メメンとモリ

  • KADOKAWA (2023年5月31日発売)
4.24
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Amazon.co.jp ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784041133958

作品紹介・あらすじ

キノベス!キッズ2024  第1位!
MOE絵本屋さん大賞2023 第2位!
静岡書店大賞 児童書新作部門 第2位!

発売たちまち18万部突破

「王様のブランチ」(TBS)、「新・美の巨人たち」にて紹介、反響続々!!

身もふたもない言葉の中にだけ、
希望を見出せるときもある。
ヨシタケシンスケが描く
「人は何のために生きてるの?」の3つのお話。

『メメンとモリとちいさいおさら』
メメンが作ったお皿を割ってしまったモリ。
「世界にひとつしかないお皿なのに…」といつまでもクヨクヨしているモリに、
メメンは「大丈夫よ、また作ればいいんだから」と励まします。

『メメンとモリときたないゆきだるま』
夜のうちに降った雪。メメンとモリは次の日の晴れた朝、張り切ってゆきだるまをつくりました。
でも雪は足りず、晴れて溶けかかり、できあがってゆきだるまは想像していたものと違いました。
複雑な顔をしてゆきだるまを見つめるメメンとモリ。
でもゆきだるまは、そんなふたりの顔を冷静に見ていたのです。

『メメンとモリとつまんないえいが』
つまらない映画を見てしまったメメンとモリ。「時間を損しちゃったね」と話しているうちに、
モリは「みんなは楽しいことをしているのに、ぼくだけ損をしているみたい」と思いはじめます。
そんなモリにメメンは「いきものはべつに楽しむために生きているわけじゃないからね」と言うのですが…。

感想・レビュー・書評

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  • メメンとモリの姉弟を主人公とした三つのお話が載っています。

    メメントモリとは「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味を持つラテン語の言葉で現代では主に「死を意識することで今を大切に生きることができる」という解釈で用いられることが多いそうです。


    1話目は最後の一文が響きました。
    2話目は最後のメメンとモリが出てくるサプライズの場面がよかったです。
    3話目はわかりますが、特に自分の人生がつまらない映画だという発想がなかったのであまり響きませんでした。「思っていたのとちがう」と「びっくりするために生きているというのは新しい発見で楽しくなりました。


    以下にストーリーをメモします。


    『メメンとモリとちいさいおさら』
    メメンが作ったおさらをわってしまうモリ。
    モリがあやまると、メメンは「いいのよ!だってどんなものでも、いつかはこわれたりなくなったりするんだから」といいます。

    つまりは、「自分では選べないことと、自分で選べることがある」ってこと。
    それをみわけられるようになりたい、とメメンは言います。


    『メメンとモリときたないゆきだるま』
    きたないゆきだるまはいいます。
    「気がついたら、ボクはすでにきたないゆきだるまだった。こんど、もし、ボクが人間だったら、世界中を旅してきたないゆきだるまの写真を撮ってまわろう。がっかりされたものたちを、探してまわろう。どんなゆきだるまでも、ボクは絶対がっかりしない。
    大よろこびで近づいていったら、みんなきっとびっくりするだろうな。きっとうれしいと思うんだ。ボクがしてほしかったことを、してあげるんだ」

    最後にメメンとモリがきたないゆきだるまの写真をとりにきます。


    『メメンとモリとつまらないえいが』
    つまらない映画をみたメメンとモリ。
    モリはこの先つまんないことばっかりだったらどうしようといいます。

    メメンはモリにいいます。
    じつはたのしいことはなくても大丈夫なのよ。
    人は「思ってたのとちがう!」ってびっくりするために生きてるのよ。
    「なんのために生きているのか」のこたえは、まいにちちがってもいいとメメンはいいます。
    すくなくともわたしたちは、つまんないえいがの登場人物じゃない。そのえいがからそとにでられないわけじゃない。

    なんのために生きているのかわからなくても、わたしたちは、つまんないえいがも、おもしろいえいがもみることができるお客さんなのよ。

  • ずっと読みたかった一冊、ようやく手にしました♪

    3つのストーリーがおさめられていますが、やはり巻頭の「メメンとモリとちいさいおさら」が最高ですね(*´▽`*)

