遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪 (17) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2023年4月24日発売)
3.68
  • (6)
  • (16)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 263
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041133026

作品紹介・あらすじ

湯けむりの街、別府。無量は依頼を受け、古墳時代の遺構の学術発掘に赴いた。
人材育成を兼ねた発掘らしく、若い参加者も多い。
別府温泉は「地獄」とも呼ばれると知った無量は、やっと力を取り戻した〈鬼の手〉の本領発揮と張り切るが――。

みんなの感想まとめ

テーマは、古墳時代の遺構発掘を通じて織り成される人間関係や葛藤であり、物語は別府の温泉街を舞台に展開します。登場人物たちのキャラクターが魅力的で、特に斗織の存在感や美声が印象に残ります。著者は、実際の...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  今回は一冊だった。大分の別府での発掘。斗織くんのキャラがいい。そして、美声イケオジ。森山周一郎様ばりの低く甘い声を想像してしまった。

     宇佐神宮とか真木大堂とか国東の磨崖仏とか、昔観光で行ったが、とにかくバスで大変だったということしか覚えていない。こんなにふくらませられるなんて、作者さん天才。

     無量の移籍話も気になる、忍ちゃんがいつ自分の立場を明かすかも、萌絵のコーディネーター試験も、思いっきり絡み合っているんだろうな。次巻も楽しみ。

  • 引き抜き話に少し決着がつくかと思いきや、そうではなかった。。。

    ミーハーなので、歴史的有名人が出てこないと途端に凄さの実感や興味度合いが下がる。

    2024.2.28
    14

  • 民俗学とか考古学とかを絡めたミステリー。

    ああ、やっちまったー。シリーズ物だった。
    シリーズ物ってパターンがあると思うんですが、これは単体でもわかるやつ、しかしシリーズ通して読んでたほうが絶対に面白い話でした。

    民俗学、割と好きなんだよねぇ。
    ほら、京極夏彦読むから。笑
    割と初心者にもなじみやすい、その地方ならではの土着文化に関するもので、うん、旅行がしたくなります。笑

    ただ起こることが割と現実的ではない。
    ありそうだけど。ありそう、ってか文化的背景あっての事件なのにその事件が現実的ではない。
    末裔がお宝巡って争うってのはあるあるだけど、拳法の使い手みたいな人が小刀もって階段で襲いかかってくるのかぁー。対するはカンフーの使い手かぁー。なんか…ね。
    文化的背景のほうは、伝説のお寺に経筥・銅板、分かりやすかったしめっちゃ面白かったのにー!
    絡め方は面白いのに。もったいない。

    あとものすごいどうでもいいこと気にしてたのですが、この人たちしょっちゅう人探してない?
    『じゃあ私は〇〇さんを探します!』ってしょっちゅう探してない?
    さがします!って言って、隠れてる人そんなに簡単に見つからなくない?
    超ど田舎のうちのほうでも、隠れてる人を会うために探すって中々難しいと思うんだけど…

    あの発掘師さんはもうちょい発掘方面で絡むのかと思いきや、そうでもないのですね。元からそうだったのかな?じゃなくて今作がたまたまそうだったのかな?
    鬼の右手っていうのも、何?SF的な何ががあるのか?ただの異名なのか?
    出てくる登場人物との関係性もいまいち分からないものだから、この人たちの距離感というか距離の掴み方がよくわからない。
    この辺は本当にシリーズ読んでない私は置いてきぼりでした。
    (いや、シリーズ読めって話)
    (また私がこういうささやか〜なところが気になって気になって引っかかって先に進まない細かいタチなので、余計に最初からシリーズ読めって話)

    単発で読んだ読者にはちょっと厳しい話かな?
    面白くないわけじゃないけど。



    @手持ち本

  • 荒らされた発掘現場は。
    誰も見つけたことがない価値あるものだったとしても、警察が対応しきれないとなると見つけたもの勝ちにならないか。
    歴史あるものを見つけたい気持ちは皆同じだろうが、そこに私情を混ぜてしまうのであれば正式に依頼をしたうえで動くべきだったのではないのか。

