火狩りの王 〈四〉星ノ火 (4) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2023年2月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041128916

作品紹介・あらすじ

一度は神宮を目の前にするも、神族の力により黒い森に戻されてしまった灯子たちは、ふたたび神宮を目指して動き始めた。煌四は炉六とともに海を越えて首都に戻り、妹の緋名子を探すことに。一方、森で〈蜘蛛〉が生み出したという特別な虫を探す灯子と明楽は、ある神族と出会い危機に陥るが……。はたして彼らは願い文を姫神に届けることができるのか。千年彗星〈揺るる火〉が、最後に下した決断とは? そして、伝説の「火狩りの王」は生まれるのか――。新たなる王道冒険ファンタジー、堂々の完結作!

感想・レビュー・書評

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  • なかなか、終わらせ方に複雑な思いでいる。
    以下、ネタバレ含みますので、注意。



    ハッピーエンドにしてくれと言いたいわけではないんだけれど……。
    結局「揺るる火」は、灯子がいることといないことで、選択の結果を変えただろうか。
    彼女の「選択できない」思いは、果たして星を滅ぼす決定打となったかというと、疑問だったりする。

    そして、灯子に託されたはずの「火狩りの王」の称号は、あっさりと明楽さんに渡されてしまう。
    明楽さんが一番背負い続けて、大変だろうに、まだ背負わされるのか!
    と思わず、驚いてしまった。

    一方で、治癒の神族パワーがあったりするくせに、緋名子ちゃんは人間には戻らず、苦しい。
    何も悪いことしていない、のなら、せめて楽な道を選ばせてやってくれと願う。

    これは一つの結末の在り方なんだろうけど、灯子たちのレジスタンスは、真実を突き止められたとは言えても、現実を変えられたとは言えないような気がする。ディストピアファンタジーだったなぁ。

  • 第1巻からはじまる序盤は興味を持って読みはじめましたが、終盤に近づくにつれてだんだん疲労感が・・・
    なんとか読み終えたという感じです
    作者もなんとか描ききったという感じがします

    上橋菜穂子さんの作品よりも想像力がいり、ファンタジー度は高めです
    終盤は主人公達の思考が混乱しているのか、著者の思考が混乱しているのかといった様相でした

    去ったキャラクターと生き残ったキャラクター、その差はどこにあったのか
    生き残った者たちも万全ではなく・・・
    この後半を映像化するのは、大変そう

  • ようやく終わったというしんどい4巻でした。著者の独特の言い回しと、どの陣営が味方なのかわかりにくい構図が物語を難しくしている気がしました。また、なぜ、灯子なのかも、正直よくわからず。全てがモヤモヤした読書でした。

  • 久しぶりに怒涛の没入っぷりで
    読み切りました!

    …が、もやもやする部分も残ってしまった。
    最後は発火病の謎が解けて
    何らかの対処法があきらかになると
    勝手に思っていたものですから。
    あと、綺羅と両親の関係性。
    なんであんな距離感だったのか
    私には最後まで腑に落ちなかったわ。

    とにかく、灯子がとても頑張り屋さんで
    その行く末を案じて読みました。
    これは「人」が
    他者に委ねていた生きる術を
    自分たちのもとに取り返す物語だったのかなぁ。

