死仮面 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2022年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041126141

作品紹介・あらすじ

昭和23年秋、「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警へ挨拶に立ち寄った。ところがそこで、耕助は磯川警部から、無気味な死仮面にまつわる話を聞かされる。東京で人を殺し、岡山に潜伏中の女が腐爛死体で発見され、現場に石膏のデスマスクが残されていたのだ。デスマスクはいったい何の意味なのか。帰京した耕助は、死んだ女の姉の訪問をうけ、さらに意外な事実を聞いて、この事件に強い興味をそそられた。三十年ぶりに発掘された巨匠幻の本格推理に絶筆「上海氏の蒐集品」を併録する。

みんなの感想まとめ

昭和の女学生たちが織りなす独特の雰囲気が漂う中、緊張感あふれるミステリーが展開されます。主人公の金田一耕助が、無気味なデスマスクにまつわる事件に挑む姿は、読者にワクワク感を与えます。岡山を舞台にした物...

感想・レビュー・書評

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  • 八つ墓村を後にした金田一耕助は、立ち寄った岡山県警で彫刻家が書いた告白書を目にする。
    後に帰京した金田一が依頼を引き受ける「死仮面殺人事件」の神秘的な事件の始まりだった。

    ー------

    デスマスクが送られてくるという謎にどのような展開があるのだろうと思いながら読んだのですが。何故か学校に不審者が出るというものになってしまい、徐々に興味が無くなってしまいました。告発書は生々しさを感じて面白く感じました。

    次→犬神家の一族

    (読みたい順)
    ・本陣殺人事件
    ・獄門島
    ・蝶々殺人事件(由利・三津木シリーズ)
    ・蝙蝠と蛞蝓
    ・黒猫亭事件
    ・百日紅の下にて
    ・殺人鬼
    ・黒蘭姫
    ・夜歩く
    ・ 八つ墓村
    ・死仮面
    ・犬神家の一族
    ・女王蜂
    ・悪魔が来りて笛を吹く

    ※色々考えましたが、読みたいシリーズが多くなってきたので、「悪魔が来りて笛を吹く」で今年の金田一耕助シリーズは読み終わろうと思います。「女怪」と「鴉」は、また来年読もうと思います。

  • 『死仮面』
    女学園が舞台の金田一を読んだのは初めてかな?昭和の女学生たちの姿が思い浮かんだ。こういう雰囲気は結構好き。岡山と繋がってて磯川さんも登場するのも嬉しい。

    『上海氏の蒐集品』
    金田一作品ではない。戦争を経験した人間の悲しく不思議な物語。

  • デスマスクは顔のない死体や入れ替わりトリックなど色々なトリックに使えそうでどんなトリックなんだろうとワクワクしました!

    ただ内容が中編もないボリュームで物足りない…上海氏の方もあまり好みでは…。
    最近長編ばかり読んでいたからかな。
    ただどちらの物語も綺麗にまとめられていて締めも綺麗です。

  • 伏線が仕掛けられてたのに気づかなかった〜ちょっと悔しい。

    読みやすく、サクサク進んだ。

    犯人は読んでけばわかりやすいかな。
    だからこそちょっと悔しかった。

    おまけの短編はなんかあまり好きではないし、しっくりこなかった。

  • 『死仮面』(☆4)
    「八つ墓村」事件を解決した金田一耕助は、岡山県警・磯川警部のもとへ挨拶に訪れた。そこで聞かされたのは、顔もわからぬ女の腐乱死体の話。その死体の上にはなぜかデス・マスクが置かれていて──。

    デス・マスクによって特定されたのは、東京で人を殺した女だった。帰京した金田一は死んだ女の姉の訪問を受け、デス・マスクを巡る奇妙な事件へと誘われる。父違いの三姉妹とその母が一つ屋根の下に暮らして、何も起こらないはずがない!デス・マスクよりも恐ろしい生きている人間の執念を感じた。

    金田一とタッグを組むのは白井澄子という女学生!彼女を守り、導きながら物語が進むのが新鮮!いつもならラストまで言わない推理の過程をヒントとして伝えるのも面白い。女学園で起こるサスペンスのハラハラ感や派手な演出は、今で言う赤川次郎作品のようでエンタメ感も満載で楽しめた!

