憧れの作家は人間じゃありませんでした4 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.32
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本棚登録 : 272
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041129500

作品紹介・あらすじ

近ごろ頻繁に、御崎禅の処女作『輪舞曲』のにそっくりな夢を見るあさひ。
そんな時、御崎を吸血鬼にした『闇の母』が会いに来ると連絡が――。
運命の歯車は回り、やがてひとつの「物語」となる。待望の完結巻!

感想・レビュー・書評

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  • 完璧、の一冊。

    完結編という淋しさもあったけれど、やっぱり読み始めるとワクワク感が止まらない。
    映画館のいたずら人外さんにはにっこり、ハラキリには笑い、夏樹くんの明るさの裏には涙。

    こういう笑いとホロリを盛り込むのも実に巧い。

    前作からの流れもきちんと組み込まれ、かつ余すところなく今までのあの時この時がきちんとあるべきところに収まり結びへと仕立てられる過程は完璧としか言えない。

    人外さんの人間らしい心の有り様、自然な交流、自然な時の流れを見せてくれたことを振り返り、しみじみと素敵な作品に出会えた喜び溢れる完璧物語。

  • 最終巻。
    このシリーズ通して結構面白かった。
    最後は禅とあさひちゃんらしいハッピーエンドで、久々にちょっとキュンとした。

  • 最終巻!
    リアムが可哀想だった。想像をするとシルヴィアのことを恨みたくなる気持ちもわかる気がする。
    禅の求めてた恋人はやっぱり、あさひでハッピーエンドでとても良かった。

  • あぁなんてなんていい終わり方なんだ。もちろんやはりそうだよなという感じはしていた。
    でもしっかり現代に落とし込み、ロマンチックになりすぎない感じが私にはとてもよかった。
    やはり瀬名あさひには鬼編集が似合っている。編集さんの鑑であってほしい。
    だからこの終わりはとてもよかった。
    贅沢を言うのなら番外編(EX)のようなものが出てくれたらこれほど幸せなことはないのに。

  • シリーズ完結編。ダラダラ続かずに4巻くらいで終わるのがちょうどいい。シリーズ総じて恋愛要素多めの作品でした。シルヴィアはヤバいやつなのかと予想してたけど普通に良い人だった!夢のくだりから結末はなんとなく予想できたけど、最後も急激に距離感が近付くわけでもなく、これまで通りの2人なのがよかったな。
    装丁のイラストがあまり好きなタイプではないので、別でキャラクターデザインを見てみたい。

  • キャラクターが魅力的だった。輪舞曲読みたいな

    • Bücherwürmchenさん
      読みたいですよね、、曲とかも素敵なんだろうな、、
      読みたいですよね、、曲とかも素敵なんだろうな、、
      2023/04/24
  • 続編が出て嬉しい!!終わっちゃったのは寂しいけど、完結まで読めたのも嬉しい。
    小夜さんは、最初からわかっててあさひを担当にしたのかな。
    禅が、あさひの正体を知る前からしっかり気に入っていたところもよかった。

  • 久しぶりに出されたシリーズ4冊目完結巻。
    吸血鬼審問会(御崎禅、能力を封じられる)
    『母』来訪(禅の母的存在シルヴィア来日)
    吸血鬼事件(子供吸血鬼リアム)
    extra夜明けに出会う(禅の探し人、瀬名あさひとの未来)
    予想通りの完結だったが、Happy endで心地よかった。終わってしまい残念。あとは高槻彰良シリーズに期待!

  • 一途に彼女を思い続けるところがとてもキュンキュンしてすごい面白かったです!!幸せになって欲しいと思いました!!実際に輪舞曲という小説を読みたいです♡

  • 御崎とあさひの関係は予想していた通りですがハッピーエンドで終わるまでが大騒動でした。
    リアムの最期が哀れ。自分の意思で吸血鬼になった訳でもなく、母親を自分が殺してしまった悲しみを抱えて生き続けるのではシルヴィアを恨んでも仕方がないのかも。

    夏樹の意外な過去が気になりますがこれは別作品の方で使われそうですね。

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著者プロフィール

神奈川県横浜市出身、在住。2016年に『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を満場一致で受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され1~3巻を数える。21年夏、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズが実写ドラマ化され話題に。キャラクター文芸界再注目の作家。

「2023年 『憧れの作家は人間じゃありませんでした4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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