  • 一言でいうとしりすぼみ。灯子の影の薄さよ。

  • 同じところをぐるぐる回っているようなまどろっこしさに辟易した。もう一回読みたいか、と言われたらNOだ。

  • ここまでくるのが長かった……。
    沢山の人が入れ替わり立ち替わり出てくるので、人物相関図が欲しくなりました。

    アッサリと人の命が喪われていく最終巻、喪ったものたちを背負っていきるのはとても苦しそう。

    一読では、それぞれの心の内を読み切れなかった気がするので、またじっくり読み返そう。

  • ファンタジーとして世界観がしっかりしていて、壮大でとても面白い作品だった。
    ただ、血生臭く泥臭いシーンが多く、凄惨な死の場面も多くて、読み進めるのが苦しい展開。そして、いまの世界の成り立ちの謎も、これほど人を殺した神たちの行く末も、はっきりしないままの結末。
    新しいこれからの世界への希望は見えるが、スッキリしたラストではなかったのが残念。読後感がよくない。
    血生臭い残酷なシーンはアクセントにいいと思うが、それがこんなに長くダラダラ続くとツライ。展開に緩急が少なく、3巻、4巻はずっと張り詰めた緊張感が続くので、疲れてしまった。
    押井守でアニメ化されているので、そちらに期待しよう。

  • 話は面白いのだけど,文章のテンポが悪くて読みにくかった(特に戦闘のような動きのある場面).ボンズあたりがアニメ化したらすごく良いのができるんじゃないだろうか(押井守が構成・脚本を担当しているアニメはwowowでしかやってなくて,残念ながら未見).

  • 3巻目の序盤までは面白いと感じたけど、だんだん話のテンポが悪くなって、苦しい展開がひたすら続いていていたイメージ。
    4巻はラストに入るまでは読み進めるのがかなりしんどかった。
    終わり方がちょっと腑に落ちなくて、個人的にはあんまり好みじゃ無い結末だったかな。

  • 途中から読むのしんどかったな……いろいろな意味で。個人的には、ラストはかなり消化不良です。

  • 4巻まで読んだのに、消化不良な気持ちになった。
    灯子がいつどんな活躍をするのかと、今か今かと待ち望んでいたのに、千年彗星が灯子を選んだ理由(眺めていた人間たちに似ている)に繋がるからか「なんだかなぁ〜」と思ってしまった。
    急に色んな人が、実は!の登場も、またかとため息が出る。
    ただ、要所要所感動出来るところもあるので良かったかな。

    世界観とか設定が最高に面白いし好みなのに、登場人物の成長をあまり感じられなくて、そこに期待している方にはオススメできない。

    多分、私の読書力の問題だとなのだろうが、3巻以降足場がとにかく崩れて、どこに居るのか全く分からなくなった。一旦別れた人とすぐに再会して、で?ここはどこ?と何回もページを戻るハメに…。
    多分番外編も読むけど。月一ペースで間に数冊挟んだ読書だったので、今度は頭から最後まで読み直そうとは思います。

  • 20250.04.11

  • 場面がコロコロ変わるので、「い、今どこだー!?」とまたしても頭を抱えながら読んでました。冒頭に地図が欲しい。なんなら場所が変わるごとに「今ココ」表記が欲しい…絵付きで…!!(読解力なくて申し訳ない…)。こう…双六のように「はじめに戻る」とか「海から回っていく」みたいなコマがあるので…(読解力…)。。

    〈揺るる火〉が選んだ決断は、そうだろうなぁという納得がありました。しかしながらそこに行き着くまでにほんと何人死んだんだろうな…。好きな人物もいたので悲しい。容赦ないからなぁ…この物語。解説に”ファンタジイ”って表記があったけど、たしかに”ファンタジー”より”ファンタジイ”のほうが合ってる気がします。物語は完結したけど、破壊された建物も死んだ人も生き返らないし、世界の余命がぐんと伸びたわけでもない。派閥が消えるわけでもない。再度滅びかけた世界を再生できるかどうかが生き残った人たちにかかってる。生き残った人たちも超人ばかりではなく(一部神族もいるけど)、きっとここからが勝負どころ。政をまかされた明楽は今までよりこれからのほうが苦労しそう。心労すごそう。なんなら暗殺者とか差し向けられそうなので、周りをしっかり固めてほしい。生き残った神族が味方になってくれたらなぁ…。でもそれでも、この世界で生きていく、という強い意志を感じるファンタジイでした。