    大人にも響く絵本、素晴らしい♪


    <あらすじ>
    ラテン語の「メメント・モリ」(いつか必ず死ぬことを忘れるな)をテーマにした作品です。この絵本は、生きる意味や目的について考えさせられる、3つの物語を含んでいます。

    『メメンとモリとちいさいおさら』: メメンが作った唯一無二のお皿を割ってしまったモリは、その失敗に落ち込みます。しかし、メメンは「大丈夫よ、また作ればいいんだから」と励まし、前向きな姿勢を示します。

    『メメンとモリときたないゆきだるま』: 新しい雪で雪だるまを作ることになったメメンとモリですが、出来上がった雪だるまは想像していたものとは異なります。それを見た二人は複雑な感情を抱きますが、雪だるまは冷静に二人を見つめていました。

    『メメンとモリとつまんないえいが』: つまらない映画を見た後、時間を無駄にしたと感じるモリに対して、メメンは「いきものは別に楽しむために生きているわけじゃないからね」と述べ、生きる目的についての一般的な考え方に疑問を投げかけます。

    これらの物語は、日常の小さな出来事を通じて、人生の大きなテーマについて考える機会を提供しています。ヨシタケシンスケの独特な視点が光る作品で、読む人によって様々な解釈が可能です。興味深いテーマと心温まる物語で、多くの読者に愛されている絵本です。



    「生きる意味」や「生きる目的」って必要ですか?

    キノベス!キッズ2024 第1位!
    MOE絵本屋さん大賞2023 第2位!
    静岡書店大賞 児童書新作部門 第2位!

    発売たちまち18万部突破

    「王様のブランチ」(TBS)、「新・美の巨人たち」にて紹介、反響続々!!

    身もふたもない言葉の中にだけ、
    希望を見出せるときもある。
    ヨシタケシンスケが描く
    「人は何のために生きてるの?」の3つのお話。

    『メメンとモリとちいさいおさら』
    メメンが作ったお皿を割ってしまったモリ。
    「世界にひとつしかないお皿なのに…」といつまでもクヨクヨしているモリに、
    メメンは「大丈夫よ、また作ればいいんだから」と励まします。

    『メメンとモリときたないゆきだるま』
    夜のうちに降った雪。メメンとモリは次の日の晴れた朝、張り切ってゆきだるまをつくりました。
    でも雪は足りず、晴れて溶けかかり、できあがってゆきだるまは想像していたものと違いました。
    複雑な顔をしてゆきだるまを見つめるメメンとモリ。
    でもゆきだるまは、そんなふたりの顔を冷静に見ていたのです。

    『メメンとモリとつまんないえいが』
    つまらない映画を見てしまったメメンとモリ。「時間を損しちゃったね」と話しているうちに、
    モリは「みんなは楽しいことをしているのに、ぼくだけ損をしているみたい」と思いはじめます。
    そんなモリにメメンは「いきものはべつに楽しむために生きているわけじゃないからね」と言うのですが…。

    著者について

    ●ヨシタケシンスケ:1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)、『しかもフタが無い』(PARCO出版)、『結局できずじまい』(以上、講談社)、、『りゆうがあります』(PHP研究所)、『にげてさがして』(赤ちゃんとママ社)『その本は』(ポプラ社)など様々なジャンルで多数の著作がある。

  • 絵本コーナーにありましたが
    今まで借りてたヨシタケさんの本の中では
    長めのストーリー

    3つの話が入っています


    子供たちには1冊だと少し長く
    1日1つずつのお話を読むようにしていました



    娘が
    『つまんなかったら
    損してるみたい』
    に共感してたのが印象的でした



    ひとつひとつの話に
    メッセージが込められていました



    『ずっとそこにあることより
    一緒に何かをしたことの方が大事』


    『楽しくなくちゃダメなわけでも
    幸せでなくちゃダメなわけでもない』


    『人は思ってたのと違う!ってびっくりするためにいきてるの』


    『いいこともわるいこともぜんぶつかって
    じぶんにちょうどいいように
    自分の持ってるいるものを
    バランスよくきれいにつみあげてみたいだけ』


    2人が繰り広げる直球の会話がよかったです(o^^o)






