最後の晩ごはん ゲン担ぎと鯛そうめん (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041127315

作品紹介・あらすじ

「芦屋さくらまつり」の季節がやってきた。
定食屋「ばんめし屋」はその機会にランチ営業をしてみることに。
初めての客から歓迎されるが、深夜営業にポリシーを持つ夏神は、複雑な気持ちになる。
そんなある晩、大学時代に救えなかった彼女の香苗が霊となって現れ、
夏神は衝撃のあまり気絶してしまう。
一方海里は、後輩・李英と二人で朗読の舞台に上がるため、懸命に練習に励み……。
夏神も海里も大きな一歩を踏み出す第18弾!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第18弾
    やっと夏神の彼女、香苗さんが現れた!
    (幽霊です)
    明るくてさっぱりしていて、夏神とぴったりの素敵な人。
    幽霊の香苗さんと夏神が喋ってる様子は、きっと学生時代のままで…
    そう思うと切なくなる。
    それでも二人で思い出の料理を一緒に食べて、しっかりお別れの出来た夏神は、大きな一歩を踏み出すのです。

    一方海里も、朗読の舞台に一人で上がるという、大きな試練に立ち向かう。
    二人とも前へ進んでいるなぁ。
    そしてその二人を見守るロイド(眼鏡の付喪神)が、本当に温かい。
    好奇心旺盛でお茶目なのも笑いを誘うし、欠かせない存在ですね。

    今回の食べてみたい料理は、夏神が海里のために作る景気づけの昼飯「鯛そうめん」
    尾頭付きの鯛に片栗粉をまぶし、そのまま揚げるの。
    それを濃いめの出し汁で煮て…
    わぁー美味しそう♪


    香苗さんが夏神の胸の中に置いていったもの。
    それは、いつまでも消えない灯りだそう。
    同じような体験をした作家の淡海と夏神の会話から…
    「マスターは、小さな灯りを手に入れたんだね。僕のは、小さな羅針盤かな」

    じんわりするなぁ。

    • みんみんさん
      aoiさんこんばんは〜♪
      このシリーズ好きなのに…たぶん10巻くらい?でストップしてるの(/ _ ; )
      また最初から読もうかな笑
      フシノミ...
      aoiさんこんばんは〜♪
      このシリーズ好きなのに…たぶん10巻くらい?でストップしてるの(/ _ ; )
      また最初から読もうかな笑
      フシノミチルさん好きなのよ♪
      鬼籍通覧ってシリーズも面白いですよ!
      法医学のシリーズ_φ(・_・
      2023/06/06
    • aoi-soraさん
      みんみんさんも読んでたのね\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/
      ロイドがツボなのよ(笑)

      椹野道流さんって最近まで男性だと思い込んでて、さてさてさん...
      みんみんさんも読んでたのね\⁠(⁠^⁠o⁠^⁠)⁠/
      ロイドがツボなのよ(笑)

      椹野道流さんって最近まで男性だと思い込んでて、さてさてさんに女子高出身だと教えてもらったの(⁠・⁠o⁠・⁠;⁠)

      他のシリーズ読んだことないから、法医学の気になる!
      2023/06/06
    • みんみんさん
      お医者さまよ〜法医学教えたりしてます!
      鬼籍は法医学不思議系ちょっとホラー笑
      お医者さまよ〜法医学教えたりしてます!
      鬼籍は法医学不思議系ちょっとホラー笑
      2023/06/06
  • 〈最後の晩ごはん〉シリーズ第18作。
    こちらもこんなに長いシリーズになるとは思わなかった。

    いつ出てくるのかと気になっていた、夏神の亡くなった彼女・香苗がついに登場。なぜ今になって?と思っていたが、きちんときっかけがあった。
    香苗は夏神の彼女らしい、さっぱりとした素敵な人だった。
    そして毎回ロイドの気遣いも素敵だなと思う。

    一方の海里&季英の朗読劇の方だが、順調に行っているかと思えた矢先にまたも季英の体調不良が起こる。
    何だか季英は不運だなと思うが、俳優・ササクラが言うように良い経験を詰めていると良い方向に考えるしかない。これを乗り越えたら、きっと一皮も二皮も向けた役者になれそうだ。

    海里は夏神の周辺で起こっていることを知らず、というよりついに一人になってしまった朗読劇の方で精いっぱい。なのにササクラからの思いもかけぬ提案に更に動揺。だが彼もまたこの朗読劇をきっかけにどんな役者になるのか楽しみだ。