  • 読了後最初の感想は、「やっと読み終わった……!」
    主人公の行動は泥臭くリアルな描写が多い。
    読んでいる中で爽快感や、問題解決のスッキリ感は感じられず、ずっとほんのりモヤモヤしているのが続いているような気持ち。
    世界観や舞台設定はとても面白かった。

  • 面白かった。世界が良く作られてるし、設定も登場人物もいい。文体も好みだし、もちろん肝心の物語も。

    だけど……
    1巻2巻は純粋に楽しんで読んだけど、3巻から徐々にしんどくなりはじめ、最終的にはここまで読んだんだから最後まで読まないともったいない、というなかば義務感で読了した。
    開戦してから主戦場に到達するまでが異常に長い。時間的にはそんなに経過してないのに、文字数的・ページ数的にはすごい量になってる。
    決戦後も冗長に感じた。

    結末、タイトルでもある火狩りの王は不安しかない。
    偉業を成し遂げた狩人って意味の王なら納得だけど、国を治める実際の王としてはね…。頭脳は他に任せるにしたって、政治力も人心掌握力もカリスマも感じなかったから。
    よくよく考えると、灯子だけがハッピーエンドな気も。

  • あらすじは一巻目で。

    うーーーーん。面白かった。面白かったんだよ、テーマとか、神族たちと人間の関係とか、蜘蛛の思惑とか、木々人とか、色んな関係性は楽しかった。あと花嫁たちと回収車のあたりとか。ただなあ、いかんせん、最終決戦ステージ突入からが長い長い、とにかく長い。それで1.5巻は使ってるような気がする。あんまりこう、気持ちのいいファンタジーヒーローものみたいなのを期待して読んじゃいけない。登場人物は基本悩むし迷うし間違えるし、人間の弱さがかなり前面に出てくるので。読みにくくはなかったんだけどなあ。

  • 残念ながら1〜2巻ほどの求心力は感じられず。
    大枠はいいんだけど、何やら詰め込みすぎな印象かな。

    千年彗星は明楽が狩るような流れから、
    灯子に自ら狩られに行く。
    その理由がいまいち腑に落ちないうえ、
    灯子は「火狩りの王」になることをあっさり拒否。
    さんざん引っ張ってきた伝承とは一体…
    そんな適当に統治者決めて、周りから認められるんか?!

  • 大団円とは行かなくてちょっと寂しい部分もあるが、ひとまず世界は救われたもよう

    灯子にもう少し明るい未来が欲しい

  • 正直、最後まで物語を読むのは苦痛だった。どんな終わり方、灯子がどんな子なのか期待して最後まで読んだけど、うーん、結局最初から最後まで特に何の変哲も無かった…。描写の文字が多いし、その割に想像するのが難しいしで、最後の感想としては小さな劇場でやってる何かすごそうだけどよく分からない芝居を見た感じ。アニメとか映像にするなら少しは世界観が分かりやすくなって良いかもしれないけど、文字だけだと読むのが辛くなる。あと、世界観の割に内容が普通だったし、どの主人公にも感情移入が出来なかった。結局、神族は元々人間で、人間の高度な技術で進化した新人類だったというわけだけど、人間の統治に戻すのが良いってなったところで何が生まれるのかがよく分からなかった。人間は戦争して何も変わらない生き物じゃないかって何か哲学的な問答を繰り返してるみたいでつまらなかった。そんな誰でも思うようなことを最初から最後まで話して、新鮮味がなくどうしたかったのかよく分からなかった。火狩りの王という世界観は面白いのに残念。

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著者プロフィール

1984年、兵庫県生まれ。児童文学作家、日本児童文学者協会員。「雨ふる本屋」シリーズなど児童書のジャンルで活躍する中、2018年に冒険ファンタジー『火狩りの王〈一〉 春ノ火』を刊行、同作は全5作のシリーズとなりのちにアニメ化するなど大きな話題となる。他の著書に「すすめ!図書くらぶ」シリーズ、『魔法の庭へ』『日曜日の王国』など多数。

「2023年 『ネバーブルーの伝説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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