時、アクセルとブレーキ踏み間違えて人こそ引かなかったけど消火栓壊したことがある。その時から車の運転を止めた。18歳の冬。
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あっさり感とモヤモヤ感。
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昔の習俗が現代に残るおどろおどろしい村(金田一耕助を連想とさせます)と昨今、ニュースにもたびたび登場する高齢者の運転による凄惨な事故。ミステリーと社会問題の要素を取り入れると、こんな面白いのか!と。
でもそれだけではなく登場人物がそれぞれに持つ良心、正義を通してそれらの問題を読む側に突きつけ、考えさせる良作。 -
染井為人『震える天秤』角川文庫。
社会派サスペンス小説。何が正義で、何が悪か。今の世の中は正義と悪の境目が曖昧になってきているように思う。
議員の多くは壷で有名なカルト団体と親密に付き合い、組織票を集めて当選するや、まともな政策は行わないし、企業は不正や不始末の隠蔽を重ね、警察官や教師も淫らな行為で不始末を重ねるという世紀末のような昨今。もはや清廉潔白な人間は絶滅してしまったのかも知れない。
本作は、そんな正義と悪の境目の曖昧さを逆手に取り、サスペンスミステリーに仕立てている所に面白さがある。
福井県のコンビニに86歳の老人が軽トラで突っ込み、店長が亡くなる事故が発生した。老人には認知症の疑いがあり、アクセルとブレーキを踏み間違えたのではないかとみられた。
高齢者による交通事故をテーマに取材をしようと福井県を訪れた週刊誌の契約ライターである俊藤律は、この事故に違和感を覚え始める。
そして、俊藤律が被害者と加害者について調べていくうちに予想外の事実が判明する。ラストに明らかにされる驚愕の真実と考えさせられる結末。
母親がカルト宗教にハマり、家庭が崩壊したことを怨んでいた男が、元総理大臣を射殺した事件とシチュエーションが酷似していることに驚いた。
本体価格780円
★★★★★ -
高齢者のブレーキ踏み間違え事故という社会問題から、だんだんと村vs個に変化していく。認知症が故の事故なのか、故意に引き起こされた事件なのか。本筋はもちろん、枝葉のエピソードも良いアクセントで面白かった。
次から京都に寄って、15分寝ることにします(笑)
次から京都に寄って、15分寝ることにします(笑)
そんなのばっか観てる訳やないからね!w笑
そんなのばっか観てる訳やないからね!w笑