君の教室が永遠の眠りにつくまで

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  • KADOKAWA (2022年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784041131176

作品紹介・あらすじ

大嫌い、大好き。――だからお願い、地獄に落ちて。
二人の少女をめぐる、運命と戦慄の「百合」×「ホラー」

30年以上、正体不明の灰色の雲に頭上を覆われている北海道F町。この町に暮らす小学六年生の遠野葵は、同級生の落合紫子が無二の親友であり、また友情を超えた感情をも抱きながら幼い日々を幸福に暮らしていた。しかし、葵が犯した過ちがきっかけで、研究者をしている紫子の父のスキャンダルが暴かれる。紫子は町中からバッシングされ、学校でも激しいいじめに遭ってしまう。葵は謝罪すらできないまま、紫子は転校して町を去る。同じ頃、町では住人が相次ぎ失踪する事件が起き、新しい担任の狭間百合が学校にやってくる。百合は葵に「私はあなたの秘密も過ちも知っている。そして私だけがあなたを助けることができる」と告げる。その言葉に従い、葵は恐ろしい儀式に手を染める。やがてついに、葵たちは運命の日を迎えることになるのだが……。スクール・ホラー、クローズド・タウン、そして儚い百合ロマン。ミステリとホラー、それぞれの読者を驚愕させる、規格外の横溝正史ミステリ&ホラー大賞「優秀賞」受賞作

みんなの感想まとめ

運命と友情の交錯を描いた物語は、夢と現実が交わる不気味な世界で繰り広げられます。小学六年生の葵と紫子の関係は、友情を超えた複雑な感情に満ちており、彼女たちが直面する事件は、町全体を巻き込む恐怖へと発展...

感想・レビュー・書評

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  • 2022横溝正史ミステリー&ホラー大賞、優秀賞とのこと。
    たまたま、今ならすぐ読めますコーナーに並んでいて、装画が素敵ねっと思って。
    そして、この表紙の絵の二人のラストに向かうためにストーリーをねじ伏せてくる感じ。
    つまり、ちょっと荒い。
    どんな世界を描きたいかは、元のタイトル「狭間の世界」が近いかな。
    第一章で、主軸となる狭間の世界観を。
    第二章で、現実的な世界を。
    第三章で、現実に同化させる行程を。
    教室が小学6年生なのですが、少し大人目線。
    ラストまで読みたくて読んだので期待感はある。
    複雑にしたいためか名前を変えたり、親を名前で呼んだり。
    もう少しですごく面白くなりそう。

    • おびのりさん
      購入しないのに、装画にこだわってもと思うのだけど、やっぱりテンション上がるよねえ。

      今、まことさんの本棚見てきたら、木原音瀬の本何冊か登録...
      購入しないのに、装画にこだわってもと思うのだけど、やっぱりテンション上がるよねえ。

      今、まことさんの本棚見てきたら、木原音瀬の本何冊か登録されてて、ごめんなさいって思ってる。
      2024/03/16
    • ひまわりめろんさん
      わからんよ
      めっちゃ気に入るかもしれん
      新しい扉が開くかもしれん
      わからんよ
      めっちゃ気に入るかもしれん
      新しい扉が開くかもしれん
      2024/03/16
    • ひまわりめろんさん
      わからんよ
      めっちゃ気に入るかもしれん
      新しい扉が開くかもしれん
      わからんよ
      めっちゃ気に入るかもしれん
      新しい扉が開くかもしれん
      2024/03/16
  • その胸を貫くのは痛みか快感か――杉江松恋の新鋭作家ハンティング『君の教室が永遠の眠りにつくまで』 | カドブン(2023年02月10日)
    https://kadobun.jp/serialstory/sugitreasure/entry-47707.html

    あの日、教室で何が起きたのか? 気鋭が放つ、切なく残酷なホラーミステリー『君の教室が永遠の眠りにつくまで』鵺野莉紗 | カドブン(2023年01月23日)
    https://kadobun.jp/feature/interview/entry-47511.html

    孳々
    http://ggkoki69.com/

    「君の教室が永遠の眠りにつくまで」鵺野莉紗 [文芸書] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000265/