    「ぼ、ぼくは大丈夫、なにしろ天狗飛び切りの術を心得ておりますからな。は、は、は」
    「あっはっは、きみのように賢いひとが、そんな上っつらの観察をするはずがありませんからね」
    など、金田一が澄子とユーモアあふれるかけ合いをするのが清涼剤となっていてよかった。

    抜けてしまった原稿を中島河太郎先生が補って完成させたという逸話も興味深い。読み終わって解説を読むまで違和感がなかった。完成させてもらえてよかった。

    『上海氏の蒐集品』(☆3)
    戦争で記憶を無くし、上海太郎として絵を描き田舎に住んでいた男。近くに住む少女・古池亜紀と仲良くなっていく。しかし、団地開発に伴い、土地を売って大金を得た古池家との関係は環境とともに激変する。

    都会と農村が錯綜している間隙こそ、犯罪が生まれやすいというのは横溝作品の土台とも言えるテーマ。農村が団地として開発されていく中で、景色も人間関係も破壊されていくのが恐ろしい。記憶喪失の上海氏が無意識と葛藤しながら行動していく姿は、真相を知った時こそ切ない。

    上海氏の家は秘密基地みたいな雰囲気があっていいなあ。生活感の中に潜む哀愁がたまらない。ちなみにこちらは金田一耕助が登場しない作品。

  • もう、冒頭からかなりおどろおどろしい。デスマスクですもの。
    時系列としては八つ墓村後の金田一。

    同時収録の『上海氏の蒐集品』は金田一シリーズではなかったけれど、これまた独特の雰囲気で印象的。最後は思わず…

  • 『死仮面』と『上海氏の蒐集版(コレクション)』の2作を収録。
    『死仮面』はデスマスクが引き起こす事件を金田一耕助が解き明かすというもの。短いながらも読み応えたっぷり。
    『上海氏の蒐集品』は記憶を失った男を描く物語。
    読んでいて哀愁を感じた。

  • 結局掲載誌を全部見つけられず、一部は補完された話だったのか。
    全く違和感なかった。
    デスマスクの謎、芸術家の謎、そして教育者の女史が抱えていた闇。
    様々な謎が絡み合っていくのが面白く、ページを捲る手が止まらなかった。
    今回の相棒的な相手が女子高生だったのも新鮮でよかった。
    彼女にもまた秘密があって……隙のない仕様だ。

    上海氏の話は真相が分かると、より悲壮感が増すという。
    すれ違いが悲しい。
    警察が解決したと見なした話が事実と異なっているのも悲しい。

  • 読了

  • 誰が犯人なのか最後まで分からなくて面白く読めた。最後の話は、なんとも言えない話だった。

  • 「死仮面」の冒頭にある野口慎吾の手記が大変好き。「その女のいのちは眼にありました」という書き出し、良すぎでは??
    「上海氏の蒐集品」は上海氏のやるせなさが半端ねぇ…

  • 二話収録されていて、一話目の「死仮面」は金田一耕助もので、いつもの複雑な家族関係とおどろおどろしいストーリーでしたが、二話目の「上海氏の蒐集品」は物悲しさが漂う不思議なテイストでした。

  • 『死仮面』人や日付が錯綜していてこんがらがる。が、分かるとかなりすごい事件でわくわくする。八つ墓村帰りにこれとは、さすが金田一先生。
    『上海氏の蒐集品』読み終わった後のやってらんねえ感がすごい。誰か教えてやってほしい。あんなに恋しかった父親は、自分で切り捨てたんだよ。

  • ザ・金田一。血をめぐる骨肉の争い。たぶんそうなのだろうと思いながら、やっぱりそうかと思いながら、映像向きだなあとお話を読み進めました。

  • ★3
    八つ墓村読んだ後に読んでいれば没入感も一層あったかもしれない。面白かった。

  • 2022/05/28読了

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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