シュガーアップル・フェアリーテイル Collector's Edition1 (1)

  • KADOKAWA (2022年12月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784041131961

作品紹介・あらすじ

人間が妖精を使役する、ハイランド王国。少女アンは、亡き母のあとを継ぎ、聖なる砂糖菓子を作る特別な砂糖菓子職人――銀砂糖師になることを決意する。
用心棒に美形だが口の悪い戦士妖精のシャルを雇い、王都を目指して旅立つ。心を閉ざしたシャルと近付きたいと願いつつ、品評会に参加しようとするけれど……!? 
角川ビーンズ文庫版1・2巻の合本に、書き下ろし短編「特別な日」やキャラクターラフなどを収録した完全版!
※角川ビーンズ文庫版の挿絵は未収録となります。

みんなの感想まとめ

人間が妖精を使役するファンタジーの世界で、少女アンが特別な砂糖菓子職人を目指す物語が描かれています。彼女の成長と旅路を通じて、仲間である美形の戦士妖精シャルとの心の交流が深く描かれ、特にシャルの複雑な...

感想・レビュー・書評

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  • ファンタジーは読まなかった私が夢中になってしまう三川ミリさん。途中泣きそうに。

  • 読みたかった作品。ようやく読めました。
    今年の1月から放送されているアニメの原作本で、
    応援している貫井柚佳さんがヒロインのアンの声を担当している大切な作品。
    ということで、当然ながら原作本にも着手。

    おもしろかったし、いろいろ感動しました。アニメで描かれてない部分も補完できてよかった。
    アンとシャルの心情がそれぞれ小分けされて描かれるというフォーマット。
    ああ、シャルは最初から優しかったのだと猛烈に感動した。
    僕はそのことをアニメでは読み取れなかった。また見直さないとな。

    一幕のラストでアンがエマの死を受けいれるシーンにも感動する。

    (ママを超える、銀砂糖師になる)

    もうママだってライバルなのだ。アンの強さ、職人魂が加速するとてもいいシーンだ。

    そして何と言ってもミスリル・リッド・ポッド。シャルと同じく口が悪いw
    書き下ろし短編の「特別な日」の中にとても大好きなシーンがある。
    それはミスリルがシャルに、自分たちにとって、いかにアンがかけがえのない存在であるかを訴えるところだ。

    「アンは俺たちに羽を返してくれたんだぞ」

    その一言を見た瞬間、眼の奥がカッと熱くなる。
    アンにしてみれば当然のことなのかもしれない。妖精は友達だと思っているのだから。
    でも妖精からしてみれば、それは奇跡のようなことで、あり得ないことなのだろう。
    ミスリルもひどい目にあってたからなあ。
    なんかそういうようなことが一気に脳内に溢れてきて、しばし読むのが止まってしまった。
    アン、シャル、ミスリル。このトリオ、最高。いつまでもワイワイやりながら、前に進んでいってほしい。
    ミスリルの恩返しにも期待してます。頼むぞ、ミスリル、うまくアンを導いてやれよ~

    引き続きCollector's Edition2を読み始めています。
    こんなおもしろい作品に出会わせてくれた貫井さんに感謝だ。

  • アニメからファンになり購入。
    登場人物に深みがあり、期待以上に楽しめた。
    アンは、アニメ同様チャーミングだったけど、15歳らしいナイーヴさ、幼さ、
    素直さを持ち、旅をしながら生きてきたからこその芯の強さと現実を冷静に
    見つめる事もできる女の子だというのが上手に描写されていた。
    でも一番印象に残ってるのは、シャルの心情が丁寧に描写されていた点。
    リズへの思い、アンに関すると湧き出てくる自身には不可解な感情(違和感)
    など…
    戸惑う様子もシャルらしいし、安直に感情に名前をつけたり決めつけたりしない
    点も良かった。
    アニメしか知らないシャルのファンは必読です。
    ヒューはシャルの心を掻き乱した点では良い仕事をしたと思うけど、あの人は
    なかなかクセがあって、だからこそ興味深い。
    アルバーンのお話は泣きました。
    アンの言葉と仕事への姿勢で救われたかな。その後も知れて良かった。
    あと、シャルとミスリルの会話には本当に笑わされました。
    本当に失礼な二人だわ。 
    シャルの貞操観念…それも変わると信じてる。

    せっかくなのでCollector's Editionを購入したけど、完結までの出版が待ち遠しい。

  • 刊行当時に読んでいたのだけど改めて再読すると、文庫2巻部分の凄みが圧倒的すぎてひっくり返ってしまう。結局泣きながら読んだ。
    1巻も当時の作品として群を抜いて面白かったが、2巻は格が違う。アンが生き方を決める話。それだけならお仕事作品、ものづくり論で終わってしまうのだけど、きちんと世界観に寄り添って人間と妖精の関係のかたちが描かれているところがにくい。この作品じゃないと語れない話になっている。
    「試した人がいるわけじゃない」という、賛同はしないけど否定もしないアンの言葉が優しい。自分が母親の死を受け入れたあとだからこそ、余計に。
    改めてこの作品が好きだなと思う気持ちを思い出した。単行本化、ありがとう。
    ついでに改めてヒュー・マーキュリーという男………………と思った。ヒュー・マーキュリー…………………………………………。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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