盤上に君はもういない (角川文庫)

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  • KADOKAWA (2023年9月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041130957

作品紹介・あらすじ

史上初となる女性棋士の座を賭けた対局が決定した。運命の一戦に臨むのは、将棋の名門一家で育った天才高校生・諏訪飛鳥と、体が弱くプロになるための年齢制限が迫る千桜夕妃。激闘の末に決まった勝者はしかし、デビュー戦を前に姿を消した。観戦記者の佐竹亜弓は彼女の行方を追うが……。

「もう一度、あなたと指したい」。互いに切磋琢磨する若き棋士たちの熱い戦いと、将棋で結ばれる絆に胸を打たれる、愛と情熱の物語。

みんなの感想まとめ

将棋を題材にしたこの物語は、女性棋士たちの切磋琢磨を描く感動的なストーリーです。若き天才棋士、諏訪飛鳥と千桜夕妃の対局を中心に、彼女たちの成長や友情、そしてライバル関係が描かれています。物語は、将棋の...

感想・レビュー・書評

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  • きのうのオレンジを読み終わった時、マメムさんにご紹介頂き、Amazonでポチった作品。

    きのうのオレンジも登場人物がみんな良い人で、悲しいお話なのにどこか温かい、そんな雰囲気の本だった。

    この本は、初読みの作家さんで、あらすじも見ずに読み始めたのだが、タイトルと最初の話を見た時に、女性棋士同士の良きライバル物語なのかと想像した。

    ↑こういう物語なのだろうと思って読み進めたものだから、え!?盤上に君はいないって、そっち!?
    いなくなるのって、こっちじゃなくて、そっち!?
    そして、終盤になってやっと、え!!そういう話!?いーじゃん!って思った(笑)

    前半、いや中盤以降までずっと難しい将棋の話で、正直自分にはもう読み進められないかもしれない。。。これは久しぶりに脱落するかも、、、と思ったが、頑張って最後まで読んで良かった。

    最終章まで、ほんと、こういう話に持っていくだなんて夢にも思わず、、、
    あぁ、だからマメムさんはオススメしてくれたんだなぁと。

    確かに良い本だ。
    しかし私のレベルでは少し難しかったな。。。
    最後の章はとっても良かった(*^▽^*)

    • bmakiさん
      マメムさん

      はいo(^▽^)o
      今は先輩からお借りした本を5冊読んだ為、次は自分が読みたい小説を数冊読みます!
      その後またマメムさ...
      マメムさん

      はいo(^▽^)o
      今は先輩からお借りした本を5冊読んだ為、次は自分が読みたい小説を数冊読みます!
      その後またマメムさんにご紹介頂いた本を読みますね(*^▽^*)

      マメムさんはミステリだけでなく、割とうるっとくる感動作品も読まれますよね。
      一番泣いた小説とかありますか?
      泣かないですかね??
      2024/02/04
    • マメムさん
      bmakiさん、お返事ありがとうございます。

      一番泣いた小説は辻村深月さんの『かがみの孤城』で、最近だと『きのうのオレンジ』ですからbma...
      bmakiさん、お返事ありがとうございます。

      一番泣いた小説は辻村深月さんの『かがみの孤城』で、最近だと『きのうのオレンジ』ですからbmakiさんも読了してますね(^_^;)

      私の泣きポイントは、自分が相手よりも辛いはずなのに、それでも相手を思い遣って頑張る描写に心を持っていかれていると自己分析で分かってきました(笑)
      2024/02/04
    • bmakiさん
      マメムさん

      コメントありがとうございます(*^▽^*)

      そうでしたか!どちらも本当に素晴らしい作品でしたね。私もかがみの孤城はす...
      マメムさん

      コメントありがとうございます(*^▽^*)

      そうでしたか!どちらも本当に素晴らしい作品でしたね。私もかがみの孤城はすっごく良くて、周りの色々な人に本回しちゃいましたよ。映画見てないですけど(^◇^;)

      きのうのオレンジはマメムさんの感想で読みましたが、すっごく良かったです(*^▽^*)

      自分が相手よりも辛いはずなのに、それでも相手を思い遣って頑張る描写

      なるほど、確かに泣けるかも。。。
      私も何かマメムさんにおすすめできる本に出会えたらご紹介させていただきますね!(*^▽^*)
      2024/02/04
  • ふたりの天才系女性棋士の誕生から活躍の物語
    もちろん、それだけではないけれど