    こんなはずじゃなかったの顔、、、、

    わかるなぁ!!笑

    • ヒボさん
      ヨシタケシンスケさんラッシュですね~♪
      (*>ω<)b
      ヨシタケシンスケさんラッシュですね~♪
      (*>ω<)b
      2025/02/04
    • どんぐりさん
      いつも子どもたちと私と
      それぞれ借りたいものを選んで借りるのですが
      最近子どもたちもヨシタケさんを選ぶようになって
      ラッシュが出来上がりまし...
      いつも子どもたちと私と
      それぞれ借りたいものを選んで借りるのですが
      最近子どもたちもヨシタケさんを選ぶようになって
      ラッシュが出来上がりました笑
      2025/02/05
  • ヨシタケシンスケはじめての大人の絵本。

    自分で自分を肯定するのってけっこう難しい。
    生まれたことも、生きていることも、いずれ死んじゃうことも。
    どうあったって理不尽だし、気に入らないこともたくさんある。
    だから人は他者からの肯定を必要とするんだね。

    ヨシタケさんの本を読むと、いつのまにか知らず知らずに固くなっていた全身がすうっとほぐれていくようだ。
    素敵なリラクゼーション体験です。

    メメンとモリは姉弟で、多分二人で暮らしている。
    おっちょこちょいで素直なモリを、いつも冷静で優しさもあるメメンが導いてあげてる感じ。
    ふたりの会話は、日常のささいな出来事から、生きること死ぬこと、そんな大きなことまで話は広がる。

    インタビューによると、たしかヨシタケさんは「すごいネガティブ」なのだそう。
    そうか、と、思った。
    「すごいネガティブ」だからこそ、そんな自分がバランスをとるために、発想を飛ばしてとことんまで考えることができるんだと感じた。

    心に羽を生えさせてくれる本です。

    追記
    「すごいネガティブ」じゃなくて「世の中に対する見方にネガティブな部分もある」でした。
    鴻上尚史さんとの対談の中でのヨシタケさんの言葉です。
    だいぶニュアンスが違うので追記しました。

    • 5552さん
      しずくさん

      ですよね~
      未だに信じられません…。

      NHK俳句での夏井いつきさんの回では、なんと一万投句の応募があったそうです。
      短歌はど...
      しずくさん

      ですよね~
      未だに信じられません…。

      NHK俳句での夏井いつきさんの回では、なんと一万投句の応募があったそうです。
      短歌はどのくらいの投稿数なんでしょうね。
      新聞投稿も一度してみましたが、たぶん、落選。
      確かに、全国区のNHKより新聞の地方紙のほうが投稿者の数が少なそうです。
      今は自分の歌の拙さばかり目につくのですが、ここが踏ん張りどころ。
      少しでもいい歌作れるようになりたいです。

      2023/07/26
    • しずくさん
      おはようございます!
      結社によっては、新聞投稿を勧めないところもありますね。
      でも、私は詠み手のスタンスの方が大事だと思っていました。
      ...
      おはようございます!
      結社によっては、新聞投稿を勧めないところもありますね。
      でも、私は詠み手のスタンスの方が大事だと思っていました。

      私が短歌熱に燃えていた10年ぐらい前、講師が所属している結社に入るのが礼儀だった風潮がありました。最初は結社と聞いて、秘密結社を連想してびびっちゃいました(笑)。どこにも所属しなかったのですが、やはり、外側からは講師の結社に所属していると思われていて、結局は入りました・・・。その後、足を怪我して勉強会に行けなくなりひとりで詠んでいたのですが、批評がないとついつい先延ばしになり自然消滅。もっと短い17文字の俳句に目移りしたりですが、自分の才能のなさにも嫌気ががさしまして(深いため息 ハァ~)。今は新聞の俳壇や歌壇、時々短歌本を覗いたりで、人の詠む短歌を読ませてもらっています。

      5552さん、短歌ブーム到来の波をしっかりつかまえて、自分の気持ちを三十一文字に残してください。
      2023/07/27
    • 5552さん
      しずくさん、こんにちは!

