この本を盗む者は (角川文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • KADOKAWA (2023年6月13日発売)
3.13
  • (40)
  • (78)
  • (166)
  • (66)
  • (22)
本棚登録 : 2824
感想 : 143
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784041134115

作品紹介・あらすじ

“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していくのだが……。初めて物語に没頭したときの喜びが蘇る、胸躍るファンタジー!

みんなの感想まとめ

物語の舞台は、本に特化した町・読長町。主人公の深冬は、書物の蒐集家を曾祖父に持ちながらも本が嫌いという特異な高校生。御倉館からの蔵書盗難をきっかけに、本の呪いによって町が物語の世界に変わり、深冬は不思...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • オーディオブックで聴了。英才教育が裏目に出ることってあるよね。何にピンとくるかは人に寄るし、タイミングにも寄る。本書は主人公が無事に本への忌避感をなくせたのでよかったです。ハッピーエンド。

  • 本の街・読長町にある巨大な書庫「御倉館」の全ての本には“ブック・カース”という呪いがかけられていて、もし本が盗まれると町が物語の世界に変貌してしまう。
    泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った「御倉館」の管理人の娘・深冬が不思議な少女・真白とともにその世界に入り込み泥棒を探しながら様々な物語の世界を冒険していく、というお話。

    この作者さん好きなのになあ…、本作は“ブック・カース”の世界に入ってしまうと、その描写にまったくついていけず、読み進めるのがかなり辛かった。
    何度も挫けそうになりながら斜め読みも含めてようやく辿り着いた第4話からはお話も落ち着いてなんとか普通に読めるようになり、着地に向かってまあまあ盛り上がったが、それでもなんかスッキリしなかった。
    設定には惹かれるものがあったのだが、難儀するばかりで面白く読めずに残念。

  • 本を蒐集する事に意味はあるのか?
    集めてどうするのか?
    何処に置いておくの?
    など、色んな人に聞かれます。
    本を集める事に意味はない、けど自分が読んだ本が本棚に自分の並べたい順番に並んでいるのに幸せを感じるだけなんです。
    そんなんで、私は家を建てる時に本棚の部屋にはとてもこだわりました。
    本作を読み、私が読んだ本を自分の子供に読ませたり、本棚に対して神経を使う事がないように生きて欲しいと思いました。

    本の町、読長町に住み書物の蒐集家を曽祖父に持つ主人公の御倉深冬

    蒐集家の祖父は御倉館という書庫を建て、今では深冬の父が管理をしている。

    そんな、本のサラブレッドのような深冬は本が嫌い?

    父が管理をしている御倉館には盗難防止のとあるシステム『ブックカース』?が仕掛けてある!!



    本嫌いの主人公による本の物語が今始まる!

  • ☆3.5

    「本の呪いから街を救い出せ!」という帯に惹かれて購入した作品。

    物語の舞台である「読長町」は「本の町」として知られており、本関連のお店が50店舗ほどもあるという本好きには堪らない!とっても魅力的な街なのですが、一度ブック・カースで物語の世界に入ってしまうと、こちらの想像力がついていかず…読み進めるのに疲れてしまう印象を受けました。
    そして主人公である高校生の深冬になかなか感情移入が出来ず…何だか消化不良のまま読了してしまいました。

    もし映像化されたら、映像を観た後にまたリベンジしたいと思います!

  • 初めての深緑野分作品
    表紙のデザイン、イラスト、かなり好みで思わず買ってしまった。
    内容はファンタジーでありミステリー
    本嫌いの高校一年生、深冬が*ブックカース*という本の呪いに立ち向かう物語。
    本の町、読長町に住んでおり、そこは多種多様の本好きで賑わう。
    絵本専門店、ブックカフェ、大手書店、古書店、しゃれた新刊書店、翻訳小説を主に扱う古書店、街に住んでいた小説家の書斎を改装した喫茶店、などなど十歩歩けば本にまつわるなにがしかの店に行き当たる街。
    なんと羨ましい、そんな街に住んでみたい!
    (私の最寄り駅前の書店が先月閉店したばかり、
    本当に悲しいのです!)