  • 横溝正史ミステリ&ホラー大賞「優秀賞」受賞作。
    一章の最後でオチを知り、SFであることに気づき少し残念な気持ちになる。
    二章からはガラリと雰囲気が変わるものの、昔の恨みだったり、勘違いだったりで、葵がとても不憫。
    登場人物の何人もが嫌な性格で、内容も百合系のもので、私は苦手な作品だった。

  • 落合紫子とはあの誤解がなければ、唯一無二の親友になれたはずだった。ー彼女は今、何をしているのだろう。
    ー本文より引用

    タイトルと表紙が好みど真ん中すぎて表紙借りしてしまいました。

    2012年、北海道の架空の町、不思子町。不思子第一小学校六年二組。
    主な舞台はそこだ。
    すごくわかりやすいあらすじをブクログさんが書いてくれてるので、あらすじは割愛。
    あまりホラーの要素はなく、百合×ミステリーといった感じです。
    百合好きからしたら、主人公の葵と紫子とのやり取りから既に百合だけど、本格的にわかりやすい百合要素が出てくるのは終盤かな。
    儚げで夢のような世界観や設定は、私はとても好みです。
    あと第一部の面白さの勢いがすごかったです。
    本作を選評された作家さんがおっしゃってたように。
    けれどミステリーとしては、犯人の目星が付くのが早すぎる…!というところが少し難点だったような。
    あとは設定を回収しきれていない印象もありました。
    エピローグもそれで終わっちゃっていいの?という気持ちです。
    そこら辺含めた、その他感想をまた数行ほど空けて書きます。

    本作は作者のデビュー作であり、賞に応募した当時のタイトルから現在のものに変えたとのこと。
    今のタイトルの方が、作者の描きたかった世界の雰囲気を良く表されていて(ネタバレにもならないですし)いいな、と思います。
    好きとは言いつつ、私にしては珍しくいくつか不満点をあげたのに☆4にしたのは、作者さんの描く世界観が好きなので、これからも、沢山より素敵な作品を書いてほしいという気持ちからです。
    作者さんの思い描く世界を、進化させた物語が読んでみたいです。次回作、楽しみにしております。



    ※以下、ネタバレ含む雑多な感想です。
    大したこと書いてないので流してくれて大丈夫です。

    ・ブクログのあらすじにもあるように、葵が小学六年生の時点で、30年以上前から不思子町上空を覆っている灰色の雲のようなもの。これは一体なんなのか。様々な研究者が調査するも正体がわからず。
    この謎の物体の存在が何か物語にSF的な影響を与えてくれるのだろうか…?!と期待しつつ読むも、その後その謎の現象については一切触れられず謎のまま。
    正直、何処となく不穏な世界観とやらを演出するためだけの飾りになってしまったと思いました。
    せっかく面白い設定なのに勿体無いな、と。

    ・葵がいくら紫子に許してほしい気持ち&過去の悲しい経験から懸命になっていたとはいえ、紫子の飼い犬の腹の中の赤ちゃんを殺されないようにするため飼い犬のお腹を素人が切り開いてホッチキスみたいなものでパチンパチン止めただけでは死んでしまって当たり前だし、小六にもなったらそれに気づきそうなものでは?と思うのですが、それほど葵が追い詰められていたからということでしょうか。
    葵に、そうすれば紫子さんちの飼い犬も生まれてくる子犬も助かりますよと助言()した先生は悪魔ですわ…
    あと大人になった紫子の、もう20年以上前のことなのに、いつまで経っても葵の話をちゃんと聞こうとしないでシャットアウトする姿勢が小六の頃から成長してないな…とも思いました。境遇を思えば仕方ないですが、せっかく頭は良いのに…
    紫子の境遇と葵の気持ちが分かってなお、この物語の主人公であろう葵にも紫子にも、あまり共感できない。せっかく百合という題材をクローズアップしてるのに、主人公たちに共感できないがゆえに百合をあまり感じられないままエピローグに突入してしまったかな、という感じはあります。
    あと紫子頭良い設定なのに義母を疑うのが遅すぎるよ…&紫子も誰も犯人わかんない状態なのに、第一部で葵と先生のやり取りがあったから読者は三分の一弱しか読んでないのにもう黒幕分かっちゃったよ…状態になってしまったのは惜しかった。