      おお、しずくさんは結社に入られてたのですね!
      私も、結社ってはじめて目にしたときは、秘密結社を想像して、な...
      しずくさん、こんにちは!

      おお、しずくさんは結社に入られてたのですね!
      私も、結社ってはじめて目にしたときは、秘密結社を想像して、なんかあやしそう、と、ビビりました。笑
      実態は、サークルみたいなものなんでしょうか。
      人間関係とか難しそうですが…。

      短歌でも俳句でも、センスある人はセンスありますものね。
      有名歌人の名歌や、他の方のセンス・オブ・ワンダーな歌を目にすると、私などが、歌を詠んでいる、なんておこがましいのでは?と、たまに思います。
      でも、拙い歌だからって、詠んではいけないという理由にはならないよな、と、思い直してます。

      短歌って知れば知るほど奥が深いですね。
      2023/07/27
  • 3つのお話でそれぞれに メメン と モリ が登場します。
    人生にはいろいろな出来事があるけれど、捉え方は人それぞれで、選択肢もさまざま。
    どれが正解というものはなく、自分で選んだ答えを信じて進んでいくことが大切だと感じました。

    そうですね。人に迷惑をかけなければ、それでいいと思います。


    1. メメンとモリとちいさいおさら

    「それでいいんじゃないかしら……」
    そんな言葉が投げかけられます。

    失敗して落ち込むのではなく、そこからまた前を向いて、楽しく進んでいこう。
    そんな前向きなメッセージが込められたお話です。


    2. メメンとモリときたないゆきだるま

    “ぼく” という雪だるまが登場します。
    その雪だるまは汚れていて、どろどろに溶けかけていて、なんだか醜い姿をしています。

    そんな雪だるまが、もし人間として生まれ変わったら……?
    「何をしてもらおうかな」「何をしてあげようかな」
    そんな妄想をめぐらせます。

    でもやがて、“何かをしてもらったこと” に気づき、それに感謝すること。
    そして、“自分が誰かに何かをしてあげられること” を考え、行動することの大切さを学びます。


    3. メメンとモリとつまんない映画

    「つまんなかったね」
    そんな顔が最高。

    退屈な映画を観たせいで、もしこの先ずっとつまらないことばかりだったらどうしよう……
    そんな不安がよぎります。

    でも、そこで気づくのです。
    「未来は思い通りにならないからこそ、楽しい」 ということに。

    「思ったのと違うって、びっくりするから生きてるのよ」
    そんな言葉が投げかけられます。


    全体的に、優しくて哲学的な雰囲気が感じられるお話た。読み手に気づきを与えてくれるような、素敵なテーマだと思いました。

    • Manideさん
      そう、最近、ヨシタケシンスケさん、文字多くて、ページ数多い作品増えてますよね(笑)

      個人的にはシンプルなやつが好き(^^)

      これも、直感...
      そう、最近、ヨシタケシンスケさん、文字多くて、ページ数多い作品増えてますよね(笑)

      個人的にはシンプルなやつが好き(^^)