    ブックカースとは
    書物が貴重品であった紀元前のアッシリアの図書館では、(当時は粘土板)本を持ち去る者や勝手に自分の名前を刻む者対策に、後の代までのろわれろ!
    とか呪いの言葉が記されていた。
    また、印刷技術の無い中世では
    この本を持ち去る者は死ね!とか
    鍋で焼かれ、病に倒れ、首を吊られよ、アーメン
    などなど書かれていたらしい。

    現代は本屋さんは次々閉店してしまうけど、なんとか欲しい本は手に入るし、図書館もあるし、よきかな!

  • 書店などの売り場で、このタイトルの本が置いてあるのは面白かった。そうゆう意味でタイトルのつけ方はユーモアがあり上手いと思う。思わず盗みたくなってくる。(しないが)

    内容としては、主人公が現実主義者で、ヤング向けによく登場する「そんなのありえないでしょ!」とファンタジー要素に否定から入るキャラクターなので苦手だった。
    章が進むごとに理解が深まって否定は少なくなるが、それでも精神的に幼いなと思ってしまう。

    ブック・カース。
    盗まれた古書の世界観に入っていき、盗まれた本と盗んだ者を探し出せば元の世界へ戻れる。
    何故か盗む者は毎回狐の姿になっている。
    そして世界が変わる時、真白という少女であり犬の姿にも化ける者も助手として現れる。
    その各話のあらすじなどはそこだけ異なる文体で書かれたりしており面白かった。



    ネタバレ↓



    ブック・カースという仕組みを作ったのは本の管理にこだわっていた叔母・たまきが神社で神と約束を交し、ひるねという子を貰ってきたものによる。ひるねは蔵書を眠らず読み続け全て読破し、その後は殆ど寝るようになった。父・あゆむは話を作るのが得意だったため、本が盗まれるとあゆむの作った話のうち、ひるねが選んだ世界(話)に入ることになる。

    神とまで契約してこのような仕組みを作ったたまきのきっかけが、祭りの日に数百冊もの本がまとめて盗まれていたこと。
    祭りの日は屋台が並んで賑わっており、その日の当番だったあゆむも気が散っていた。

    主人公が神社に全て保管されているのを発見する。その箱には、寄贈と書いてあった。祭りは亡くなった叔父の誕生日であり、亡くなる前に神社と取り決めしていて、あゆむは当時12歳であり気が散っていたのもあって、運び出しに関して適当に返事をしていて、業者側も12歳だからそこまで厳格に対応しなかったりで把握できなかったのだろう〜という話だった。
    ちょっとここは都合が良すぎるが。


    各物語が一番面白く感じた。
    しかし、きっかけとなる事件の理由が微妙。
    主人公の本嫌いは叔母たまきの影響だと終盤で判明して納得しているが、そう忘れてしまうものかとも思う。アニメ化したら面白そうだが、どうしても主人公の言動の軽さが苦手だった。

  • 本の町・読長のシンボル、私設図書館・御倉館には本を守る呪いがかけられている。
    御倉館の蔵書が盗まれると本にかけられた「ブック・カース」の呪いが発動し、街全体が呪いに飲み込まれ、盗まれた本の世界観に変容する。
    御倉館の跡取りで本嫌いの女子高生、深冬が閉じ込められた本の中の世界で呪いを解くために本泥棒探しに奮闘する。本にかけられた呪いの正体は?御倉家に隠された秘密とは?