    ・エピローグ、儚いバッドエンド系百合を描きたかったんだなというのはひしひし伝わりました。
    だってエモいもんね!
    でも私にはエモさより、ただただ葵が気の毒でなりませんでした。そっちの気持ちの方が勝ちました。
    葵は好きなことも将来のことも全て勝手に親に決められて、クラスメイトたちからもかっこよくて愛想のいい遠野さんを求められ、ずーっと己の意思を封じられた状態にあるように思えました。
    そういう意味では、葵があまり他人に興味を示さない傾向があるのも納得です。興味示したところで、葵を等身大の葵として接してくれる人は、彼女からしたらいなかったのですから。
    でも紫子が現れた。
    けどその紫子に、夢の中の六年二組の教室で心中させられるんですよ、また葵の意思などガン無視で。
    境遇の悲惨さでは紫子の方が気の毒に思えますが、彼女は人を殺そうとし、そのことを償うこともせず、進学し、国内では極秘裏ながらも相当の研究チームの代表として活躍して大人になれたはずなのに…
    どうしてまだ目を覚ませていないせいで、小学六年生の子どもの時のままの、大人の紫子より分別のつかない葵に成長させるチャンスも意思表示をする機会も与えず心中する行動を紫子に取らせたのか。
    葵を奪われ続けたまま死ぬ運命にある葵が一番気の毒です。
    どうしても遠野家…主に母と娘の葵に自己中だという印象がつきがちですが、いや、登場人物全員大分自己中じゃね?と思ってしまう…
    せっかく百合要素を入れるなら、せめて葵に今後どうなるのか全くわからず混乱させたままエンドを迎えさせて欲しくなかったなーという勝手な気持ち。
    たとえ心中バッドエンドであっても、葵と紫子双方の同意のもとならまだ綺麗なバッドエンドになったのになぁ…暗め百合にありがちだけどエモい「気持ちが最後まですれ違ってたんだよ」感を出したかったんだろうなぁと思いつつ、すれ違いの次元超えちゃってるよぉ…だって葵は紫子にまだ何も言えてないんだよぉ…話聞けよぉ…勝手に終わらせんなよぉ…と思ってしまう。単純に好みの問題かもしれないけど。
    個人的に葵気の毒すぎて、百合に集中できなかったって話です笑

    大体それくらいかな?
    ここまで読んでくれた人いたらありがとうございました。

  • 夢と現実を組み合わせた構成は面白く、スピーディーな展開であっという間に読み終わる。一方、登場人物の存在感が希薄で魅力が少ないため、読み終わった後の余韻が残らない。

  • ミステリ、ホラーというよりは仄暗く堕ちきった愛憎がメインのお話に感じました。百合もガツンとではなく、かなりソフト。ほんのり風味。
    某行為については子供で小学生と言えども6年生も後半であり、大人からの言葉、そして追い詰められているという前提でも、あれを大丈夫だと鵜呑みにし、実行してしまうのは出来るものかな?とはちょっと引っ掛かりを覚えました。いくらなんでもホチキスって…とか、他にもツッコミどころが。
    第一部のラストでのギミックには予想斜め超えての真相の一つで面食らいはしましたが、そこからの重なり崩れ落ちていく悲劇への閉じ方が読んでいて先を急くものでした。
    親目線からだと色々ぅううーん…と感情ぎゅうぎゅうになります。しんどい。
    犬好きにはかなりキツイシーンあり。前もって知ってたら手に取らなかったぐらいなのでご注意。
    帯の百合、ミステリ、ホラーというには、3つともそこまで強く出ているように感じられなかったので、面白い部分もあるけれどやや宙ぶらりんな読後でした。

  • せっかくの面白い発想を
    活かしきれていないような気がする。
    中盤で悪人がほぼ明らかにされてしまうから
    緊張感が削がれ
    登場人物たちが何をやってももどかしく感じる。
    肝心なことをはぐらかしたり
    ずれた解釈をしたり…
    荒唐無稽な話しをそう思わせずに
    最後まで引っ張り続けるパワーと疾走感が
    ちょっと足りなかった。

  • 親友になれたはずの二人の少女。仲直りのため飼い犬の胎児を助けようとしたことから教室での少女殺人疑惑。父親の研究を引き継いで、一酸化炭素中毒で32年間昏睡するクラスの皆の夢に入る。少女の母親に恨みを抱き仲を割く。