      これも、直感的ではなく、カーブで訴えてくる感じ。
      これ、ヨシタケシンスケ展で読んだんですよね。

      子どもが、たくさんいて、この本を含めて、本読んでるんですよ。
      理解できるのかな?と、思ってみてたけど、私のレベルが低いだけなのか?と、、、
      ちょっと、子どもたちに驚きながら、知らない子どもたちにまじって、読んでました(笑)
      2025/03/26
    • aoi-soraさん
      へ〜
      子どもたち凄いなぁ
      理解と言うより感じてるのか?
      よく分からないけど、色んなものを吸収しているのでしょうね
      へ〜
      子どもたち凄いなぁ
      理解と言うより感じてるのか?
      よく分からないけど、色んなものを吸収しているのでしょうね
      2025/03/27
    • Manideさん
      すごいですよね。
      ほんと、すごいと思う(^^)
      すごいですよね。
      ほんと、すごいと思う(^^)
      2025/03/27
  • 読友さんに人気のヨシタケシンスケ・メメンとモリ。小さい子どもってこんなにも哲学的なことを考えているんだろうか?少なくとも自分は考えていなかったな。本の中で「何のために生きるのか?」大人でも分からないけど、毎日変わって行くんだろうね。自分の答えは「人生を楽しむため」かな。うん、いい答え!本の中で「自分たちはいのちを使ってバランスをとる遊びをしているんだ!」これは奥が深いぞ!確かに人生はバランスを取っている。うまくバランスを保っていると前に進めるんだよね。コツみたいなものを覚えながら、楽しく生きていこう!⑤

  • すべては考え方次第なんだなぁ。
    こういうこともあるよ…と
    決して否定しているわけじゃなく、押しつけてるわけでもなく、ほどよく納得できる。


    〈メメンとモリとちいさいおさら〉
    割れてしまったおさらに対して、
    「ずっとそこにある」ってことよりも「いっしょに何かをした」ってことのほうが大事。

    〈メメンとモリときたないゆきだるま〉
    今度、もし人間だったら…
    ボクがしてほしかったことをしてあげる。
    さて、それはうれしいことか、楽しいことか、
    誰かのために、ボクのために。

    〈メメンとモリとつまんないえいが〉
    損したと思うより、予想が外れてびっくりしたと思ったほうがいいのかも。
    「思ってたのとちがう!」って、びっくりするために生きてる。
    思ってたのとちがうから、世界はつらいし、きびしいし、たのしいし、うつくしい。



  • 3篇収録。
    「メメンとモリときたないゆきだるま」が特に印象に残った。
    気づけば自分は、既に汚い雪だるま。がっかりされながら、やがて溶けていく。
    それでも「次に人間に生まれ変わったら、がっかりされたものたちを探して声をかけよう」と思える心。
    もしかすると私たち自身が、かつて誰かにがっかりされた存在だったのかもしれない。
    だから今、無意識のうちにそれらを探しながら、自分自身も慰めようとしているのかもしれない。

    ヨシタケシンスケさんの発想は、「自分の不安」から来ているという。
    「こう考えれば怖さが減る」「大丈夫だったよ」と、かつての自分に向けて描く。
    だから沁みるのだと思う。

  • ヨシタケシンスケさんの初の長編絵本。
    「メメントモリ」は、ラテン語で「いつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味らしい。
    何か起きたときに生まれる喜怒哀楽の感情を、 分解してみたり、違った視点で考えてみたりすると、思いもよらない発見が待っていたりするものなんだなぁ。
    こうあるべき、こうするべき、なんて凝り固まった自分の頭がかなしくなっちゃう。正解なんてないのにね。
    怒りや悲しみの感情が生まれたとき、怒ったり嘆いたりするのではなく、少し冷静になって、違った視点を持てるといいのだろうな。そういうときこそ、ユーモアって大事なんだ。
    それに、これもありじゃないの、それもありだね、もうどれもありだよね、ってな感じで、メメンとモリみたいに、思考を自由できたら楽しそう。
    どう生きていくのも自由なんだよ、あなたはどう生きていきたいの?って、身近な出来事を材料にして、哲学的に問いかけられたように感じた。
    無駄なことを楽しむ余裕がほしいなぁと思う、今日このごろ。

  • ヨシタケシンスケさんの本っていつもストンと心に入ってくる。
    生きる上で忘れちゃいけない大事な事が詰まってる。
    私ヨシタケシンスケさんご本人のお顔も大好きで。
    初めてお顔を拝見した時この人と結婚したかった!って思ったの。
    こんな素敵な本を書く人と暮らしていけたら素敵じゃない?
    …なんか脱線してるな。
    この本の人は自分の良いところと悪いところと全部使って積み木遊びをしてるってところが凄く良いなと思って。
    人生ってそういうことかって。
    私の積み木は今どんな形をしてるんだろう。