    盗まれる本のジャンルはファンタジーありハードボイルドありと多様なラインナップ。どの話も面白く引き込まれる内容なのに作中作なのでほんのさわりしか読むことができないのが惜しい…。
    読みながら、子供の頃不思議の国のアリスを初めて読んだ時の感覚を思い出した。アリスが迷い込んだ不思議の国、深冬が冒険する本の中の世界。現実と非現実が何度も交錯する度にファンタジー感が増すので、世界観に置いていかれないようにしっかりじっくり噛みしめるように読んだ。
    わたしたちは本を開けばどこにでも行けるし、何にでもなれる。

  • 本が中心のお話だけあって、作中作がたくさん登場。ちょっと設定があやふやに感じるところもあったけど、映画化もされたみたいだし、映像で見た方がそれぞれの物語の世界観がもっと伝わりやすいかも。

  • 祝文庫化

    【書評】女子高生は「本を守る呪い」を解けるのか 『この本を盗む者は』著◎深緑野分 書評:『この本を盗む者は』著◎深緑野分 |教養|婦人公論.jp(2020年11月01日)
    https://fujinkoron.jp/articles/-/2741

    FM TOYAMA » ゆきれぽ » 『この本を盗む者は』(2020年10月28日)
    http://www.fmtoyama.co.jp/blog/tajima/?p=9183

    深緑野分さん「この本を盗む者は」インタビュー 物語で遊んだ幼少の体験、根っこに|好書好日(2020.11.08)
    https://book.asahi.com/article/13902685

    注目の作家が描く、本の世界を舞台にした冒険ファンタジー『この本を盗む者は』深緑野分さんインタビュー | ダ・ヴィンチWeb(2021/2/16)
    https://ddnavi.com/interview/692537/a/

    呪いがかかったから、私は今、本を書いている 『この本を盗む者は』深緑野分インタビュー | インタビュー | Book Bang -ブックバン-
    https://www.bookbang.jp/review/article/646659

    あの頃の本たち 「本」深緑 野分 |読書のいずみ |全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
    https://www.univcoop.or.jp/fresh/book/izumi/news/news_detail_570.html

    「この本を盗む者は」深緑野分 [角川文庫] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322210000688/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      Naffy
      https://www.na-ffy.com

      単行本のカバー画も良かったけど、猫的には文庫の方が好み、、、
      Naffy
      https://www.na-ffy.com

      単行本のカバー画も良かったけど、猫的には文庫の方が好み、、、
      2023/06/06
  • 本の呪い「ブック・カース」
    発動された呪いを解く冒険
    呪いと一家の謎
    設定が好奇心をくすぐる。

  • 映像化のポスターに惹かれて手に取った一冊。
    次々と謎が押し寄せる展開に、
    「最後はどう着地するのだろう」と先を急ぐように読み進めた。

    ただ、普段から読んでいる小説に比べると、
    全体的に少しライトすぎる印象があり、
    個人的には物足りなさが残った。
    とはいえ、設定や世界観は非常に魅力的。
    だからこそ、これから新しくファンタジー小説を読み始めたいという人には、
    最初の入門書としておすすめできる作品だと思う。

  • 本屋大賞ノミネートのファンタジー小説。気になってはいたものの初読みの著者。なるほどアニメ映画原作になるわけだ。面白いギミックたっぷりのストーリーに、絵に描かれたらわくわくが止まらなそうな情景の描写が続く。それでいて、本の街・読長町と本の屋敷の設定は、小説読みの心をもくすぐるような設定だ。

    本の収集家だった曾祖父さんが集めた本を納めた館がある。この館を継いだ父を持つ高校生の娘が主人公。厳しかった祖母の影響もあり、娘は本が嫌いだ。ある日館に足を踏み入れたところ、館の本が盗まれたことがわかり、かつて祖母がかけたらしい本の呪い「ブック・カース」が発動していた。この呪いにより、なんと盗まれた本の世界に街ごとトリップしてしまう。盗まれた本と犯人を探さないと、本の登場人物になった街中の住民のキツネ化が止まらない。さあ、はやく本を読んで物語を追いかけて!そう急かすのは、館の書庫の奥から突如現れた謎の白髪の少女。本が盗まれるたびに、主人公と少女は物語の世界を縦横無尽に冒険する。

