みみそぎ

  • KADOKAWA (2022年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784041130148

作品紹介・あらすじ

作家の「僕」のもとに、旧知の編集者・三間坂秋蔵から、あるノートが送られてきた。ノートに綴られていたのは、怪奇を愛した三間坂の祖父・萬造が記したと思われる怪異の記録だった。読むことで障りがあるかもしれない――そう思いつつも一読した僕は、予想を超える内容に戦慄することになる。その理由は、本書を最後まで読んで確かめてみてほしい。本書には萬造のノートの一部と、ノートを読んだ三間坂の身に起こった出来事がまとめられている。もちろん途中で止める自由が読者にはある。

みんなの感想まとめ

怪異をテーマにした本作は、怪談の魅力を余すところなく伝えています。著者の独特なスタイルで描かれる短編集形式は、各章が繋がりを持ちながらも独立した恐怖体験を提供し、まるで怪談の中の怪談を楽しむかのような...

感想・レビュー・書評

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  • 意外とこの本が三津田さんの作品で初めて読んだものという方が多いみたいですね。
    初めてがこれだとビックリされるでしょう……

    初めて読まれるなら、どこの家にも怖いものはいるがおすすめです……

  • 尻切れトンボで終わった感じ。
    謎解きも解釈もないからだ。
    いつもようにおどろおどろしい感じは少なく感じた。
    一つ一つの怪談の怖さというよりは、【永遠に終わらない怪談語りの地獄】という怖さ。
    文章のフォントが次々に変わるという面白い体験ができた。
    三津田信三本人の過去の作品が多く登場するが、読んだことの無い読者からするとついていけない点もある。

  • 怪談の結末はない方が怖いか、あった方が怖いか。私は呪いによって誰かが亡くなったりとかそういう事実を突きつけられた方が怖いタイプなので、割と今回のは平気だった。でも家に置いとくと本が喋りだす可能性があるのはちょっと迷惑なので、なんとかせねば。

  • うーん、今回はちょっとがっかり。
    鳥肌が立つ怖さがなかった。

    三津田さんの過去作品が色々登場するが、あまりにも昔に読んだのでうる覚え。
    なので、怖さも不気味さもイマイチ伝わらず。

    怪談の話では話が変わるたびに文字のフォントが変わる。慣れてきたころに変わるから読みにくいというか、そこの気持ち悪さも狙ってるのかなと思った!!

  • 筆者の過去の作品との関連が見受けられるが、集大成というふうには感じられない。ただ、過去作を踏まえたほうがより怖いと思う。

    ホラーは苦手と言いながら読んでしまうのだが、たいてい途中で眠くなってしまうのは、何か防御反応のようなものなのだろうか。過去作品もほぼ全部読んでいるので、作中で喚起されると、ああ、あの話…とわかるのだが、鮮明には覚えていないので、そこまで怖さを感じずに読了。うん、ホラーを読むときは、鈍いくらいでいい。

  • まずタイトルが怖い・・・。
    三津田信三さんの著作で初めて読んだ『のぞきめ』が面白くて、今回も楽しみで読んだ。
    短編集っぽいけども各章で区切ってはなく、怪談の登場人物がさらに怪談を語る、怪談の中の怪談集という感じ。
    話によってフォントが変化するという仕掛けが面白く、より恐怖が濃くなった。
    同作者の他の作品を読んでいるならより楽しめる内容になっている。

