- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041129050
作品紹介・あらすじ
王子でありながら侮られ、帝国に人質として送られたレオナ。若き覇王・タールグは、王族らしくない彼が、わざと愚鈍を装っているのではと疑いを抱く。多くの裏切りを経験し、他人を信じることができなくなっていたのだ。レオナの真意を探るため、篭絡せんとタールグは甘い言葉で彼に迫る。一方レオナは、役に立ちたいと始めた品種改良を「偉大な仕事だ」と認められ、急速にタールグに惹かれていた。偽りのないレオナの純真さは、氷のように凝ったタールグの心を溶かし…?
感想・レビュー・書評
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昔読んだ佐竹先生の文体とまた違って、語りのような雰囲気の文体でした。読みやすかった。
為政者として頂点のターと所謂愚鈍といわれる(現代では病名ついてるADHDっぽい)王子レオナ。
めちゃめちゃ多様性ノベルだな(笑)BLの時点で多様性だろうけども。
レオナの疑いが晴れてよかった。はれる前からターはめちゃめちゃレオナの事愛してたけど。
綺麗に1冊に纏まった良質ノベルでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
設定は難しかったけど良かったよね。
終始ヤキモキしたし、何を描きたいのかよく分からないお話ではあったけど、最終的なオチを見る限り、作者も迷走した結果だったのかなぁと。
冷酷な覇王感も、モノローグで「こんなに酷いこと企んでるんだよ」って書いてるけど実際の行動ではそんなことないし、ただただかまってほしいお子ちゃまっていう描き方だったし、中盤からは兎に角「信じる信じない」で話が進んでいて、最早問題はそれだけで、結果エンディングも唐突に兄が亡くなってるわ、終焉を見ないわで、中途半端ではあったし、イラストもちょっと好みでは無かったけれど、お話は簡潔で良かったので星1つ。 -
★3.5