    オムニバスの短編集のようなつくりでもあり、読みやすくもある。ただその分、一つ一つの話が深入りできずあっさりで、全体を通した仕掛けや魔法の設定(ブック・カース)もややあっさりだった気がするのは欲張りがちな読書好きの気のせいか。たっぷりちりばめられた伏線の回収はこまやかで、箱にピタリとすべてのピースがはまったときの積み木の片付けのようなスッキリ感があった。

    主人公の叔母のひるねさんのように、こんな書庫とサンルームのある本の館で日がな一日読書を貪り、そして商店街の美味しそうすぎる惣菜を毎日食す人生を送りたいものだ。(本当に食べ物が美味しそうな街だった…!こんな街に住みたい…!)

  • 単行本の時から気になっていたので読んでみた。
    んんん、濃ゆいファンタジー小説でした!
    舞台は読長町という、古書店や新刊書店、ブックカフェ等々溢れる本の街。
    主人公は本の蒐集家御倉家に生まれた本嫌いの深冬。
    おばあちゃんがかけた本の呪い、”ブックカース”から街を救うために、嫌々本と向き合います。
    読長町がいろんな雰囲気の種類に様変わりする様子が事細かに描かれていて、色んな世界観を楽しめました。
    本のことを愛している人ならワクワクするような光景が沢山出てきます。
    読むのに時間がかかりましたが、こってりこってり楽しめました。

  • 主人公と一緒に追体験しているような作品だと思う。何が何やらな状況からこのファンタジーの世界が理解できるようになり、最後にはどんな結末が待っているのかワクワクさせてくれる。

  • 本を盗まれたら【呪い】が発動して、物語の世界を冒険しながら本を盗んだ犯人を捕まえることになる。
    斬新な設定!「物語に入り込む」という感覚を、実際にしたらこうなるのか、と。
    さて、どの物語に入り込んだら楽しいかな…

    本に呪いをかけることになった理由も明らかになるけれど、たしかに「誰かが一言告げていれば」こんな大きなことにはならなかったというものだった。
    (現実に起こる問題も、誰かの一言で防げたはずだったのに、ってことあるなぁ)

    最後、深冬が物語を書く場面。あることに気づくと「うまくやったなあ!」とため息!これは電子じゃわからないのかな?


    「ただ、続きが気になるのだ。本の続きが。あの世界のことをもっと詳しく知りたいのだ。」

  •  映画を先に見て気になったため原作を読んだ一冊。本が盗まれると街全体に呪いがかかり、それを主人公とどこからか現れたパートナーの真白が解決していく物語。
     最初は本や自分の血筋が嫌いだった主人公が呪いの解決を通し物語の面白さに気付いていく成長が描かれていた。
     ここからは映画との比較になるが、正直私は映画のストーリーの方がまとまりがあって好きだった。小説では物語を追体験するワクワク感に焦点が当てられ、それによって本の面白さを思い出していたが、映画ではそれに加え先の展開が気になることや本の感想を語るということでも面白さに気付くように描かれているように感じた。また、映画ではエンタメ性を高めるためでもあるが、祖母や神社の神との対決のシーンがあり、それを通し主人公の祖母との確執を解決するような形でも着地しており、より成長が分かりやすくなっていたのもよかった。
     ただ、原作ではそれぞれの物語の世界観の深掘りがなされており、それぞれの世界をより質感を持って味わえた。