    読書を現実逃避のひとつとしてどこへでも魂を飛ばすことができたという作者の話に、いじめられていたのかなと思いました。

  • ミステリ、イジメ、百合。

    第一部は不思子という町にだけ灰色の厚い雲に覆われていた世界で始まり、不穏な空気で惹き込まれた。
    陰湿なイジメの描写が生々しく読んでいて結構辛い。
    終わりに先生の正体が明かされ第二部、第三部へ。

    何となくこれは現実ではないのかな、と薄々感じていたのだけど、まさかの◯の世界だった(書くとネタバレだな…)。

    エピローグでは精神的な救い、なのかな。

    惹き込まれたけど何だかモヤモヤという不思議な読書でした。

  • クラスで孤立し、いじめを受けていた紫子に、葵は最後まで寄り添う事が出来なかった。

    紫子との関係を修復すべく、担任の助力を得た葵は思わぬ手段に訴えるが、事態は最悪の展開に……。

    第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の優秀賞受賞作。

  • あんまり面白くなかったかな。。
    書きたいものは分かるけど、情報の順序(整理力)や描写が、って感じでした。。

  • 前評判を聞かずに読了。
    読むのに時間がかかったが、色々と明かされていく謎にハラハラした。
    ジュブナイルミステリーかと思いきや、中盤からどんどんSFに。
    ん?ここはそれでいいのか??と思うような箇所は多々あり。
    (流石に小学生でも犬をああすると死ぬってわかるだろう…などなど)

    めったざしにした犯人は最初の方でわかってしまった。(ミステリー初心者の私でも結構わかりやすかった)

    映画化しそうだなーと思った。

  • あ、あれ?
    読んだはずなのに既にほぼほぼ忘れている…我ながらすごい老人力…

  • 青春小説からミステリ+SF的な展開というという個人的に好きな要素満載の作品でした。第一部で見え隠れする出来事は一体何が起きているのか、そしてその後の展開が全く予想できませんでしたが、第ニ部の怒涛の展開に驚きました。

    百合、ホラーの要素はあまりなかった印象です。

  • 賞をとった作品なのだと、読み終わって巻末で知った。
    応募時とタイトルを変えて出版されたのか。
    今のタイトル良いと思います。

    『百合』✕『ホラー』と説明にあるけれど、
    百合あったかな?ホラー…なのかなぁ?
    女性同士の百合と名前の百合かけてるだけ?

    前半はそれなりに入り込んで読めたのに、結末に向けてどんどんわけがわからなくつまらなくなった。
    読み終わってからあれこれ用事を足した数時間後に、あれ?私最後まで読んだっけ?どうなったんだっけ?と思って最後のページだけまた開いたくらい、印象が薄い。

  • 『娯楽』★★★☆☆ 6
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★☆☆☆ 6
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★☆☆ 3
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★☆☆☆ 4

    《総合》62 C-

  • 特集でおすすめされていた本。

    百合本。
    ミステリらしいが黒幕は早々に予想がつくので、やはり思春期のほんのり百合を楽しむ作品だと思う。
    あといじめの根深さも。

    大人になりきれていない大人ばかりで、見えない壁があって、近くにいるのに遠い人たちばかり。

    夢の中エンドだったけど、お互い了承した上なのでハッピーエンドってことでいいんだよね?

  • 面白かったが個人的好みとしてあまり刺さらなかった。

  • 図書館で借りた
    KADOKAWA出版の本は好きだ。KADOKAWAのミステリーandホラー大賞の優秀賞?に、選ばれていた。作者はポーランド在宅らしい。
    今2作目を執筆中。

    作品は3部構成になっており、一部は夢の中、二部は現実、三部はまとめ。高校生のいじめの話かと思いきや、その母親や、飼っている犬の殺害、友達の殺害…いろんな因縁が絡み合っている。
    夢の中に介入できるなんて、憧れる話だわ

  • 913-N
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著者プロフィール

1991年生まれ。静岡県浜松市出身。2022年に『狭間の世界』で第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞し、デビュー。

「2022年 『君の教室が永遠の眠りにつくまで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鵺野莉紗の作品

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