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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041128947
作品紹介・あらすじ
失踪した作家・青山黎明が遺した原稿。それは彼を長年悩ませる謎の転移現象の記録だった。転移に抵抗する青山だったが、更なる悪夢に引きずり込まれていく(「フーグ」)。ある呪いを背負った青年の生き地獄、この世のものとは思えないある絶唱の記録など、至高のホラー4編による絶望の連作集。『黒い家』『天使の囀り』『悪の教典』……いくつもの傑作を生み出した鬼才・貴志祐介が10年以上にわたり描き続けた新シリーズが遂にベールを脱ぐ。
感想・レビュー・書評
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4話の暗黒奇譚集。
静かに始まる…それがゆるやかに加速しだして結末はこちら側に委ねられる、とそんな妙な気持ちになる話である。
まさに帯にあったように生きながら、地獄に落ちるということなんだろうか。
震えてしまうような恐怖はなくとも経験したくはないと思える怖さはある。
それは、不可解だと思ってしまう出来事だからかもしれない。
「餓鬼の田」〜奇妙な宿命を背負った男が語る、おぞましくも悲しい因果の物語。
前世の記憶に絡めとられてもはや現実の自分をまともに見ることができないとは…。
「フーグ」〜作家が体験した超常現象の記録。たどり着いた戦慄の真相とは。
夢の中の出来事だと思うには不可解すぎて、瞬間移動現象を起こしている身体をどうにもできない、恐怖に向かって引き寄せられしまう最期。
「白鳥の歌」〜無名歌手が残した空極の絶唱には恐るべき秘密があった。
あまりにも魅了される美声に込められたのは壮絶な思いからだけではないだろう。
「こっくりさん」〜追い詰められた人々が挑む禁忌の儀式。命懸けのゲームの結末は。
小学生の頃、友人たちとこっくりさんをしたことがあったのを思い出した。
命懸けではなかったが…。
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『梅雨物語』の美しさと妖しさに驚愕したのでこちらも。
やはりゾクゾクさせてくれました。
『フーグ』は主人公が何故こんな目に遭うのか 最後まで不明で、それがまたまた怖かった。 -
突然ですが一番好きな作家さんは誰ですか?
一人に絞るのは難しいですね(^_^;)
じゃあ、お気に入りの作家さんは…?
私は貴志祐介さん!
お気に入りの5人、いや!?3人に入るかも!
そんな大好きな貴志さんの新作『秋雨物語』が図書館に入ったので速攻で借りましたよε≡≡ヘ( ´Д`)ノ
帰って本を開きワクワク!
ページをめくり、めくり、めくり、めくり、
あれっ!?
めくる手がとまっちゃたよ…^^;
すみません…、なんかあまり面白くないかも…
大好き貴志さんなのに〜_| ̄|○ il||li
確か、貴志さんの最近の作品『罪人の選択』『我々は、みな孤独である』も個人的にはちょっと……でした
けど、やっぱり大好き貴志さんですから一気読みしましたよ
短編で最後の『こっくりさん』はちょっと面白かったかな
ふつうの「こっくりさん」と一番違うのは、ロシアンルーレット・バージョンということ
お告げを聞くために誰が犠牲にならないといけない…
勿論、犠牲とは「死」である
さぁ!これから貴志作品を手に取る方は必ず昔の作品からお読み下さい!
お願い致します!
面白い作品がたくさんあります!
『秋雨物語』『罪人の選択』『我々は、みな孤独である』は嫌いになっても貴志祐介さんは嫌いにならないでぇ〜(ノД`)シクシク
(以上、完全な個人的意見です!)
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土瓶さん
さすが師匠!
ばっちり押さえているじゃないですか( ´∀`)bグッ!
けど「雀蜂」は残念な方かもです…
個人的には「ダークゾーン...土瓶さん
さすが師匠!
ばっちり押さえているじゃないですか( ´∀`)bグッ!
けど「雀蜂」は残念な方かもです…
個人的には「ダークゾーン」もお勧めです!