  • なんだかとっても優しい気持ちになれた〜。

    メメントモリって、最近ゲームだかアニメだかでもよく聞く言葉だけど、意味を調べると、ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」というものらしい。
    これは現代風に言うと「死を意識する事で今を大切に生きることができる」という事らしい。

    ヨシタケさんの可愛い絵とゆるっとした優しいお話にほんわかした気分になる。
    だけどゆるっとした中にも、心に響く言葉がたくさんあった。
    生きてると失敗したり、うまくいかなかったりする事だっていっぱいある。
    人生ってそういうもので、それもひっくるめて今を大切に楽しんで生きようって事かな〜と感じた。

    絵本なので子供はもちろん、ちょっとお疲れの大人にも寄り添ってくれそうな作品でした♪

    • mihiroさん
      一休さ〜〜ん\(´O`/)
      ね〜!そういう言葉だったみたいですね〜!
      私も勉強になりました〜٩(ˊᗜˋ*)و♪
      ヨシタケさんはそれを上手く...
      一休さ〜〜ん\(´O`/)
      ね〜!そういう言葉だったみたいですね〜!
      私も勉強になりました〜٩(ˊᗜˋ*)و♪
      ヨシタケさんはそれを上手く、メメンちゃんとモリくんのお話にされてましたが、可愛くて深かった〜♡
      一休さんもヨシタケさんお好きでしたよね〜!
      ヨシタケさんいいですよね〜\♡︎/
      2023/11/03
    • 1Q84O1さん
      んっ!
      んんっ!
      んんんっ!?
      コラ!ヽ(`Д´)ノプンプン
      一休さん違うわーい!w
      んっ!
      んんっ!
      んんんっ!?
      コラ!ヽ(`Д´)ノプンプン
      一休さん違うわーい!w
      2023/11/04
    • mihiroさん
      (ノ*>∀<)ノキャッキャッ♬笑笑
      もう一休さん定着しちゃいました〜(๑´ლ`๑)フフ♡
      (ノ*>∀<)ノキャッキャッ♬笑笑
      もう一休さん定着しちゃいました〜(๑´ლ`๑)フフ♡
      2023/11/04
  •  「メメンとモリ」のテーマは、いつか死ぬことを忘れるなという重いもの…ですが、でも実際にこの作品を手にしてみると、メメンとモリ、特にモリが可愛いっ!そう思って軽く読むのもよし!でも、とことんテーマをつきつけてゆっくり読むのもいい作品だろうなぁ…とも感じました。

     『メメンとモリと ちいさいおさら』『メメンとモリと きたないゆきだるま』『メメントモリと つまんないえいが』の3話ありますけど、一番よかったのは、『メメンとモリと きたないゆきだるま』です。汚れた雪だるまの思いがせつないけど、それだけで終わらせないのがヨシタケさんなんだなぁ~♪3話通して、かたちあるものは永遠ではないけれど、だからこそ今を大事に、たのしく生きようって、そんな風に感じることができた作品でした(^^)

  • 図書館の電子書籍サービスを眺めていて見つけたので借りてみました。
    紙の本が好きなので、電子書籍サービスは利用していなかったのですが、紙の本の予約数がアレなので、、、
    こういう、文字が少なくて空白だらけの作品なら、電子書籍でもいいかな。

    ヨシタケシンスケさんの世の中の見方には考えさせられることが多い。

    ・メメンとモリとちいさいおさら
    「じぶんでは選べないことと、じぶんで選べることがあるってことね」
    → 失敗してもやり直しがきくことは、やりなおせばいいってこと。
    (さいごの絵のやっちまった感もいい)

    ・メメンとモリときたないゆきだるま
    「だれもわるくない。だけど、だれも、しあわせじゃない」
    → 皆が暗い気持ちになるけど、ぶつけどころのないでき事ってある。

    ・メメンとモリとつまんないえいが
    「さっきのえいが、もういっかいみようよ!みかたをかえれば、おもしろいかもしれないよ」
    → 絵でもスポーツでも知識の有無で面白さが変わることは実感している。

