名前のない殺人鬼 (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2022年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041133156

作品紹介・あらすじ

僕は周りの人たちにシュンと呼ばれている。
でも、この国の戸籍にそんな名前の人物はいない。
だから人を殺しても構わない。
僕は名前のない殺人鬼なのだ――。

弁護士の李子からの依頼に従い、嗜虐的な趣味をもつ男に女装して近づき次々と殺害していく、戸籍を持たない少年・シュン。
ある日、彼らの平穏な日々を揺るがす驚愕の相談者が現われる!

若く美しい連続殺人鬼の自らの人生との対峙を端正な筆致で描き上げる、著者渾身の長編小説。

みんなの感想まとめ

無戸籍の少年シュンが、弁護士の李子の依頼を受けて次々と殺人を犯す姿を描いた物語は、彼の内面の葛藤と周囲との関係を浮き彫りにします。シュンは母親に棄てられ、名前を持たないために自由に生きる一方で、彼の行...

感想・レビュー・書評

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  • 大石圭『名前のない殺人鬼』角川ホラー文庫。

    角川ホラー文庫からの刊行なのだが、ホラーではない。安っぽいエロチック・サスペンスという内容だ。

    母親に棄てられ、無戸籍のまま、弁護士の李子に支えられながら生きるシュンは、李子に依頼されるままにDV男性を殺害する。依頼を果たせば、シュンには李子の肉体という褒美が与えられ……

    本体価格720円
    ★★★

  • イヤーひたすら気持ち悪い話だった~
    なんかただ単にエロいだけ
    シュンの内面の孤独さがもっと表現されていれば、ましだったかも

  • 官能小説ですか?気持ち悪かったです。

  • オチがあるのかと思っていたが…

  • 大石圭らしいストーリーではあったが少々物足りない感じが残った。

  • 「邪な囁き」や「湘南人肉医」の頃、大石圭が大好きで毎作欠かさずに読んでいた。

    久しぶりに読んだ大石圭作品なわけだが、昔に比べると官能小説味が強くなったというか、ただ単にエロくなったって感じがする。
    昔のような美しい殺人や、異常性に囚われた殺人ではなかったように感じた。

  • 最初、シュン自身もそれほど感情を見せていなかったし、自分より不幸な人はいる、部屋があり、ピアノがあり、読みたいものが読めて、妙子さんも李子さん、猫のモナカもいる、自分は幸せだと思う。

    子供の頃はずっと、諦めていた、その頃に比べれば、戸籍はないけれど…と。

    李子は、あることがきっかけで「自分ができることをすべきだ」と思ったというが、シュンにその手伝い、協力を求める。
    男が嫌いだからと、シュンには、女性の格好をさせるなど、強制する。

    女性を苦しめて、自分に従わせる男とにたような構図。
    シュンに選択肢はない。

    この関係はずっと続くと思われたが、「正しい殺人」と李子に言われ、殺していくシュンが、回を重ねるごとに感情に変化が。

    妙子に言われ否定はしたが、李子に利用されていると感じながらも、「生きていく方法がない」と、諦めていた。

    親ガモ、子ガモの話が出てきて、シュンは離れたいと思うようになるのかな、子ガモができるのならば、僕もと思うのかなと思ったけれど、その先は書かれていないので残念。

    李子は、何故そこまで男性を嫌うのか、警察が一度来てから何も続報がないまま、(シュンは逮捕されることに不安になっている場面は何度か出てくる)殺人を繰り返えした、その後の李子、シュンを読みたい。性暴力等のシーン多め。

  • 著者については、「『呪怨』のノベライズ書いてる人」くらいの認識で、実際に著作を手に取るのはこれが初めて。

    主人公は、見目麗しい少年・シュン。戸籍を与えられず親に捨てられた彼は、主にDV男に苦しむ女性の相談を受ける弁護士・李子の庇護の下、生活を送っていた。女性からの相談を受け、李子がDV男を「殺す外ない」と判断した時、シュンは女装してターゲットを殺害していく―――。

    ・・・女装少年の暗殺劇を楽しめるかと思いきや、そもそも暗殺のプロでもなんでもなかった。なんか最初から最後まで、「凄惨なDV(レイプ)描写」→「シュンと李子の性描写」→「DV男殺害」→「凄惨な~」を繰り返すだけで、官能小説かと見紛うほどに大半が性描写だった印象。

    物語の結末としては、「DVに苦しむ女性を救うためにDV男を殺したとしても結局、別のDV男と一緒になる」→「誰かに依存しないと生きていけないというのが根本的に問題?」→「それって李子の庇護下で生活してる自分じゃね?」→「じゃあ出ていくか」という感じ。成長物語に感じ入るよりも、「ああはなりたくないね、以上」という印象の方が強く、「え、それだけ?」な読後感。残念ながら期待外れな作品となってしまった。

  • 殺してまで仕事してんなよ、あと性癖キショい

  • 戸籍がないシュンは弁護士の李子に養われている
    夫からの暴力に悩まされている相談を受けた李子は夫を殺すしかないとシュンに殺人を依頼する
    李子の計画に基づき女装して殺人を続けるシュン

    好みじゃないかな
    殺すしかないという結論に至った理由は理解できる
    李子のシュンへの想いはシュンが考えていたとおりだろうな
    シュンにとっては離れないといい未来はないだろうな
    性描写が激しすぎるかも

  • 好きではないけど気になって読み進めた。

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著者プロフィール

1961年、東京都出身。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文芸賞佳作を受賞し、デビュー。『アンダー・ユア・ベッド』『殺人勤務医』『絶望ブランコ』『愛されすぎた女』『裏アカ』など、著書多数。2019年には『殺人鬼を飼う女』『アンダー・ユア・ベッド』が立て続けに映画化され、話題に。

「2023年 『破滅へと続く道 右か、左か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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