怪談徒然草 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 119
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041128091

作品紹介・あらすじ

「平家がまだピチピチしていて、とてもよろしゅうございました」と壇ノ浦での旅行を語る加門七海が、体験した本当にあった怖い話。中国旅行中に重慶の旅館で出会った死神。無理やり造りを変えてしまったために、氏子が次々と死んでしまった神社。付き合う男性が全員死んでしまった絶世の美女。そしていまだに続いているという東京都慰霊堂と三角屋敷を巡る話(完全封印版)などありとあらゆる体験を語った「怪談本」の決定版。真の恐怖は怪談語りにあり。著者の初期の怪談実話集、待望の復刊。文庫版ように、「三度目のあとがき」を書き下ろし。解説は東雅夫氏。

感想・レビュー・書評

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  •  結局、某建物の話のまとめを読みたくて、また手に入れてしまった。

     怖かった((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

     近づいてはいけん

  • 恐かった…。完全封印されたあの家の話は恐怖しかない。加門七海さんの恐怖体験はすごく怖いはずなのに本人の性格がサッパリしてるからなのか怖さが柔らかい。

  • 最終章の三角屋敷の話が怖かった。猛暑の日にはオススメ。タイパ重視なら最終章だけ読んでも十分楽しめる。

  • “三角屋敷の怪”が怖すぎます。この本は20年前に初刊されたようですが、まだ話は終わってないのだとか。災いが起こるのじゃないかと、口にするのも怖い。

  • 面白かった。怖い体験(心霊)って体験する人はたくさん経験するんだなぁ。見えなくて良かったとつくづく思う。興味津々で読ませていただきました。ちなみに夜に読むのは避けました、怖かったので。

  • ひとつひとの話がめちゃくちゃ怖かった…!一気読みしてしまった。語りのスタイルなのも怖さを増すポイント。

  • 大変に興味深く楽しく読んだ。
    前の本も持っているが、買ってしまった。
    三津田さんがまだ編集者w
    有名な三角屋敷のお話もだが、自分的には「町工場の話」が好き。あと「子供の為に人形を」のお話も。 この本は前の本からなのだが、読むと(何回も再読もしているが)途端に眠気が来て読書続行出来なくなってしまう。謎すぎる。
    檀ノ浦の神社。
    自分もあのゾーンは何故か何度も目をやってしまい、気になって行くと芳一のテープも止まり、一瞬何もかもが無音になってとても眠くなった。
    これも謎すぎる。
    一応、平家筋だからだろうか。

  • 怖い。
    こわ面白い。
    ところどころ、肝に銘じないといけないことがあって付箋など恐る恐る貼ってしまいました。

    穢れは接触感染する。
    黄泉戸喫。
    骨董品のアクセサリーには気を付けること。
    どんな石でも私達より長く生きているから侮れる存在じゃない。

    うわーすごいな書き出してみると。
    これってふだんから本当に気を付けないとって思ってしまった。
    ワタシは霊的なものを見ることはないし、特に何もないかなと思うけれども、実話怪談大好きで読みまくってるけど、読んだはしから忘れるのは知らないうちに守ってるのかもしれません。
    小説や物語なら覚えているのに、実話怪談を忘れるって結局のところそうなのかなーと思っちゃうんですよね。

    それにしても今回の加門七海先生の話はあまり怖くないように話されててそこが余計に怖かった!!
    この本は大切に本棚にいれようと思います。

  • 図書館。ブクログのおすすめリストにあったので。
    自分が対談形式に慣れていないからかもしれないが、時折入る馴れ合いみたいなのと、終始語り手の作家さんの言葉の端々(誰にでもタメ口なんだなとか)や態度の大きさみたいなものが気になって、あまり話に入り込めなかった。怪談オールナイトみたいなので聞けば入り込めたかも?

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著者プロフィール

加門七海
<プロフィール>
東京都生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』でデビュー。伝奇小説・ホラー小説を執筆するかたわら、オカルト・風水・民俗学などへの造詣を生かしたノンフィクションも発表。自身の心霊体験をもとにした怪談実話でも人気を博す。小説に『203号室』『祝山』など、ノンフィクション・エッセイに『大江戸魔方陣』『お咒い日和』『墨東地霊散歩』『加門七海の鬼神伝説』など、怪談実話に『怪談徒然草』『怪のはなし』など多数。

「2023年 『神を創った男 大江匡房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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