    このシリーズのレギュラー陣は悪い人はいないのだが、個人的にちょっと苦手なのは作家の淡海。なにしろ以前海里にひどいことをしたのだから、作家の業がまたどんな形で顔を出すのか気が気でない。
    今回も海里が一人でやる朗読劇を淡海に選んでもらうことを頼んだ時、一体どうなるのかと心配になった。
    結果は…読まれてのお楽しみに。

    それにしても夏神と淡海、対照的な二人が最後にこんな風に思いを共有することになるとは思わなかった。

    レギュラー陣それぞれが様々な痛みや辛さを抱えつつ、互いを支え合って気遣って背中を押し合って、少しずつ前に進んで行く様子が良い。
    それぞれの将来の姿も楽しみ。

  • 夏神さんと彼女さんのひとときが爽やか切なすぎた巻。
    大学生のころ、登山中に死んでしまった彼女の香苗さんが幽霊として夏神さんの目の前に現れます。
    彼女さばさばしててかわいくていい子で、素敵爽やかカップルすぎる。
    だからこそ、彼女はもう幽霊なんだという事実が切ない。

    海里と李英はあらたな挑戦に邁進する中、なかなか健康運的に踏んだり蹴ったりな李英くん。はやく完全復活するといいね。

    登場人物みんながじわじわと確実に前に進んでいるのを実感。

  • シリーズ第18作。
    夏神と海里が、それぞれ新たな一歩を踏み出す。

    居心地のいい場所に留まっていると、じり貧。挑戦する者に道は開ける、ということか。

  • 「ばんめし屋」のシリーズも、もう18冊目。
    「書き飛ばしたら薄っぺらくなる」という、淡海吾朗(おうみ ごろう)先生の言葉通り、コツコツとエピソードを積み上げてじっくりと海里の成長を描いてきたけれど、今回は少し大きな節目に当たるかもしれない。
    それにしても、淡海先生が登場すると、また何か企んでいるのではないかと、いまいち信用できなくなってしまった私である。
    「小説家としての興味から」という業から逃れることはできないんだろうなと思いつつ、悪い人ではないんです。
    プロローグとエピローグがこんなふうに対になっていたとは。
    ひとまず安心しました。
    夏神が自分の師匠にしてもらったことを、弟子の海里にしてあげる。
    素敵なことだと思います。
    夏神の亡くなった恋人、香苗さんのことでもようやく晴れる心もあって・・・良い話でした。

  • 夏神さん、香苗さんときちんと話が出来て良かった。
    出来ることなら香苗さんのご両親にも聞いて欲しかったけど、そうなると色々ややこしいことになりそうなので、仕方ないか。
    李英は試練の連続。
    まぁまだ若いしね。才能もあるし、周りの人にも恵まれて、これから先もどんどん成長しそう。
    海里も、自分のことは見えてないけど、ロイドや淡海先生の言葉で少しは自信持てたかな。
    春は別れと挑戦の季節。
    前向き、って難しいけど、一歩踏み出せたら後は進むだけ。
    夏神さんの一歩は大きい。

  • 面白かった

  • よくみたらシリーズ18作目
    なぜこの本から読み始めたのかはわからないけど、なかなかおもしろかった。
    おいしいごはん作れるようになりたいなあ

  • 夏神さんの恋人、香苗さんが登場。
    今まで全く現れなかった理由についても『夏神さんがお墓に来なかったから知らなかった』と語られており、夏神さんだけでなく、読者も納得。
    香苗さん、サバサバしていて、もし生きていたら海里の義姉である奈津さんと気が合いそう。でも、香苗さんの死が無いと、夏神さんは料理人の道に進んでいたかわからないしなぁ。
    海里は今回李英のこともあって香苗さんの存在に気づくこともできなかったから、来ていたってことを知ったら残念がるだろうな。

  • 海里と李英の舞台がようやく軌道に乗り始めたと思ったら李英が帯状疱疹・・・、ストレスや病み上がりで弱っているとはいえ、海里一人で舞台に、という流れにしたくてこうしたとしか思えない。ササクラさん、かっこいい先輩俳優。俳優は「アマチュア関われたら」と考えつつ未練が見え隠れする海里には二足でも三足でも草鞋を履いて続けてみれば良いのよ。
    夏神さんの亡くなった恋人が現れてちゃんとお別れができた。
    これが最終巻なのかな?

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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