ほん3さん
そーなんです
最近はあれ!?っていう作品が続いていて今回こそはと期待したんですが…(^o^;
次こそはと、また期待を込めて次回作を待ちたいです!2023/01/31 -
こんにちは◡̈*.。
好きな作家さんでも あれ?って感じの本に出会うのわかります!わたしは重松清さんの「ゼツメツ少年」がダメでした笑
「黒...こんにちは◡̈*.。
好きな作家さんでも あれ?って感じの本に出会うのわかります!わたしは重松清さんの「ゼツメツ少年」がダメでした笑
「黒い家」はめちゃくちゃ怖いとの噂が…。なので未だに手にとれていません:(il|◦.◦):2023/02/01 -
ゆーき本さん
こんにちは〜♪
好きな作家さんだけにあれ?っていうときの落胆具合はハンパないですが…w
重松さんは数冊しか読んだことないで...ゆーき本さん
こんにちは〜♪
好きな作家さんだけにあれ?っていうときの落胆具合はハンパないですが…w
重松さんは数冊しか読んだことないですが、泣かせる作品が多いので涙腺崩壊ですね( TДT)
「黒い家」いいですよ!
これを機会に手にとってビビッてみてください((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル2023/02/01
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それなりに楽しめた。ただ、凸凹感はある。
雨月物語に足らん、秋雨なところが憂鬱なガタウェザーを思わせる題名。
ほんでどうやねん『餓鬼の田』
何が起きるかわかってても怖い話『フーグ』
怖いけど、怖いところをついてこなかった『白鳥の歌』
そんで、どっちやねん『こっくりさん』
の4本。『餓鬼』と『こっくり』さんは怖くもなければ、オチも好みでなくて、どうしようもなかったが、テンポがいいのでそれなりにスルッと読み終わる感じ。ツッコミすぎて、怖くなくなるパターン(主観)。一番ゾワっとしたのが、『フーグ』。こういう系統のホラーが個人的に一番怖壺ではあるうえに、最初にウォーターベットという言葉を見た瞬間、これはヤバイとおもってたら、案の定そこへ、わかってても、すんごい嫌。『白鳥の歌』は蓄音器のラッパ部分から直接歌ってレコーディング、という時点で、溝に真菌が付着→聞いた人全員感染→呪いの歌、って構図かと思ったら、ところがどっこい。なんだかなぁ、そんなに怖くもないラストでちょい拍子抜けではあった。ともかく、怖くもないホラーなのでホラー苦手な人でも読めるのでは?と思わなくもない。結構ハッピー系?
P128
「大西令文(おおにしれいぶん)は、地下鉄烏丸線の北大路駅から地上に出た。」
ここで、妙にウケてしまった。
これを呼んでた時に、ちょうど黄砂アラートが出てたので、黄砂にのってやってくる病原菌を想像して、かなりゾワゾワした。 -
人知の及ばぬ得体の知れない怖さ。
餓鬼の田:生地獄と人間の業
フーグ:解離性遁走
白鳥の歌:白鳥は死直前美しく鳴く
コックリさん -
小説すばる2009年11月号餓鬼の田、小説野生時代2016年12月号〜2017年3月号フーグ、2017年12月号,2018年1,3〜6月号白鳥の歌、怪と幽vol.0102022年5月こっくりさん、の4つの中短編を2022年11月角川書店刊。餓鬼の田で、美晴の青田への気持ちが一瞬で覚めるシーンにインパクトを感じ、4編中で最も短い話だが最も印象に残った。フーグは繰り返す不思議な現象と混迷する謎に興味を惹かれ楽しめた。ラストがややわかりにくいものの驚きの展開だ。白鳥の歌、こっくりさんは構築された物語世界の怪しさにすっかりアテられてしまった。貴志さん流の面白い世界観が4作にはある。
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個人的には「餓鬼の田」と「こっくりさん」が好きです
「フーグ」はその発想の突拍子なさに驚かされますが、流石に伏線が分かりやすぎてオチは、そりゃそうなるよなとの感想
失踪した作家・青山黎明が遺した原稿。それは彼を長年 悩ませる謎の転移現象の記録だった。転移に抵抗する青 山だったが、更なる悪夢に引きずり込まれていく (「フ ーグ」)。ある呪いを背負った青年の生き地獄、この世 のものとは思えないある絶唱の記録など、至高のホラ 一4編による絶望の連作集。『黒い家』 『天使の噂り』 『悪の教典』......いくつもの傑作を生み出した鬼才・貴 志祐介が10年以上にわたり描き続けた新シリーズが遂に ベールを脱ぐ。 -
喪失の恐怖から満たされる恐怖まで、様々な恐怖を追体験できた。ただ、もう少し心拍数を高めてほしかったな。
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'23年9月13日、読了。久々の、貴志祐介さんの著作…。
もちろん、僕個人の感想ですが…唸るほど、素晴らしかった!ほとんどイッキに、読んでしまいました!
