ラストエンペラー

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  • KADOKAWA (2023年12月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784041127681

作品紹介・あらすじ

EV(電気自動車)全盛の時代が目前に迫っていた。大手自動車メーカー・トミタの社長、村雨克明は、後世に残るガソリンエンジン車として、トミタの最高級車種「エンペラー」の新型モデルの開発を決意する。村雨は、イタリアの老舗自動車メーカー・ガルバルディで働く篠宮凛にプロジェクトリーダーを打診するが、凛からはある条件が。それは新型車の開発のみならず、EV時代のトミタを救うことになるかもしれない、前代未聞の提案であった。
日本車の輝かしい歴史の記念碑として、そしてその未来のために、自動車に人生を捧げた者たちの挑戦が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • ガソリン車が世界から消えて、EV車に変わって行く中で日本一の自動車会社の造る最後のガソリン車とは・・・?
    本作は、重っ苦しいビジネス小説とは毛色が違って、ほのぼの感が強めで「ホッ・・・」と楽しめる作品でした。
    どこにでもあった公衆電話が消え、今やガラケーさえ無くなり、スマホ時代。
    本当にガソリン車が無くなる時代も遠くないのでしょう。

  • 自動車業界にとってEV車は過去のガソリン車の遺産を継続できない窮地に追いやるものとなる。1千社をこえる中国国策での製造販売は世界の車製造会社にとって脅威であり、次なる戦略を立てる必須の課題だ。本書では超高級市場への舵取りをするために、イタリアの手作りの超高級車製造会社と協調・提携に舵を切る。人材の抜擢、人材の活用、日本・イタリヤ固有の文化芸術も取り入れた知恵と工夫を盛り込んだアート的車を手がける。現実、ガソリン車の行末は見えており次なる移動手段の乗り物を作り上げるのは必須であり、安価な製品を持つ中国企業・競争相手との差別化を意識した戦略戦術が今求められていると思う。

  • 厳しいビジネスの世界でそうそう上手いことばかりが続くことはないけど、実業に身を置いているものとして、こういうサクセスストーリーもたまには読んでスカッとしたいもんです。

  • 毎回のことながら現実世界でも使えそうなビジネスアイディア。今回はあっと驚く逆転劇はなかったがその分リアリティがあった。これを読んだ自動車業界が動くかも?

  • 残念としか言えない。
    自動車がどうなるのか、真剣に考えているはずなのに楽天過ぎる。
    リアリティがない。
    自分には夢物しか思えない。

  • 今度は、トヨタの表の物語。それはそれで楽しめる。表紙の車が、ラストエンペラーなんだろうな。内装に西陣織り…楡さんの創造力、今回も随所に。どっか真似しないかなあ。「車は所有欲を満たすものであり、見栄を張る道具」まさしく。

  • 市場が様変わりする中での、大企業の意思決定及び実行を描く一冊。かなり読みやすく仕事をする中での考え方なども学べる面もあるし、物語としても面白い。

    一方で、現場での苦悩や困難を乗り越える描写は少なく、最後のシーンでの感動のようなものは今一つ。

  • トヨトミのなんやらとは随分違う。

  • EV車への全面移行を決めた日本の大手自動車会社トミタが、最後に世界最高峰の高級車製造メーカーと組んで最高の高級ガソリン車製造に挑戦。現在の自動車製造環境や今後の見通しについて知ることができた。最初の心意気、志に期待したが、ストーリーは起承転結もなく平板であっさり読了。

  • タイトルから勝手に歴史ミステリだと思ってたら、トヨタ的な自動車会社の電気自動車に挑む的なお話だった。いつかガソリン車はレコードみたいになっちゃうのかなあ。

  • 村雨さん 何で こんな大きな会社の社長になれたんだろう。

  • 車、人、会社にかける想いは熱かった。

  • 近未来の自動車ビジネス小説。時代はガソリン車から電気自動車へ。厳選された人物がトミタに集結。最後のガソリン車となる『エンペラー』を手掛ける社運や如何に…著者の先見の明は秀逸。

  • 最後にして最高のガソリン車を作り上げるプロジェクトのはなし。
    衝撃のF 1事故に始まり、その関係者が繋がって超高級車が出来上がる。ゾクゾク、ワクワクが止まらない。失敗からの大逆転的なことは全くないが、主人公が女性ながら女性性を売りにすることなく、反対勢力を理論でスカッと治める場面など爽快。
    完成した車の描写に想像が膨らむ。見てみたい❗️

  • EVはいつ頃なんだろう。想像がつかない。

  • トミタ=トヨタ、は明白として、ガルバルディ=ブガッティ、なんだろうか?(韻的には) でも、ブガッティはいまやVW傘下でフランスの会社になってしまったので、だとしたら、フェラーリか?

    EV王国な中国が、今後、世界の自動車市場を席巻する、というシナリオはまさしく現実的に危惧される話。日本のOEMが生き残る手段として高級路線にはしる、はちょっと安易な気もしました。

  • 車の未来がEV化で決まりっていうのも寂しいが、生き残りをかけたメーカーの熾烈な競争の中に作り手の夢がちゃんと詰まった車の未来があるか、その問いを踏まえて描いた作品なのだろう。

  • 全車種をEVにすることを決めた自動車メーカーが、最後に超高級ガソリンエンジン車を出すことにした。どうすれば売れる車が作れるか。

    ほぼ予想通りの展開になるものの、現代の物作りについて考えさせられること多し。

  • ラストエンペラーは中国の皇帝の話かとタイトルを見て思って読み始めた。
    電気自動車、完全自動運転者、など大きく変わりつつある自動車業界の中で、最後の高級ガソリン車をラストエンペラーと名付けた物語である。
    何台もトヨタの車を乗り継ぎた経験から、自動車はトヨタで良いのではないかと考えてきた。
    もちろん高級なセルシオも、センチュリーも乗った事はなく、大衆車に乗り続けてきたのだが、
    最近のニュースでトヨタの不祥事、ダイハツのトヨタブランドの車の不祥事、などが相次いでおり、豊田社への信頼も1部由来でいるような気もするが、EV車の時代にどう変化していくのか、予測ができないのかもしれない。国を挙げて支援を続ける。中国では、圧倒的なEV車の輸出生産の結果が報道されているが、一方で将来EV車に向かうのかどうか?と言う報道も続いている。本書の中で指摘している様々な問題点がどのような方向に向かうのか注目してみたい気もしている。

  • この作家にしては駄作と思える。もっと奮い立たせるような熱い小説を期待していた。
    あまりにも陳腐。あまりにも予定調和の筋書きであり、途中で読む気が失せる。
    次作に期待したい。

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著者プロフィール

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の96年、30万部を超えるベストセラーになった『Cの福音』で衝撃のデビューを飾る。翌年から作家業に専念、日本の地方創生の在り方を描き、政財界に多大な影響を及ぼした『プラチナタウン』をはじめ、経済小説、法廷ミステリーなど、綿密な取材に基づく作品で読者を魅了し続ける。著書に『介護退職』『国士』『和僑』『食王』(以上、祥伝社刊)他多数。

「2023年 『日本ゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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