  • 「のぞきめ」に続く五感シリーズ(シリーズ化するのかは不明)
    編集者の三間坂秋蔵が持ち込んだ祖父の萬造が書き記したという怪異の記録ノートを紐解いていく…という形式で物語が展開する。
    その問題のノートですが、作中作のような形で、とある人物の語る物語の中の登場人物がまた別の話を語り出し、その中の登場人物がまた別の話を語り出し…と、マトリョーシカのような構造になっていて、途中からイライラしてきた(短気)結局は物語が振り出しに戻るという摩訶不思議な構造になっており、以下永遠ループ。
    ノートを読んだがために怪異に襲われる三間坂が、エレベーターに逃げ込むシーンが一番ドキドキして怖かった。
    三間坂秋蔵が出てくるメタフィクションシリーズは、自著宣伝が激しすぎてちょっと引く…。あの時のこれこれの作品のどれと似てますね…気付いてましたか…さすが先生!みたいなやり取りが何度も出てきて、それまで物語に没入してもスッと冷めてしまう。三津田作品の熱心な愛読者はより楽しめるのかもしれない。
    でも、五感シリーズとして残りの触覚・嗅覚・味覚の物語が出たとしたら、また読むと思う。何だかんだ言って三津田作品が好きなんです。

    これで2022年読み納め。今年はあんまり冊数読めなかったけど、来年もマイペースに読んでいきたい。

  • 私も無限ループに取り込まれてるのか?と錯覚しそうになったが、そうではなかった。

  • 五感シリーズ!第2弾
    みみそぎくん!
    今回は聴覚!

    のぞきめがめっちゃ怖かったですが!
    今回もめっちゃ怖かったです。
    読んで思った!好奇心は罪よねぇ〜(*´З`*)ウフン

    あらすじ

    三津田信三のもとに怪異の記録が持ち込まれる。記録に目を通した三津田は戦慄した――その理由は本書を読んで確かめてみてほしい。本書には記録の一部と、読後に起きた出来事がまとめられている。


    今回ものぞきめのように本編に入る前に読書者に対しての注意事項なるものが語られてる。
    そう!怪談奇談を欲して求めた段階で、その人は責任を負っている!
    毎回思うが読まずにはいらないだろ!
    読むよっ!!
    だが今回は読み終わった後、、、

    はい!それでは!
    話の流れとしてはある人から怪異を記録した本の話に
    なっているんですが、
    出てくる怪異の話がいちいちゾクっとなる怖さ
    (((((; • ̀д•́))))カタカタカタカタカタカタカタ
    そしてその怪異を記録した本を読んだ為に恐ろしい体験をしてしまうと言う事なんですが!!
    読み終わった後に気付くんですよ!………
    あっ!
    私も同じ本を読んでるよねって……
    これ実話?
    実話だったら?
    ヤバイねよ?
    やっちゃたわ!笑笑
    そう笑うしかない!
    そのぐらいヤバイやつを読んだと思わせてくれる1冊でした。

    さーて今日の夜、寝れなくなるよ〜...♪*゚

  • とにかくノートの中の怪談が怖い
    三津田さんの作品の中の怪談エピソードはいつも絶品です
    そのノートが引き起こす怪異
    逃れられないとわかっていながら
    危険だとわかっていながら
    商品にしようとする作家魂
    きっと真から好きなんでしょうね(笑)
    三津田さんの作品の主人公(もしくは主要人物)はいつも三津田さん自身がモデル
    だからこそリアルで面白い

  • 三間坂氏の祖父が残したノート。そこに書かれていた怪談話とは。
    毎度ながら、実際の話とフィクションの融合が面白い。そしてノートの話がそれぞれ興味深い…。
    他の五感シリーズ気になる。

  • 目次を読んで「幽霊屋敷」シリーズの新作か、と思いましたがよく見たら出版社が違いました。序章で物語に惹き込まれる感覚は相変わらずで、現実と空想の境界線が曖昧なまま続くノートの記録は圧巻でした。始めは何を読んでいるのか全く不明で不安感が凄まじかったのです。しかし、3人4人と語り手が増えていくにつれて構造が分かっていくと安心を覚えましたが、同時に一体最後に何が待ち受けているのかという恐怖も覚えました。
    「幽霊屋敷」シリーズでもそうでしたが、三間坂の体験がリアリティがあって一番怖いと思いました。
    最後の著作にならないことを祈っています。

