遺跡発掘師は笑わない 榛名山の眠れる神 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 128
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041129531

作品紹介・あらすじ

榛名山の噴火で埋まった災害遺構の発掘調査中、「千両箱」が出土した。しかし中から出てきたのは古墳時代の遺物。無量、萌絵、忍は遺物の謎を追うが、萌絵が「強心隊」を名乗る謎の組織に攫われ――!?

感想・レビュー・書評

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  • 西原無量シリーズ、16作目。
    榛名山の回、後編。

    今回はイニシャルDばりの走り屋さん描写が多かったなー。榛名山が舞台だとそうなりがちなのかな(苦笑)
    前編の前作から含めて、今回はなかなか歴史ミステリ部分が進まなくていまいち乗らなかったんだけど、後半から怒涛のように繋がって面白く読めました。私的に、萌絵ちゃんのピンチは安心して(!?)楽しく読めるんだけど、無量のピンチはハラハラしちゃって読み進めづらいんだな。歴史ミステリ目的の私にしたら、無量の鬼の手をめぐるGRMの動きも必要ないのだけれど、終盤の降旗さんの活躍は素直に格好良かった。無量の調子も戻ってきたみたいだし、次作以降も期待。

  • 初心に帰り思い出した。
    100%何も無くなったか確認する術はないが、今後も監視対象とすることにより新たな発見はあるのかもしれないよな。
    交渉に必要な材料を全て手に入れた状態で退路を塞いでしまい、相手が頷くことしか出来ない状況に追い込んだのは今回が初めてではなさそうだな。

  • 途中、何度か集中力が途切れて、読み終えられるのかと不安にもかられたが、最後の方はするすると読み進めることができた。
    巻末に参考文献数冊が記されており、「あぁ、これを全部読み終えて、理解して、ピックアップして、お話を作り上げたんだ」と感慨深い。
    まねできねぇわ、当たり前だけど。

    つまり、私がよく理解できなくてもしかたない・・・のでは?という逃道が(笑)(笑)(笑)。

    それでも。
    また次も読みたいと思うのであった!

  • 降旗さんが印象的だった。

  • 面白かった。よかったよかった

  • 難しかった…というのが正直な感想かもしれない…。最後の方でようやく色々繋がったけど、いつも以上に歴史的人物の名前や関係性を複雑に感じて、理解が進まず時間がかかった。

    無量も萌絵も何かしら迷いははれたようだけどはっきり明言はされてないし、無量は何か言いかけて終わっているので、若干の消化不良。なんとなく察しはつくけど…。

    あと、車にあまり詳しくないので盛り上がれず。萌絵の卵爆弾は面白かった。そして降旗さん、今回はとてもお疲れ様でした。

  •  なんと、前巻の終わりはクライマックスかと思いきや、まだまだ盛り上がりの前部分だったとは。
     面白かった。群馬の人って、実際にこういう人が多いのかな?暑苦しい程血の気が多い?

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著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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