後宮の毒華 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 147
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041132692

作品紹介・あらすじ

時は大唐。繁栄を極める玄宗皇帝の後宮は異常事態にあった。
皇帝が楊貴妃ひとりを愛し、他の妃を顧みない。
そんな後宮に入った姉を持つ少年・高玉蘭(こうぎょくらん)は、
ある日姉が失踪したと知らされる。
やむにやまれず、玉蘭は身代わりとして女装で後宮に入ることに。
妃修行に励む中、彼は古今東西の毒に通じるという「毒妃」ドゥドゥに出会う。
折しも側近の女官に毒が盛られ、彼女の力を借りることになり……。
華麗なる後宮毒ミステリ、開幕!

感想・レビュー・書評

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  •  後宮ものでなかなか納得がいく作品には出会えないですねぇ。

     この作品がつまらなかったというわけではなく設定が似たものが多く過ぎるので(-_-;)

     このテンプレを超えてくれることを期待したいと思って続きを待ちます。

  • またしても後宮ものに手を出してしまいました。
    今度はあらゆる毒に耐性と知識を持つ謎の女性が出てきます。そして、後宮ライトノベルには珍しく、時代が設定されており(唐の時代)歴史上の人物も登場します。登場人物の設定が面白いのに、いまいち魅力が感じられず、続編に期待です‼️

  • 結構実在の人物出てきたりします(楊貴妃とか)。いなくなった母違いの姉の身代わりをすることになった少年のお話。そこに、宮廷で毒の知識を持つ一族として生き残った毒婦、ドゥドゥが事件を通して関わる。主人公、高玉蘭(小翠麗)と毒毒の関係がスッゴく櫻子さんと正太郎の関係に似てた。主人公の性格がそもそも正太郎…。すぐ泣くし。素直だし。純だ。
    読む前に想像してたのとちょっと違ってたけど、毒の謎解きは某ひとりごとより、こっちが面白い。でも全体的にはひとりごとの吸引力が勝ってるかなぁ。あくまで個人的嗜好です。後宮ものなので、小学校NG。とくに直接的な表現はないですけどね。個人的に与えるのは大丈夫なレベル。
    結局翠麗が戻らなかったので、続くようです。あ、戻らなかったのネタバレかも。
    キノコって、超猛毒種あるのに、現実でもミステリーでもあんまり使われないよね。生えるタイミングや場所がマニアックだから、キノコ愛がないと手に入らないせい?誰かキノコ毒をトリカブトみたいに有名にしてくれー。

  • 櫻子さんシリーズが何だかわからない終わり方をしたので、あまり期待をせずに購入したのですが、面白かったです。毒妃のキャラが立っていて、良かった。

  • 頭はいいけど鈍い男の子が
    いなくなった姉の代わりをするはめになった
    毒はいつ出てくるのかなと思ったけど
    なかなか出てこない

    ドゥドゥが本当の意味で活躍するのは
    最後の最後で

    後宮には毒は付き物とは言うが
    次出るなら小翠麗の愚痴を少なくして欲しい

  • ざっくり言えば,ウブな感じの少年が何故か関わり合うことになってしまったアブナイ美人のオネーサンと,いろいろな事件を解決していくオネショタ小説(というと叱られるか?ショタというには少々トウがたっているし).
    玄宗皇帝の御代を舞台に,楊貴妃や高力士,李猪児など実在の人物が重要な役どころで登場する.3話構成で,第一集は姉である翠麗の身代わりとなるための修行中に毒妃と出会って,中毒事件を解決するお話.第二集はペットの犬の大量死事件.第三集は毒入り茘枝事件.はたして翠麗はどこにいるのか,安禄山との関わりは?謎を残して次集に続く(んだよね?).

  • 早く続き読みたい

  • 最近、後宮ものにハマってしまった。
    後宮のドロドロ感そこそこに毒っていうのが楽しく読めます。
    個人的に毒話好み

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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