    1年以上前の「ぼくらに嘘がひとつだけ」が
    はじめて読んだ綾崎さんの作品でした
    やはり将棋界をベースにした少年たちの作品で
    かなり好きだった記憶は残っているんですけど
    こちらの主要登場人物である棋士二人が
    ぼくらに嘘の方に もっと強くなって登場させているらしい
    悲しいかな、全く思い出せない
    文庫化されたら再読しようかな

    ですので この作品が綾崎さんの将棋小説1作目になります

    史上初となる女性棋士のふたり
    将棋の名門一家の天才高校生、飛鳥
    地方の大病院の長女で生まれた時から肺に持病を持つ、夕妃26歳棋士
    初めての対戦から 年齢差、棋風の違い、家庭環境の違いを超え ふたりは将棋の世界で ライバルであり尊敬し合う仲間
    なかなか凝ったラストになっています
    夕妃の謎めいた行動の理由は読んでください

    綾崎さんの小説を何冊か読みましたけど
    天才ふたりを(しかも、奔放系)を絡ませて
    それを支える優秀な人達と極める世界というのが好きみたいです
    そして私もわがまま天才が好きなので
    綾崎さんの小説が好きなんだと思います
    しかもハッピーエンドに納めますよね

    • 1Q84O1さん
      おびさん

      気になってきました( ゚д゚)ハッ!
      ネタバレでいいので文庫化したら教えてくださいw
      おびさん

      気になってきました( ゚д゚)ハッ!
      ネタバレでいいので文庫化したら教えてくださいw
      2024/09/03
    • おびのりさん
      文庫化されたら サイン本ですね
      頑張りますう
      文庫化されたら サイン本ですね
      頑張りますう
      2024/09/03
    • 1Q84O1さん
      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      ( ̄ー ̄)ニヤリ
      2024/09/03
  • 将棋を題材にした綾崎隼さん著の『盤上に君はもういない』の概要と感想になります。

    将棋。それはチェスやオセロと同じ盤上遊戯でありながら、唯一異なる性質を持っている。

    「将棋だけが奪った敵の駒を味方として使える」

    中学生二年の若さで猛者との試合に勝ち星をあげ続ける竹森。竹森より歳上で将棋の名家に産まれた飛鳥。そして、謎に包まれた千桜夕紀。この3人による壮絶な知略の闘いは、将棋を知らない読者にも一手一手の緊張感を与えるほどに衝撃的で…。

    綾崎隼さんの作品をいくつか読んだ私にとって、前半は「綾崎隼さんらしさ」に違和感を抱きながら読み進めていたのですが、終盤のとある地で明かされる真相と出逢いを知って、「あぁ〜、やっぱり綾崎隼さんの作品だ」と納得しました。

  • この本を読んでいる只中に西山女流三冠(29歳)が女性初のプロ棋士を目指して挑む「編入試験」五番勝負の第4局が行われ、西山女流三冠はこの勝負に勝って星を五分に戻し、女性初のプロ棋士誕生に望みをつないだ。

    さて、この本は現実より一足早くプロの棋士となった女性を描いた物語。
    フォローしている方のレビューを読んで将棋の話が面白そうと思って買ってみたが、だけども残念、勝負の機微を描く話を期待していた私にはあまり面白くなかった。
    いかんせん盤上の勝負がほとんど描かれず、ナレーションみたいに勝った負けた、強くなった、タイトル獲った、と進められては、別に将棋の話にしなくても…と、ほとんど興が乗らなかった。
    お話の内容そのものは悪くないと思ったが、私には合わなかったということで。
    (そもそも、最初のほうで将棋の魅力を語るのに、『将棋だけが奪った敵の駒を味方として使える』という使い古された言葉が出たところで、将棋の話としてはあまり期待できないと思ってしまった)
    (それでも、千日手や入玉など交えて描く飛王戦予選リーグの消耗しきった戦いはまあ良かった、と言っておこう)

