きみはサイコロを振らない

  • KADOKAWA (2023年5月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041135334

作品紹介・あらすじ

――人生なんて、しょせんはゲームだ。
中学時代の友人の死が忘れられず、そんな信条で日々を淡々と過ごす高校生の志崎晴(しざきはる)。
「遊ぶと死ぬ」ゲームを探しているという同級生・莉久(りく)に頼まれ、彼女と、呪いの研究をしている大学院生・葉月(はづき)と共に、不審な死を遂げたゲーマー男性の遺品を調べることに。
大量に残されたゲームをひとつずつ遊んで検証する三人。するといつのまにか晴の日常に突然〈黒い影〉が現れるように――。
〈晴くんって、実はもう呪われてない?〉
呪いのゲームはどこにあるのか? その正体と晴の呪いを解く方法は――。

感想・レビュー・書評

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  • 本作『きみはサイコロを振らない』の感想になります。ん〜、これは好みが分かれそうな作品でした。

    晴という主人公の少年は同級生でゲーム好きな雪広という少年に、ある冬の夜、雪広が紙で作ったサイコロでゲームをしようと持ちかけられる。乗り気でなかった晴はしぶしぶ付き合おうとしたのだが、そのゲームは中途半端に終わってしまう。そして翌日、雪広は事故として亡くなってしまう。

    それから数年後。
    高校生になった晴は彼女である梨久、梨久の友だちで大学生の葉月さんと共に呪いのゲーム探しに付き合わされるのだが、晴はそこで奇妙な現象に会い、自分が呪われていることを知っていく。

    なぜ?
    そして、どうしたら呪いは消えるのか?

    若干のホラーっぽさを含みつつも真相に近づくに連れて、呪いの原理が明かされていくのですが、ん〜、結末はスッキリしたと言い切れない読後感でした。。。

  • 中学時代,友達の幸広はサイコロの勝敗がつかないまま湖で死んだ。主人公晴は高校の同級生リクと「遊ぶと死ぬゲーム」を探し始める。超自然的存在の支配するゲーム“かけ”。ジワジワくる。

  • 学生時代の自分を救ってくれた、友人とゲーム。
    けれど、とあることから、友人は死んでしまった。
    それから、晴の手の中には、ずっと偶然性が潜んでいる。

    日常のちょっとした選択を、自分以外のものに任せてしまう気持ちはよく分かる。
    それだって、ある意味、自分が解釈をした結果なのだとも思う。
    軽い生き方なのだとは言えない。

    結局、その決定を受け入れるかどうかは、自分自身だから。


  • ホラー、都市伝説、民俗学が
    織り交ざった青春ミステリー。

    イジメのトラウマ。
    新たにできた友達との奇妙な関係。
    主人公が抱える心の傷は歪み、捻じ曲がり、
    摺り替えられて、どんどん形を変えていく。
    そこに伝承の要素が加わって、
    徐々にホラー感とミステリー色が増します。

    自分と友人との関係を振り返り、
    相手の想いや気持ちを知りたい思った時に
    はじめて、自分の願望を押し付けて見ようと
    しなかった相手の姿や抱いてた思いに触れる。

    そして“肝心じゃないのは、目に見えない“
    と言っていた友人の言葉を思い返して、
    彼がこの言葉に込めていた想いに気づき始める。


    自分にとって価値や意味があると思うものに
    人はエネルギーを惜しみなく投入する。

    主人公は呪いにかかったことで、
    友人や自分の生命の重さを実感して、
    振り返ることが出来た気がします。







  • Amazonの紹介より
    「呪いのゲーム」はどこにある? 新鋭による青春ホラーミステリの感動作
    ――人生なんて、しょせんはゲームだ。
    中学時代の友人の死が忘れられず、そんな信条で日々を淡々と過ごす高校生の志崎晴(しざきはる)。
    「遊ぶと死ぬ」ゲームを探しているという同級生・莉久(りく)に頼まれ、彼女と、呪いの研究をしている大学院生・葉月(はづき)と共に、不審な死を遂げたゲーマー男性の遺品を調べることに。
    大量に残されたゲームをひとつずつ遊んで検証する三人。するといつのまにか晴の日常に突然〈黒い影〉が現れるように――。
    〈晴くんって、実はもう呪われてない?〉
    呪いのゲームはどこにあるのか? その正体と晴の呪いを解く方法は――。



    ホラーっぽい内容でしたが、クラスメートとの思い出や謎解きの雰囲気がビターな青春っぽさも相まって、マイルドな感じになっていました。ホラーとして考えると、拍子抜け感はあったので、読む際は青春小説として読むと、いいかもしれません。

    呪いのゲームが気になって仕方がありませんでしたが、真実を知り、よくよく考えてみると、似たような症状が現実でもあり得るなと思いました。ゲームのやりすぎには、注意!と思うばかりでした。

    結局何だったの?といったモヤモヤ感ばかりで、スッキリ感は微妙でしたが、設定は面白かったです。

    また、様々な「ゲーム」も紹介されています。直接名前を書いているのではなく、間接的に表現されているのですが、わかる人にはわかるようになっています。ちょっとの昔のゲームで、自分もやっていたこともあって、懐かしさが込み上げてきました。

  • えっ普通に面白く読めたんだけど。
    ここの表かと俺の感覚合わないのかな?

