ブスに花束を。 (12) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
4.80
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本棚登録 : 81
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041128596

作品紹介・あらすじ

花と陽介の関係が周囲に知られてしまう日が、ついにやってきた! 自分の心と向き合う花。陽介との恋は果たしてハッピーエンドを迎えられるのか―――? 絶対感涙の完結巻!

感想・レビュー・書評

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  • 梟谷さんというラスボス並のキャラクターとの決着が早い段階でついていたので、それ以降が蛇足にならないか心配でしたが、そう思う事は一度もなくしっかり完結までラブコメを楽しむことが出来ました。

    二人の関係をどう打ち明けるのだろうと思っていたのですが、読者側も巻き込んだ突発的な方法だったので、上手いなぁと感心しました。

  • 好きでした。終わってしまって寂しいような、これくらいのボリュームが丁度いいような。

    登場人物みんな個性的だけど基本良い子で、わざとらしくない性格の良さ。
    主人公がブスという設定の漫画は沢山あるけど、メガネ取って髪整えたら実は美人!みたいなのじゃなくホントにブスっていう設定も好き。
    そして周囲がちゃんと主人公をブスと認識した上で、きちんと性格を見て好きになっているところも素敵。

    全巻通して本気で泣いちゃったシーンは2つありました。1つ目は花が「わたしブスだからぁ」と泣きながら走るシーン。
    2つ目は陽介が花の父親と将棋しながら話をするシーン。親目線で泣いてしまった。

    人に薦めたい漫画ナンバーワンです。

  •  堂々完結&アニメ化決定で、めでたいやら名残惜しいやらな12巻である。

     文化祭での新橋惑乱劇。
     花屋の神田さんのお見合い騒動。
     そしてテレビを通じた交際バレから始まる花ちゃん風ファッションの流行。
     おおむね学生らしい(神田さんは別だが)騒動のコミカルさ、そしてその中に痛烈に響く繊細な思い。
     それらが絡み合いながら進行し、末に物語のテーマを抉る気付きがある。
     まさに堂々たる完結と言っていいだろう。

     終盤にはそれぞれの進路、未来の姿が描かれてのエンディングであり、美しいエピローグが描かれている。
     立つ鳥跡を濁さず、完璧なエンディングではなかろうか。

     そうでありつつ、惜別の思いをかき消す「アニメ化」の一報。
     報じ方としても完璧と言っていいと思う。

     どこまでを、どのように描くのか興味深いが、アニメによってより多くの人にこの素敵な物語が広まることを祈りたいところだ。

     完結に向かう物語、そしてそこで描かれる珠玉のシーンも合わせて、文句なしに星五つ、追加で三つほど追加して星八つ程度で評価したい一巻だった。
     シリーズを通して楽しく、そして綺麗に終わってくれた。
     読者としてはありがたい限りである。
     良い読書をさせて頂きました。ありがとうございました。

     なお、余談だが、整理されたカップリングの中で彼らが最初に結婚するのは解釈一致としか言いようがなかった。
     たぶんそうだよね、感が強いし、経緯もまあ、そうだろうなと。(笑)

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