    現実に戻れば、「編入試験」五番勝負を決する第5局は来年1月。お話よりもよほどヒリヒリしそうなその結末は、さて…。

    (2025.1.22追記)
    西山女流三冠、負けちゃいましたね。
    女性初の「棋士」ならず…再挑戦は「いったん整理してから考えたい」

  • 綾崎隼さん。初読みの作家さま。

    女性棋士を目指す諏訪飛鳥と千桜夕妃。
    長い年月を経て、2人の歩んだ道が描かれているのですが、単純な将棋物語では無く、愛のある物語で心温まりました。

    題名と装丁に惹かれて図書館で借りた一冊。
    しかも、将棋もの。
    将棋はしたことないし、ルールもいまいち分からず、どうなるものかと思いました……
    が、文体も優しく、素人にも分かりやすく将棋の世界を説明してくれていたので興味深く読めました!
    ルールわかる人はもっともっと面白いはず?!とも思いますが……
    女性棋士に挑戦することの難しさや将棋の世界を知ることもできて勉強になりました。大変な世界です……

    登場人物も皆さま優しく真っ直ぐな人が多く優しい物語ですね。まさしく「愛」がテーマですね。ほっこり、楽しく一気読みできました!

  • この物語は、将棋小説だと思って読み始めたはずなのに、最後にはまったく別の層まで連れていかれてしまった。盤上の勝ち負けや才能の優劣よりも、人が何かを追いかけるときに抱える痛みや祈りのような感情がじわじわと浮かび上がってくる。将棋という競技は相手の心を読み、理解しようとする行為に近いけれど、この作品はその“理解する”という営みを極限まで押し広げて、ほとんど愛の形として描いている。

    特にラストで訪れる転換は、物語全体の色を一気に変えてしまうほど強烈だった。勝負小説の熱さから、静かで深いヒューマンドラマへと姿を変える瞬間に、胸の奥がぎゅっと掴まれる。棋譜の向こうに相手や師の影を感じ取るような、将棋の世界にしかない静かな情緒があり、それが将棋を指さない自分にも“とても素敵なもの”として伝わってくる。

    読み終えて残ったのは、勝敗の余韻ではなく、人と人がどこまで理解し合えるのかという問い。その静かな余白が、いつまでも心に染みている。
    本当に素敵な物語だった。

  • プロ棋士を目指す女性を中心に周囲の人物の視点もしっかり描かれている。将棋を題材にしているだけあって勝負事の厳しさや対局の臨場感、棋風について等、将棋を通じて描かれる人間ドラマを楽しめる内容だったと思います。読み終わってタイトルの意味がわかってくるけど、視点を変えると別の見方もあるのかなと思った。

  • 女性初のプロ棋士をめぐるミステリ。
    あれ、これはミステリではないみたいだか、様々なミステリ的要素もある物語。

    • マメムさん
      初コメです。
      まだ単行本ですが、同じ綾崎隼さんの作品だと『それを世界と言うんだね』をオススメします♪
      初コメです。
      まだ単行本ですが、同じ綾崎隼さんの作品だと『それを世界と言うんだね』をオススメします♪
      2024/01/06
  • 将棋に懸ける人たちの信念、情熱にふれて、胸が熱くなりながら一気に読んだ。
    まさかこういう結びになるとは思いもしなかった。
    壮大な、愛の物語。

    ----その最後の決断だけは、己でしなければならない。

    図書館で借りて読んだのだけれど、
    読書で時間が溶けていく感覚を久しぶりに味合わせてくれたこの本は、もう手元に置いておくしかない。

  • 将棋に関する物語って、そう言われても面白そうには思わないという人が多数だと思います。
    ちなみに私もその一人でした。

    でも、読んでみればわかるのですが、この本はただ堅苦しい将棋の棋士の話ってわけではありません。
    どちらかといえば、人情味溢れる感動どんでん返しというイメージだと考えてくれると、少しは解りやすくなると思います。

    物語としては人との関係性が濃く描かれていて、でも専門分野も浅くなく深い。……それでいて、最後は清々しい気持ちで終わらせてくれる。

    作者である綾崎さんはそんな作品をよく作ってくれる方なのですが、この本も傾向は変わらない気がします。将棋を中心に、色んな知識を深められる本です。
    それでいて、後味も良いから素敵。

    最近、人間らしくて暖かい話は読まないなっていう人に、特に、特に読んでみてほしい話だと思います!!