    • おみさん
      はじめまして、おみと申します。「逢魔宿り」の感想にこちらの本のことが出ていたので、非常に気になりお邪魔させて貰ってる次第です。三間坂さん、こ...
      はじめまして、おみと申します。「逢魔宿り」の感想にこちらの本のことが出ていたので、非常に気になりお邪魔させて貰ってる次第です。三間坂さん、こちらにも登場するんですか…現実と空想の境界線が曖昧なままという点も気になる。。読んでみようと思います。素敵な感想ありがとうございました。
      2024/01/02
  • 作家・三津田信三のメタフィクション的なホラー。
    内容は編集者の三間坂秋蔵の祖父、萬蔵の残した記録ノートの抜粋が主となる。

    萬蔵の参加した百物語会で初老の男から聞いたある怪談話から始まる。その初老の男が語った内容をそのまま記述するという体で書き起こされているが、その話に登場する出目(出目)という男が自身の体験した怪異を語りだす。さらに出目の話に登場した山小屋のノートに書かれた怪異譚へと移り、さらにその登場人物が別の怪異を語り始める…というような入れ子構造のように怪談話が続いていく。

    怖い、と言うよりも、話の登場人物が語る話の中で別の人が語り始め、さらにその話の登場人物がまた別の怪談を語るという無限に続きそうな状態に気づいた時になんとも嫌な感じにとらわれた。
    語り手が変わる瞬間に『わーまた来たよ』っていういつまで続くのかわからない、出口の見えない不気味さというか。(正直読んでいて疲れたのもあるけど)

    ノートを普通に読んでしまった三間坂はいくつかの怪異に遭遇してしまう。ノートという紙の媒体を通してはいるけど、ある対策をした作家三津田は無事だった、というのは、ノートの中では全てが口伝、声による語りで繋がっているというのがポイントだったのか。表紙の少年は何者なのか…

  • また怖がらせるじゃないか〜。
    だけど怪談パートがイマイチ怖くない。

  • 興味深く読んだ。
    三津田信三作品っていう感満載。
    又聞きの又聞き感。ループ&ループ。
    その為か合間に疲れてしまった。
    頭三会は好きだから余計に『どこの家にも~』みたいな内容を求めてしまう。
    怖い話にはオチがない。そこが良いのだけどもね。また『どこの家にも~』を読み返そうとおもった。
    楽しく読みたかった。

  • 気づくと濃い霧に囲まれてるような、曖昧模糊な感覚に囚われる作品。
    最後は狐につままれたかのよう。

    犯人こいつです!原因はこれでした!こんな経緯が!って明確なオチがないとモヤモヤする人には全く向かない。考察も無理だと思う笑
    でも実際の怪異ってこんな感じではっきりしないのよ。それを文章で体験できたのは面白かった。
    五感シリーズ、のぞきめよりこっちのスタイルのほうが好きですね。

  • 五感シリーズ二作目。語り手によって変わるフォントに苦戦した。怪談のループ、怪談の無間地獄。結局正体は何だったのかは明かされないまま、あの女は?あの館は?あの緑の飲み物は?とハテナでぐるぐるしている。聞けば、読めば怪異を引き寄せる怪談。読んでいる最中は怖くなかったのに、読み終わると少しざわざわする。

  • つまらない

    構造は面白いけど、

    自分は、

    「で、どうなったの?」

    が、わからないと満足できないタイプなので
    読んだ後に損した気分になる

    何より内輪乗りで出版して
    どうなっても知りませんよ

    ヒュルル〜

    ってのが寒い

  • 編集者三間坂秋蔵から、三間坂の祖父萬造が記したと思われる怪異の記録ノートが送られてきました。
    読むことで障りがあるかもしれないと思いつつも一読すると、そこには予想を超える内容が。
    萬造のノートの一部と、ノートを読んだ三間坂の身に起こった出来事がまとめられています。
    怪談のループが、何とも言えない怖さを醸し出します。

  • 前作が面白かったので続けて読了。
    どんどん話が繋がってどこまでも止まらない感じが怖かった。
    他の著作と関連が示唆されて恐怖が広がっていき、果てしがないという怖さがあった。
    ただ、前作が好みに合ってただけに、このテイストはちょっと好みに合わないかなと思ってしまった。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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