    読んでいて、特に最後の話は哲学的で子供には難解なのではと感じた。
    この本の利用対象者が気になったので調べたら「おとな向け絵本」だったので納得。

  • 思っていたよりも厚みがある絵本でした。どこかのきょうだい、姉のメメンと弟のモリが生き方について語り合っていました。

    お話は、
    メメンとモリとちいさいおさら
    メメンとモリときたないゆきだるま
    メメンとモリとつまんないえいが
    の3つです。

    生きていく上で何が大切なのか、どうすればいいのかを導いてくれるような感じがしました。物語の最後、クスッと笑える感じがよかったです。

    幼い頃にこの本を読む機会が持てる子ども達が、羨ましく感じました。子どもが同じ絵本を何度でも読みたがるように、私もこの絵本は何度でも読みたいです。大丈夫だよ、と優しく言われている気がするからかもしれません。

    今日はこの本がやっと読めて、いい日となりました。

  • “死を思え(memento mori)”のメメンとモリ姉弟による、生と死に関する考察絵本。

    生きていく、とはどういうことか、子供の視点というよりはおとなの視点で、こどもでもわかることばで書き綴った作品。ヨシタケシンスケさんの絵本は、ただほっこりするだけでなく、うーん、と考えさせられることが多い。

    以下の台詞でミスチルのHEROをふと思い出した。

    第3話 メメンとモリとつまらないえいが より
    すくなくともわたしたちは
    つまんないえいがの登場人物じゃない。
    そのえいがからそとにでられないわけじゃない。
    なんのために生きてるのかわからなくても、
    わたしたちはつまんないえいがも、おもしろいえいがもみることができるお客さんなの

    Mr. children HERO より
    駄目な映画を盛り上げるために
    簡単に命が捨てられていく
    違う 僕らが見ていたいのは
    希望に満ちた光だ

  • 途中筆跡がわかるような黒塗りの見開きページが場面を変える役割で3カ所ある。心のもやもやを浄化してくれるよう。

    人は、「思っていたのとちがう!」ってびっくりするために生きているのよ。
    「なんのために生きているのか」のこたえは、まいにちちがっててもいいわよね。

    姉メメンの言葉にうなずくように弟のモリになって言ってみる。

    「なにかすごくいいことを、ぼくたちは思いつくかもしれないよ!」

    表情豊かなキャラクターの中に自分を探してみる。ちょっと元気のないときにそっと寄り添ってくれる絵本。多くのブク友さんの本棚にあるのが納得。

    これで800冊目。これからもコツコツ読みたい本探し皆さんの本棚参考にしながら楽しみます。

    • 5552さん
      ☆ベルガモット☆さん、ふたたびお邪魔します!

      わー、穂村さんの講演会に参加されるのですね。
      楽しんでらっしゃってくださいね〜
      ☆ベルガモット☆さん、ふたたびお邪魔します!

      わー、穂村さんの講演会に参加されるのですね。
      楽しんでらっしゃってくださいね〜
      2024/02/17
    • 111108さん
      ☆ベルガモット☆さん、
      穂村さんの講演会、いいですね〜♪
      私までドキドキ♡楽しんできてください♪
      ☆ベルガモット☆さん、
      穂村さんの講演会、いいですね〜♪
      私までドキドキ♡楽しんできてください♪
      2024/02/17
    • たださん
      ☆ベルガモット☆さん、お返事ありがとうございます♡
      5552さんも、111108さんも、こんばんは。

      ☆ベルガモット☆さん
      内に秘めていた...
      ☆ベルガモット☆さん、お返事ありがとうございます♡
      5552さんも、111108さんも、こんばんは。

