櫻子さんの足下には死体が埋まっている Side Case Summer (角川文庫)
- KADOKAWA (2022年5月24日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041125601
作品紹介・あらすじ
札幌で起きた「まだらの紐殺人事件」。マムシを凶器とし、14歳の少女が祖父を殺したというその事件に「えぞ新聞」記者の八鍬守は興味を持つ。毒蛇は凶器になりうるのか?そして櫻子に連絡を取ることに……
感想・レビュー・書評
-
番外編読めるとは僥倖。
櫻子も正太郎も遠くにいるままで、表紙になってる3人(八鍬さん、鴻上百合子ちゃん、磯崎先生―には薔子さん付き)がそれぞれ活躍する3話+櫻子と正太郎も集まった7ページエピローグです。櫻子はメール等でオンライン指導登場。
ホームズやアントワネットのネタが仕込まれてなかなか楽しく読めました。
ホームズのまだらの紐はヘビのこと知ってたら有り得ない話だと突っ込みどころ満載のトリックなんだけど(でも、好きな話)、ホームズリスペクトしながら穴だらけポイントつつきながらの、上手いマムシネタでした。ヘビの動きや飼い方など、少なくとも私の視点からは完璧。最近は血清治療じゃないんだ、へー、知らなかったとか、新しい知見も。あ、でも北海道は室内の温度一定でも、元々の温度低い所で爬虫類飼うと、低温で飽和水蒸気量少ない気体の温度を上げるから湿度管理が難しいんだよね。お風呂場みたいな環境が良いんだけど…。アオダイショウの幼体がマムシ擬態とか小ネタも拍手。ま、話とは関係ないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正確に書くと星3.9。
謎解きの内容が、というより、キャラクターなどの話自体が面白かった。 -
普段あまり考えていることが分からないような登場人物の事や変わっていく関係性を楽しみつつ、テンポの良く読めた。
-
櫻子さんも正太郎も脇役のside case summer
百合子のFile.2がすきでした。
推理は蛇が一番興味深かった。 -
櫻子さんシリーズは豆知識とか雑学が多くて勉強になりますが、今回も勉強になることが多かった!
元から櫻子さんシリーズ知ってる人やまだらの紐原作を読んだことある人はより楽しめると思います。個人的にキャラクター達のその後を知ることが出来たのがめちゃくちゃ嬉しい....。櫻子さん好きにはぜひ読んでもらいたいです! -
分類:913.6-オ-18
-
旭川が舞台のこの話とても身近に感じられストーリーに引き込まれていきました。
著者プロフィール
太田紫織の作品