  • 『君を描けば嘘になる』同様、「天才」たちの物語。だけれども、読了後の後味は全く違います。君を描けばは、巧妙な人物語りのセンスにより、タイトルの意味には暫し考察を要しました。その一方この物語は、盤上にいない君が誰なのかははっきりとわかり、謎解きもしっかりされます。物語の終わり方も好きです。

  • 『愛のために生きた棋士』の物語。

    きょうだいの愛、男女の愛、師弟愛、ライバルとの愛、そして親子の愛。

    愛は絆とも置き換えられるかな。
    とくにライバルは。

    女性棋士のライバル物語はどう進むのかなと思ったら、それ以上に壮大な愛の物語だった。

    ある女性棋士が表舞台から消えていた謎。そこに潜んでいた物語には感動させられました。
    まさか、そんな事だったとは。

    幕間の章で何となく想像させられるが、さらにそこから深い物語が。

    将棋への愛とともに、人と人の間の愛情をここまで強く読ませてくれるのは素晴らしい。

    星5をつけたいところですが、どうも将棋ソフトを盤上に描く棋士のドラマよりも評価している感じがしてしまったのでマイナス1で。
    ソフトを評価することでさらに棋士を際立たせているのかもとも思うが、やっぱりそこが気になったなぁ。
    …………………………………………………………………………………………
    「竹森稜太は離席せず、カンニングせずに、コンピューターと同じ手を指す」

    既に人間よりコンピューターの方が強いのだ。どう考えたって目指すべきはコンピューターであり、師事するべきは将棋ソフトだった。

    人間がコンピューターに勝てないのだから、全棋士の中で、最も将棋ソフトに近い手を指せる俺が最強になるのも必然だろう。
    ……………………………………………………………………………………………

    将棋への愛情が無ければ書けない、素晴らしい作品だとは思う。たとえ演出だとしてもこれは気になってしまった。

    離席とかカンニングは棋界のあの事件を想像させるし、そこを使う必要はあったのかな。

  • 女性が棋士になることの難しさを初めて知った。
    そこに挑戦する二人の物語だと思っていたら、本筋はその奥にあったなんて、、、
    舞台は盤の上だけにあらず、だ。

    まさかの展開に、いやあ、やられた
    痛快

    将棋は、兄弟の、師弟の、ライバルの、夫婦の、親子の信頼や愛情をつなぐ鍵だったんだ。
    泣いた

  • 今回もすごかった。将棋について全く知らないですが、夢中になって読みました。女性が棋士を目指す壮大な物語と夢への熱い想い、愛を感じられる話でした。 ―私は絶対に将棋を選んだと思う。だって盤上遊戯の王様は将棋だから。将棋だけが奪った敵の駒を味方として使えるからだよ。 ―この世で最も相手を想い合うゲーム

  • 将棋という世界の過酷さ、精神的に繰り広げられる死闘が繰り広げられ、それに人生を賭けた人たちの物語でした
    最後は泣いてしまいました

  • めちゃくちゃ泣いた
    飛鳥夫婦が好き

  • ぼくらに嘘がひとつだけを先に読んでしまった。
    諏訪飛鳥と千桜夕妃という棋士を目指す二人の奨励会員をえがく。棋士を目指していても、戦い方も生き方も異なる二人だが、同じ時期に奨励会にいることで、お互いを意識しながら強くなっていく。
    将棋の話ではあるが、将棋とどう向かい合うのか、どう将棋と生きていくのかを描いており、男性目線の将棋の話とは異なる要素が多いと感じた。

  • あとがきまで読んでなお良かったです。

  • 三段リーグを共に戦った三人の棋士のそれぞれのつながりの物語でもあるのかな。絆とも、縁とも、少し違うように思うから、とりあえず、つながり。魂の架け橋でもよいかな。

    全てを賭けて、時には生死の境界さえ感じながらの真剣勝負だから、対局相手との間に、常人には計り知れないつながりが生まれるのかも知れません。

    本の紹介文を読んで、この本の題名を見ると、「君」は失踪した彼女のように思えるけど、そんなに単純に「君」ではなかった。むしろ、本当は、盤上に今でも君はいるじゃないだろうか。「君」は真剣に対局に臨んだ相手、師匠と弟子、運命の一局をさした相手、深い愛情を感じる相手、親と子・・・いろいろ当てはまる。リアルも、ネット対局もあるし、記憶の中にとどまり続けたり、棋譜を見て思うことも・・・棋譜であれば対局者以外が思いをはせることもあり得る。そこにあるのは、命の炎を燃やすようなリアルの誰かの魂。

    それから、瀕死の愛猫のために重要な仕事をキャンセルするエピソードから始まる物語でもあります。

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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