      ☆ベルガモット☆さん
      内に秘めていたと思われる、率直な気持ちをありがとうございます。
      私もたまにですが、そういう気持ちになることがありまして、ダラダラと書いてきた挙げ句に、いきなりハッとして、こういうこと書きたいんじゃ無かったのになとか、今更、一から書き直すのもなあ、といった思いに囚われたりとか・・・。
      それでも、なんとかまとまって良かった~と、そんな事もありますが、その反面、あまりに楽しくて、書くことに夢中になることもあるので、やはり気持ち次第なんだなと思ってますし、ベルガモットさんの『この本に出会えてよかったという気持ち』、私も大切にしたいと思いました。いい言葉ですね。

      そして、穂村さんの講演会!!
      私、一度もお会いしたことありませんが(当たり前)、心ゆくまで楽しんできて下さいね♪
      2024/02/17
  • ヨシタケシンスケ、初の長編絵本『メメンとモリ』 5/31刊行決定|株式会社KADOKAWAのプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000012299.000007006.html

    『メメンとモリ』発売記念特設サイト | ヨシタケシンスケ | 特集 | ヨメルバ | KADOKAWA児童書ポータルサイト
    https://yomeruba.com/feature/ehon/yoshitake-shinsuke/mementomori.html

    「メメンとモリ」ヨシタケシンスケ [絵本] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322210000628/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ヨシタケシンスケ「メメンとモリ」×千秋 |バックナンバー|新美の巨人たち:テレビ東京(2023年9月2日)
      https://www.tv-t...
      ヨシタケシンスケ「メメンとモリ」×千秋 |バックナンバー|新美の巨人たち:テレビ東京(2023年9月2日)
      https://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/index.html?trgt=20230902
      2023/09/04
  • ヨシタケさん流のメメントモリ。

    とても難しいテーマですが、わかりやすく可愛らしいヨシタケワールドです。

    刺さる言葉がたくさんあります。

    最後にちょっとオチがあって、ほっこりしました。

  • どんなふうに1日を過ごしたって正解、と全ての人を肯定してくれる絵本。
    「さいごまであきらめずにがんばってもいいし」
    「一度決めたことをコロコロ変えてもいいんじゃない?」
    どっちでも思うままに生きれば正解らしい。
    人生は楽しむためにある、と思っているから、楽しめていない時に辛くなるけど、ヨシタケシンスケ論でいけば、そもそも楽しいことはなくても大丈夫。自分の中のイメージと現実がずれた時に辛いと思ってしまう感情を、「思ってたのとちがう!」とびっくりすればいい。
    人生は楽しむためにあるんじゃなくて、びっくりするためにある。
    なるほど〜!ともうびっくり。

  • メメント・モリとはラテン語で
    「死を想え」
    「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」
    という意味。
    現代では「死を意識することで今を大切に生きることができる」という解釈もされる。


    これは「大人のための絵本」であり、人生の真理をついているな、と。

    生きることは楽しいだけでなく、苦しい辛いことも多い。
    なんのために生きているか分からなくなることもある。

    子どもにもわかる分かりやすい言葉で、
    ほのぼのとしたイラストで日常が描かれて、

    「自分では選べないことと
     自分で選べることがある」
    「それを、見分けられるようになりたいわよね」

    と語りかけてくれる。


    ヨシタケシンスケさんの優しくてなんでもいいよねというスタンスが温かい。

    もう宗教開いたらすぐに飛びついちゃう!
    基本は涅槃像スタイルで。寝っ転がってお絵かきする、マンガ読む、昼寝する、くらいのゆるさで。
    (妄想が過ぎるっ!)

    辛くなったら、また読み返す。
    人生のバイブルとしてずっと置いておきたい。

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著者プロフィール

1973年神奈川県生まれ。絵本作家、イラストレーター。日常の一コマを切り取ったスケッチ集や、装画、挿絵など、幅広く活動している。絵本デビュー作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞、『もうぬげない』(ブロンズ新社)でボローニャ・ラガッツィ賞特別賞など、多くの賞を受賞。近著に『にげてさがして』 (ポプラ社)、『ヨイヨワネ あおむけ編』『ヨイヨワネ うつぶせ編』(筑摩書房)など。2022年から展覧会『ヨシタケシンスケ展かもしれない』が日本各地で巡回開催中。

「2025年 『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヨシタケシンスケの作品

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