潮風メニュー (2) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2022年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041127483

作品紹介・あらすじ

とれたての魚介類と、地元の有機野菜を使った料理が評判を呼び、海果の店は軌道に乗りはじめた。わけあって一人暮らしの 13 歳の愛に加え、迷子のサバトラの子猫も海果の家で暮らすことに。しかし、この店ごと買い取りたいという人が現れて――潮風の中で始まる恋と友情、そして新しい夢。葉山の海辺にある小さな料理店を舞台に、自分の居場所を見失った人々が、心を癒していく姿を温かく描くシリーズ。爽やかな感動の物語。

みんなの感想まとめ

心温まる青春物語が描かれたこの作品は、神奈川県葉山町の小さな食堂を舞台に、料理を通じて人々の心が癒される様子を描いています。主人公たちはそれぞれの悩みを抱えながらも、他者への優しさを忘れず、素敵な関係...

感想・レビュー・書評

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  • 『潮風キッチン』の続編。神奈川県葉山町の食堂を舞台にした小説。1作目で慣れ親しんだ空気感に再び触れ、海近くのこじんまりとした食堂で金銭面の苦労がありながらも、地元の魚市場や農家から傷物の原材料を安く仕入れ、楽しく食堂を切り盛りする様子にとても心安らいだ。本作では中学校でのお弁当販売も開始。
    どの登場人物も、それぞれ抱えているものはあるが、他人への優しさを忘れず素敵な関係。食堂のすぐ裏が浜辺というのも良い。そんな町で過ごす青春時代は楽しそう。更なる続編を期待!

  • 続編です。
    個人的には慎ちゃんより一郎くんの方が好きです。

    だんだんお店の商売が大きくなってて素晴らしい。
    2人ともこのままこのお店続けて行ったらいいのにねぇ。
    にゃんも可愛いし、ご飯美味しそうだし、なんとなく海の香りを感じる素敵なお話でした。

    続編出ないかなー。出てないかなぁー。

  • 海辺の田舎町でお店を構える女性と
    その周りの人々のお話。

    それぞれが何かを抱えながらも
    それぞれが支え合い
    お料理を食べて前を向いていく。

    温かい人の感情が
    読み取れるお話でした。

  • 借金を残したまま母親が家を出て、一人になった18歳の海果

    母親が入院、父親が不在の中学1年生 愛と2人で築50年の小さな居酒屋〈つぼ屋〉を切り盛りしている

    ようやく経営の見通しがたちはじめたところ、店ごと買い取りたいという申し出があり……

    愛を気づかう若い漁師の一郎はプロ野球への思いを秘め
    左遷のピンチにある信金職員 葛城は離婚調停に臨み
    陰のある人気の若手俳優 慎は父親の選挙で海外に身を隠している

    葉山の小さな料理店を舞台に“自分の居場所を見失った人々”が再生し、希望を見つけていく“爽やかな感動の物語”

    旬のメニューにくわえ
    〈出演者全員がそれぞれ主役〉
    〈心が無添加〉
    〈フードロスはハートロス〉
    など、心にしみることばも味わえる

    〈人と人は、ときとして本物の家族より強い絆で結ばれる事があるのだろうか……。〉

    『潮風キッチン』に続く第2作
    愛らしい“登場動物”もくわわって、2022年9月刊

  • 明るく生き抜く力を与えてくれる。
    それが喜多嶋隆さんの小説です。

    それは、そこに描かれている登場人物が
    皆それぞれ一本芯の通った生き方を
    しているから。
    もちろん、胃が痛くなるくらい悩み
    死にたくなるくらい追い込まれ
    涙も枯れはてていても、
    自力で、仲間たちの助けで
    それは1本芯の通った生き方に変わっていく。

    たかが、小説の一物語なのかもしれないが、
    これはごくごく身近に存在する、
    さまざまな問題解決ストーリーでもある。

    読者がどこまで深読みできるかわからない。
    私があらぬヒントを与えてもいけないが、
    ふたつだけ記載するとすれば、
    どんなにピンチでも、仲間は必ず助けてくれる。
    逆に助けるのが仲間ともいえる。
    逆に言えば、人づくり、
    仲間づくりが大事であるという事。
    もう一つは、仲間づくりのためには、
    まっすぐで、正直で、芯を持っているという事。
    小説の中では神様は見ている
    的な話が出てきますけど。

    総じていえば私のコンセプトでもある。
    「与えるものは与えられる」
    「5give 1take」
    その精神が流れている小説だろう。

    ストーリーを伝えることは簡単であるが
    あえて、ストーリーは伝えない。
    それは読者に感じてほしいからです。

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著者プロフィール

東京・本郷生まれ。明治大学卒。学生時代からロックバンドでドラムスを担当。卒業後、広告業界に入りCMディレクターとして海外ロケに飛び回る。そんな中、ふとしたきっかけで応募した小説現代新人賞(講談社)を受賞。作家としてスタートを切る。「ポニー・テールは、ふり向かない」などの作品は次々と映像化され、リズム感と叙情性を両立させた作品世界は、読者からの熱い支持を得ている。その後、葉山の海辺に移り住む。潮風が吹き抜けるハワイや湘南を舞台に、人生で大切にしなければならないプライドや愛を爽やかに描き続けている。KADOKAWA、光文社、中央公論新社などからの著書多数。

「2024年 『夏物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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