  • 西原無量シリーズ、17作目。

    鬼の手の力が復活して、素直にその力を受け入れられるようになった無量からは今までのような影は消え、実に楽しそう。その分、最初のGRMの引き抜き話にはどうしてもモヤっとしつつ、そのまま事件へと突入。
    歴史ミステリの部分は今回も楽しめた。歴史ミステリと現代の事件を絡ませると、どうしても動機の部分が仰々しくなりがちで、今回も途中どうなるかなと思ったものの、結果的には違和感なく読むことができて面白かった。あー、やっぱりこのまま亀研で萌絵ちゃんや相良さんらと各地で事件に巻き込まれながらワイワイやっていてくれないかなー。

  • ノリノリ西原くん。
    このトリオがバラバラになるのはさみしいなぁ。

  • 久しぶりの無量、ところは別府。
    登場人物の敵対性にパターンが見えてしまうけど、
    国東半島、別府湾、杵築、宇佐・・・
    古墳好きにはたまらない地域。
    無量も元気になって、やる気満々で楽しかった。

  • 遺物が持ち去られるのが伝統芸能のこのシリーズだが、まさか持ち去られた物が何か分からないパターンが来るとは思わなかった。
    まずはそこからかい!という。
    しかも犯人候補は「五鬼」のどれかという、候補も多いので難易度が高い!
    よくぞ1巻でまとめて解決できたなと読み終えて改めて凄さを知るという。
    結局出てきた遺物も凄い発見になっちゃったし。
    歴史が変わりそう。

    吹っ切れてからの無量くんが楽しそうで何より。
    今回は後輩くんみたいなキャラもいたから、余計に楽しそう。
    それだけに、転属の話の不穏さが増すという。
    忍ちゃんは(読者も)移籍先のやばさを知っているけれども、それを伝えるとなると自分の立場を明かさないといけないし、このもどかしさ、やるせなさよ。
    無量、自分で気付いてくれよと願ってしまう。
    今回の事件は解決したけれども、この無量くんの転属の話は結論出ないままになってしまったのも、もどかしかった。
    持ち越しか……焦らしますなあ。

  • 血なまぐさい感じ満載で終わらなくてよかったなーと思いました。そして、今回は若者風な言葉遣いが、あまり鼻につかなかった(笑)。

    毎回思いますが、その土地土地に伝わる伝承とか、歴史とか、面白いです。どこまで、事実か見極めることはしませんが、今まで旅行で行ったことのある土地に関連する事柄とかでてくると、特に楽しめます。

  • 舞台は大分別府。
    降旗から誘われた移籍話を真剣に考えている無量に、忍はやめろと言う。ってなことがあったけど、発掘現場から遺物が盗まれ黒曜石でできた石匙が残されていた。前作で鬼の手が反応しなくなった無量がなんか吹っ切れた感じで、今後がますます楽しみ。

  • 面白かった。このシリーズ好き

  • 前向きな無量の姿が良かった。

  • シリーズ中の間話のような話でした。3人のこれからに着いては保留。
    個人的に、萌絵ちゃんにはもうちょっと活躍して欲しかったけれど、最後までどうやってかたをつけるのか予想できなくて楽しめた。

  • またも発掘先で事件に巻き込まれた無量たち。
    最後に解決したけれど、今後の進退が気になった。

全14件中 1 - 14件を表示

著者プロフィール

千葉県生まれ、東京都在住。中央大学文学部史学科卒業。「風駆ける日」で1989年下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞後、90年『炎の蜃気楼』でデビュー。同シリーズは累計680万部を超える大ヒットとなる。他の著書に、今作を含む「西原無量」シリーズ、『カサンドラ』、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ」シリーズなど多数。

「2023年 『遺跡発掘師は笑わない 災払鬼の爪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

桑原水菜の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×