    怪異の怖さみたいなとこにはあまり重点を置いてないというのは途中からわかったので、たいして怖くないというところはそんなに気にならなかった。
    呪いを解くホラーミステリという趣で、リングと同じようなもんだよね、と。
    呪いが当然に存在する世界観にも慣れてしまえば違和感はなく、遭遇する怪異の演出が控えめな分だけかえってリアリティーがある。
    呪いのルールの解析と切ない思い出や痛い過去のリンクも論理的で必然性があり、その辺とってつけたような、動機が説明できないお話とは異なる。ジュブナイルとして上出来。

    最後だけ唐突すぎるので、そこはちょっと勘弁してよと思った。

  • 高校生の晴とその彼女莉久、そして大学院生の葉月の3人が、晴にかかった呪いの謎を解こうとする話。
    ホラーだけれども、最後以外はそこまで怖くない。
    怒涛に押し寄せてくるたくさんの繋がりにぞっとする。
    あと、哲学的な事もあって少し理解が??なところもあった。
    【もしこうなったら、これをする】
    決め兼ねている時に、偶然によって何かを決めることで、大きな存在の意思を知る。
    神様のゲームには参加したくないなあ。


    【あらすじ】
    呪われたゲームがあって、遊ぶと死ぬ。
    そのゲームを一緒に探そうと、彼女の莉久から頼まれた晴。
    莉久の幼馴染という葉月の家で様々なゲームをしていると不可思議な事が起きた。
    その後も黒い影のような物を見かけるようになる。
    もともとは葉月の元彼シュウさんのゲームで、彼は呪われたかもと言葉を残し死んだ。
    彼の知り合いなどを探しているうちに数々の衝撃を知る。
    橋から落ちて亡くなった友人・雪広の死は、晴と関係しているのか。


  • いつかな?
    いつ面白くなるかな?
    って
    思いながら
    2、3回寝落ちしながら
    何とか完読

    前作の話しが
    ちょっと出て来たのが
    嬉しかった

    けど
    今回はあまり
    ハマらなかったなぁ

  • 呪いの謎が気になってあっという間に読み進めてしまった。人生なんてゲームみたいなもの。仕事もゲーム。人間関係だってゲーム。いかに要領よくクリアに向けて進めていくか。失敗したらやり直せばいい。そうやって考えたら、生きるのが楽になる。ミステリー面白い。
    •肝心じゃないものは、目に見えない。

  • ( ̄◇ ̄;)エッ…なんなの?ってのが正直な感想。
    あっそう…そういう結末?
    好きな人(m´・ω・`)m ゴメンナサイ…
    今回の話は私には合わなかった。

    彼女と彼女の知り合いの大学院生と
    一緒に「遊ぶと死ぬ」ゲームを
    探すことになった高校生の晴。
    気が付くと自分に近づく黒い影が!?
    調べていくうちに分かる感染する呪いと、
    呪いで死んだ人たちの共通点。
    そして目をそらせていた過去の出来事…。

    晴くん、ちょっと難しい子かなと思って読んでたけど…
    まぁ仕方ないよね。

    しかし…そういう結末かぁ…σ( -ˇ.ˇ-。)ウーン

  • アナログゲーム好きの私、完全にタイトル買い。
    内容はほどほどですがゲームはやりたくなった。

  • だんだん面白くなっていく!!
    普通に良かったー!

  • 評価ゼロ

  • ホラーというよりは人間同士の関係の話だったと思うけど、面白かった。

  • 呪いは出てくるけどホラー要素は少なく、過去の辛い出来事に向き合う青春小説だった。

  • こりゃ闇のゲームだ、デュエリストが黙ってねえぜ

  • あまり怖くはないが、一応青春ホラー?

    呪いではなく、神がしかけたゲームだとかいうあたりで理解を放棄しかけた。

    雪広と相思相愛でいてほしいので、莉久が彼女という設定がいらないと思うのは、自分がまだ腐的思考だからだろうか。

  • でも終盤から一気に面白くなったけど、最後の終わり方がなんともな〜という感じ。
    晴がどんどん人へ心を開いていく感じが良かった
    最後に雪が降ったことが、ゲームが続く予兆のようだったが、これはあのゆきひろが死んだ日に戻ったみたいな、振り出しに戻るみたいなそんな意味?

  • かつて友人の死を経験し、「人生なんてしょせんはゲーム」だと過ごす高校生が同級生とその友人から呪いのゲーム探しに誘われ、いつの間にか呪われてしまっている、というお話(?)。

    呪いの原因はそこにあったのか、と読み返したくなりました。

    色々な種のゲーム内容、呪いの形、人間関係と散りばめられていて、呪いについての考察を妨げられるような紛らわされるようなステキな書かれ方をされているなぁ、と思いました。
    サイコロのミスリードとタイトルと。

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著者プロフィール

1992年生まれ。長野県上伊那郡辰野町出身。2021年『虚魚』で第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<大賞>を受賞し、デビュー。

「2023年 『きみはサイコロを振らない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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