戸張と御子柴 孤島の夜の黄泉還り

  • KADOKAWA (2023年6月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (270ページ) / ISBN・EAN: 9784041135174

作品紹介・あらすじ

幻想小説家の戸張尚也は、行き詰まっていた。
新作の売れ行きが芳しくなく、出版社で対策を考えていると、
大人気動画配信者の御子柴ユウから声をかけられる。
彼は配信している心霊スポット検証動画が大人気で、
書籍化の打合せをしていたらしい。
戸張の最新作が気に入ったので、次の動画のロケに
一緒に行かないかと御子柴に誘われ、戸張は迷う。
しかし、動画で新刊を紹介してくれるという言葉につられ、
満月の夜、死者が蘇るという伝説がある無人島
「根ノ島」に行くことになり……。

みんなの感想まとめ

幻想小説家と人気配信者の意外なコンビが織りなすパニックホラーが魅力的です。行き詰まった戸張は、心霊スポットを訪れることで新たなインスピレーションを得ることを期待し、御子柴と共に無人島「根ノ島」へ向かい...

感想・レビュー・書評

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  • 売れない幻想小説家の戸張は、出版社の打ち合わせスペースで、人気配信者の御子柴と出会う。
    戸張のファンだという彼は、新刊の宣伝と引き換えに、次の取材への同行を求めてきて……。

    死者に会えると噂の根ノ島を舞台にした、パニックホラー。

    謎は謎のままでいい、という戸張と、ミステリースポットの謎を客観的に解明していく、御子柴。
    全く正反対の考え方なふたりだが、戸張がいいツッコミ役になっていて、いいコンビ。

    砕けた口調とナンパな態度だが、実はマナーを守り、大人の配慮を持てる。
    御子柴のキャラクターもよかった。

    戸張と御子柴のコンビに安定感と明るさがあり、ホラーだが怖すぎず、楽しめた。

    最後の御子柴の行いは、迷惑系とは一線を画すはずの御子柴のキャラクターにそぐわない気がした。

  • 普通

  • YouTuberと幻想小説家がコンビの特殊設定ライトミステリ。サバイバルホラーってほど怖くはなくてちょうど良い感じ。戸張も御子柴も好きな感じのキャラなので、シリーズ化してくれたら嬉しい。

    これ好きな人は多分『ミステリー作家串田寥生の見解』も好き。

  • こういうのを待ってました
    兎に角キャラクターがよい!
    明るくて瑞々しいようで影のある御子柴君と、自分はおじさんだからと諦めているようで実は熱い先生。コンビとしてとてもバランスが取れていて最高でした。子供時代に探検隊と称して冒険したようなワクワク感が味わえました。
    欲を言うならばシリーズ化して頂きたいです。

  • 売れない幻想小説家と人気動画配信者が「死者に会える」という無人島を訪れる。
    島を恐れるツアーガイドと気の強いブロガーの女性、パワースポットを巡るカップル、気の良いサラリーマン風の男性。
    他のツアー客とともに立ち入ってはいけないと言われる満月の夜に島に取り残された二人は、死者とも生者とも言えない、既存の概念を超える存在と出会う。
    この島で何が起きているのか?オヤドリ様とは?
    二人は無事に孤島を脱出できるのか?

    ライトノベルのような軽やかな文体でとても読みやすいミステリー小説でした。
    謂れのある島、廃村と寂れた神社、荒れた海に囲まれた孤島。ミステリー要素とは予想外の、パニックホラー要素もあり、もう少し人物の内面が深く描かれていたなら読み応えのあるホラーミステリーになったかなと思いました。
    短時間で読めて後味もスッキリしているので、気軽に読む一冊としてオススメです。

  • 幻想小説家の戸張尚也は、行き詰まっていた。
    新作の売れ行きが芳しくなく、出版社で対策を考えていると、大人気動画配信者の御子柴ユウから声をかけられる。
    彼は配信している心霊スポット検証動画が大人気で、書籍化の打合せをしていたらしい。
    戸張の最新作が気に入ったので、次の動画のロケに一緒に行かないかと御子柴に誘われ、戸張は迷う。
    しかし、動画で新刊を紹介してくれるという言葉につられ、満月の夜、死者が蘇るという伝説がある無人島「根ノ島」に行くことになり……。
    (アマゾンより引用)

  • 売れない幻想小説家の戸張と、大人気動画配信者の御子柴はひょんなことでコンビを組み、「死者に会える島」の取材をすることになる。しかしツアー客とともに閉じ込められてしまったその無人島で、彼らはとてつもない怪異に見舞われる。ライトな読み心地のホラーミステリです。
    幻想を重んじ解決を必要としない戸張と、現実的に謎を解き明かしたい御子柴。一見軽薄に見える御子柴が実はきちんとした人間で、しっかりとしたスタンスを持っているところも良いし、だからこそ真面目な戸張と対照的なように見えてもとても相性が良いのが安心して読める印象です。まさしく名コンビ。彼らの活躍はこれからも読みたいぞ。
    島で起こる怪異はなかなかにおぞましくって、これは現実的な解決は無理でしょ! というところですが。怪異の由来が明かされたりするところは謎解きできるし、もやもや感はありません。物語としてもすっきりした読み心地でした。

  • 死者に会える島。
    互いに信じている世界が違うからこそのコンビであるが、ある意味相性がいいのかもしれないな。
    何が起きても冷静に物事を考えれたからこそ、無事に帰ってこれたのかもしれないな。

  • 幻想小説家の戸張とホラー系動画配信者の御子柴の孤島で「死者の蘇り」の謎解き。
    戸張の「死・死者・神」についての概念が奥深い。
    御子柴の配信をしている理由も深く、軽い若者という印象を覆される。
    さらりと読めてしまうが、実は内容は重く考えさせられる。
    脇のキャラクターも濃いので深掘りすると社会問題提起のオンパレード。
    かと言って、くどいわけではなく、ホラーを軸に個々の秘密?も暴かれるのでテンポも良い。
    謎を科学的・現実的にすべて解決はせず、不可思議なものは不可思議なまま終わるが読後は良好。
    シリーズ化して2人の軽快なバディをまた読んでみたい。

  • 最高に面白かった!!!
    現代社会の問題点や人間同士の悪い点が理想郷となればそれは幸せなのか、ホラーをベースに進んでいくのが斬新!
    明確な答えがないこともこの世にはいっぱいありますね

  • 途中までは面白かったんですが…途中断念です。

  • 主人公2人の軽妙なテンポの会話でだいぶん緩和されましたが、なかなかのホラーでした。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『怪談都市ヨモツヒラサカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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