前半の二編、「餓鬼の田」と「フーグ」に、同じと思われる占い師が登場するので…このまま全作品に登場するのかな?と思いましたが…後半の二編「白鳥の歌」と「こっくりさん」は全く違う話でした。
ただ、四作全てで、「秋雨」が…なんだかどんよりと、そしてじんわりと怖かった。
「餓鬼の田」…美しくも恐ろしい、短編でした。僕は、これが一番好きです。
「フーグ」…一番引き込まれたのは、これかも。結末も、ゾッとしました。
「白鳥の歌」…美しいものを、裏返してはいけない。
主人公が、昔大好きだったギタリストにそっくりな名前で…まさか、貴志さんも?単なる偶然?
「こっくりさん」…僕にとっては、一番『優しい』話でした。
以前、読書家NORAxxさんに勧められて、貴志祐介さんの「グロい」小説(失礼!)を何作が読んで以来、久しぶりでしたが…この方は、やはり凄い作家さんですね!続編「梅雨物語」も、必ず読みます! -
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ダークファンタジー短編集というか、ミステリーより最近の先生はこちらが書きたい気分なのだろうか。私としては先生の書く緊迫感のある長編がそろそろ恋しいのだけれど。
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短編小説だとわからず借りてしまいましたが、フーグまで読みました。
世にも奇妙な物語を読んでるような作品で悪くないです。 -
貴志さんの新作。んー、どうしても過去の作品と比べてしまう。そしてそうなるとムムムッ…って感じ。代表作は「黒い家」や「悪の教典」「新世界より」などなど枚挙にいとまがない。
そうは言っても今作の短編集もまずまず楽しめた。餓鬼の田、ちょっとコミカルな感じもある。でもそんなことあったら嫌だなと。「フーグ」ではどうなるの?って感じで進んでいき、なるほど!と思わせるラスト。「白鳥の歌」はどこに話が向かって行くの?と思わせる。そして私の中ではちょいオチが弱い。「こっくりさん」は著者らしいホラーテイスト。ラストはやっぱり? -
今後の展開がおもしろくなるのかもしれませんが、二つ目のお話を読んでる途中で脱落してしまいました。
私には合わなかったのかな(^_^;) -
貴志さんらしい、蘊蓄満載のホラー4編。「フーグ」のオチが衝撃的。
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うーん、どれも話の雰囲気は好きですが、最後まで読むと期待してたほどではなかったかなという内容でした。
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<那>
小説作品の書き出しは 例えば「京都の秋の夕暮れは・・・」などと ちょっと気取ったふうのものより,いきなり人の固有名詞から始める方が好きだ。例えば「谷口美晴は・・・」と本書の様に。 尚僕は本書の題名を『秋月物語』間違って認識していた。
僕はたぶん古典的名作『雨月物語』と混同して,こういう名前の筈だ,と思い込んでいたのだろう。これも老害か,あきれるわ。
この本は雑誌などへの初出の時期がかなり異なる作品を集めた短篇集。古いものは2009年,新しいものは2022年。13年もの時を経ている。でもなんとなく本のお題目に合ったた中身になっている気もする。単行本化にあたり大幅に加筆修正しました,という例の巻末の決まり文句をキッチリ実行したのだろうかなぁ。まあ面白ければ些末なことはどうでも良いけれど。
本書は4つの短編(いや中編かも)で出来ている本だが,三篇目の『白鳥の歌』が僕の様に音楽を少しく遣る人には驚愕の作品だった。詳しくは書かないが づっと くすぶっている アナログレコードプレーヤーをやっぱり買おうか という欲求がまた激しく頭をもたげて来てしまった。それと この短編によると Stereo という再生手法は音楽の本質から言うと 聴く者を勘違いさせるだけの まがい物 であって 本来はモノラルが一番良いのだそうだ。まあそうだわな,生演奏を聴くのは元々言うなればモノラルだものな。
目からウロコだったが,最近僕はとっても便利なのでBoseのBluetoothスピーカ(もちろん360°型のモノラル機)でばかり音楽を聴いているのだけど あながちそれも間違いではないのだな。
著者プロフィール
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