記憶の果ての旅 (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2023年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041128305

作品紹介・あらすじ

みんなで遊んで眠るだけの平穏な毎日をくり返していた「ぼく」。
見知らぬ男に道案内を頼まれたことで、いまの生活のおかしさに加え、あることに気づく。
「自分がだれだかわからない」。
町を出た「ぼく」は旅の仲間たちと出会う。
忘れていたことばと気持ちを思い出すにつれ、世界への疑問は深まるばかり。
旅のおしまいで待ち受けていたものは――。
いまを生きる勇気をもらえるファンタジー。

※『ぼくは〈眠りの町〉から旅に出た』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 自分のことがわからない、そこがどこでどんな場所なのかもわからない。そんなところから始まる旅は、一体どういう目的で、どこへ向かうのだろう。
    わからないことだらけでも、急かされるような雰囲気ではない。ゆっくり読み進めた。

    旅をするうちに、ただぼんやりと広がっていた世界に徐々にピントが合っていくようだった。向かう先を意識するようになり、同時に覚悟も備わっていったように思う。
    想像の答え合わせができないが故に怖さを感じることも、この物語みたいなのかもしれないと思えば、少しは不安が和らぐ気がする。
    「記憶の果ての旅」か。そうだといいなあ。

  • 自分のいる世界に疑問を持つ。ここは私がいるべき世界ではない気がする。中高生のころはそんな気がしてたなぁ。
    この世界から旅に出て、仲間が増えそして最後には……

    あぁそうか そういうことなのか

  • Amazonの紹介より
    「ソナンと空人」シリーズ著者が贈る、希望のファンタジー。みんなで遊んで眠るだけの平穏な毎日をくり返していた「ぼく」。見知らぬ男に道案内を頼まれたことで、いまの生活のおかしさに加え、あることに気づく。
    「自分がだれだかわからない」。
    町を出た「ぼく」は旅の仲間たちと出会う。
    忘れていたことばと気持ちを思い出すにつれ、世界への疑問は深まるばかり。
    旅のおしまいで待ち受けていたものは――。
    いまを生きる勇気をもらえるファンタジー。
    ※『ぼくは〈眠りの町〉から旅に出た』改題。



    ここはどこ?私は誰?モヤモヤとした何も分からない状況から始まるので、これは現実?空想?近未来?といった色んな想像が駆け巡りました。

    分からない状態で始まり、「仲間」と出会い、一緒に「旅」をし、そこで何かを得るといった展開なので、ある意味RPGでした。

    今までの環境から新しい環境へ。比較するからこそ徐々に生まれてくる「自我」。孤独や喜怒哀楽など環境の変化によって発生する感情が登場するので、無色からカラーな世界へと変化しているようで、登場人物の「成長」を楽しめました。

    ただ、明確な答えが最後まで明かされないので、ずっとモヤモヤ感はありました。重要なキーワード⁉︎と思うようなものもあるのですが、謎だらけで逆にワクワク感はありました。

    そんなこんなで、最後に明かされる真相は、衝撃度としてはちょっと弱いなと思いました。どうしても最後まで明かされないと期待度が高まってしまうので、この世界が何なのか?分かったものの、違う意味でのモヤモヤ感がありました。

    もう少し、「現実」とリンクさせても良かったかなとも思ってしまいました。

  • 思い出せない事ばかりの不思議な世界。なんだろう?

  • とても素敵な物語。人間という存在について、ユニークな視点での解釈が提示されます。読了後は、なにか自分が大きく肯定されたような、強く励まされたような心持ちになりました。もしかするとこの物語自体、人が根源的に抱える孤独感への「癒し」なのかもしれません。いまの余韻が冷めないうちに、ひと月遅れて刊行された『旅する通り雨』も読み進めたいと思っています。

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著者プロフィール

1963年広島県生まれ。鳥取大学農学部卒業。91年に日本ファンタジーノベル大賞に応募した『リフレイン』が最終候補となり、作家デビュー。98年、『ヤンのいた島』で第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。骨太な人間ドラマで魅せるファンタジーや、日常のひだを的確に切り取るミステリーなど、様々な世界を展開している。その他の著作に『瞳の中の大河』『黄金の王 白銀の王』『あやまち』『タソガレ』『ディーセント・ワーク・ガーディアン』『猫が足りない』「ソナンと空人」シリーズなど多数。

「2023年 『旅する通り雨』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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