  • 昔はSFとファンタジーとの境目はあまりハッキリしてなかったが、徐々にSFの中でソフトなものがファンタジーに属するようになり、今ではその境目は明確に区分されている。特に最近、ファンタジーの世界で異世界ものの伸びが著しく、特に漫画・アニメの世界ではどんどん新しい作品が出続けている。私の様なSF側の人間としては、異世界ものはSFのパラレルワールド・時間旅行・宇宙旅行の手法をふんだんに使っているから厳密にはSFなんだけどなあと常々感じている。また深夜時間帯では、作品の題名が長いファンタジーアニメ(例:「味方が弱すぎて補助魔法に徹していた宮廷魔法師、追放されて最強を目指す」など)が放映されている傾向があるのも一つの特徴。一方、制作資金面の観点では、アニメにかかわらず「○○製作委員会」との表記が付いていることもコンテンツ産業の大幅な伸びに繋がっていることは実に喜ばしい限りである。

    本作品もファンタジード真ん中の作品で、ある一定の行動によって、自由に異世界・パラレルワールドを行き来できる法則がある。勿論、異世界であるため何でもありの世界なのだが、本を盗んだ犯人を捕まえて本を回収すれば元の世界に戻れる実にシンプルな設定となっている。最近の奇をてらった、ごちゃごちゃした設定が多い作品とは一線を画すしっかりとした構成となっている。作品は5話で構成され、主人公の「深冬」が話を重ねるごとに、本嫌いが徐々に本を好きになっていく成長過程を楽しむことができた。不思議少女「真白」のサポートも際立っており、深冬の心理的変化を加速させる触媒の様な働きが実に心地良い。また、異世界の描写も精緻を極めており、アニメ化に当たっては製作者が原作のイメージを正確に表現するための一助となることは間違いない。

    さて、いよいよ今年12月の全国ロードショー公開に向けて、制作内容がHP(https://kononusu.com/)で一部公開されている。ちらっと予告編動画を見たら、GL的な雰囲気があるものの、本にはGL的要素はあまり感じられなかった。それが映画ではどの様な作りになっていくか、それとも原作のイメージを保つことができているかと期待は深まっていく。勿論、映画館に見に行きますよ。しかし一番心配なのはマスコミの取り上げ方。ちゃんと宣伝してくれるかなぁ?少なくとも公開前月の11月に入ったら、テレビで予告編動画をバンバン放送して欲しい。

  • 盗まれると物語の世界に変わり、泥棒を捕まえないと元に戻れないという呪いをかけられた、本がたくさんの御倉館。主人公の深冬が泥棒を捕まえるために入る、さまざまな世界が現実離れのファンタジーで楽しい。理屈を考えると、えぇ、と思うところもあるけど、冒険譚として楽しめました。深冬が本が嫌いな等身大の高校生で、身近に思えました。

  • 本嫌いの少女が、本泥棒を捕まえるビブリアファンタジー

    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」
    書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
    “この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
    本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。
    ----------------------

    本嫌いの深冬と不思議な少女真白のファンタジー冒険物語
    さらに「御倉館」の過去にまつわるミステリ要素もある

    ただなぁ……
    深緑野分さんは「戦場のコックたち」「ベルリンは晴れているか」の洗礼を受けているので
    で歴史の一部に入り込んだかのような写実的なミステリを期待してしまっていた
    なので、かなりの肩透かし感がある

    設定の作り込みや終盤の展開は好きだけれども
    中盤のあたりは読み進めるのが大変だったかな


    とりあえず、読み終わって思ったのが「報連相、大事」w

  • 読み手(自分)が本の世界に上手く入り込めず、終わってしまった。深冬と一緒に上手く入り込めたらすごく楽しめると思う。

全130件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年神奈川県生まれ。2010年、「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15年刊行の長編『戦場のコックたち』で第154回直木賞候補、16年本屋大賞ノミネート、第18回大藪春彦賞候補。18年刊行の『ベルリンは晴れているか』で第9回Twitter文学賞国内編第1位、19年本屋大賞ノミネート、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補。19年刊行の『この本を盗む者は』で、21年本屋大賞ノミネート、「キノベス!2021」第3位となった。その他の著書に『分かれ道ノストラダムス』『カミサマはそういない』がある。

「2022年 『ベルリンは晴れているか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

深緑野分の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×