昨日星を探した言い訳 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2023年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784041136577

作品紹介・あらすじ

「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。地球の自転が遅すぎて、どうしてこんなに古臭い時代が続いているのか不満だった」
僕の前に現れた転校生の少女は、自らの理想のため、頑固に、誠実に、戦い続けると決めていた。永遠にわかり合えないと知っていても、一歩ずつ歩み寄ってきたはずなのに。
傷つきながら愛と呼べるものをみつけるまでの少年少女の心情を、研ぎ澄まされた筆致で綴る、青春文学の到達点。

みんなの感想まとめ

青春の葛藤と恋愛を描いたこの物語は、主人公たちが理想を追い求め、傷つきながらも愛を見つける過程を繊細に描写しています。特に、物語の中での一瞬の裏切りが大きな影響を与えるシーンは、登場人物たちの心情を深...

感想・レビュー・書評

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  • 圧倒的なまでの青春小説で、圧倒的に面倒くさい恋愛小説だ。物語を決定づける1つの裏切り。それはほんの10分ほどのシーンなんだけど、そこに至るまでの過程や人間描写の筆致がすごい。それでも決して長くは感じないところが、この作者のすごいところだなぁ。

  • これはいい青春小説。
    うだるような夏ではなく、5月の気候の8月の夕方みたいな。
    現実には有り得ないけど、きっと多くの人が憧れた、欲しかった青春ってこんな感じではないでしょうか。

  • 2023/10/01
    青春小説と大きく宣伝されていて気になって読んでみました。
    私立の学校生活が中心となる恋愛の話なのかなーと思います。
    最後の数ページに至るまでの過程がとても丁寧に描写されていました。
    読んでて少し現実離れしてる感があるような気がしました。
    なんかファンタジー的な要素のある青春小説としては楽しめるんじゃないかと思います。

  • 登場人物が軒並み頑固、意地っ張りでそんな彼らが正義のぶつけ合いをするから読んでいて疲れた…w
    しかし終盤のヒロインのモノローグはとてもよかった。本編に描かれていない空白の時間に思いを馳せると胸が痛くなるが、同時にこれからの2人の未来も想いたくなるそんな青春話だった。

  • 眩し過ぎて目を背けたくなるほど純度の高い青春物語に、少しのファンタジー要素。ふたつの掛け算が、現実社会にもある社会問題の気配や、中高生ならではの背伸びや真剣さを引き出していて、厚みがあった。

    でも大部分は、甘酸っぱいキラーワードたちにアワアワとなったり、二人の青春的盲目全力疾走に狼狽したりしながら、顔を覆った指の隙間から文字列を追うような気分で読み終えた笑
    疲れた。

  • ふたりの理想主義者、弱いままだった自分。
    河野氏の作品はこの描き方が美しく好きです。
    現実離れしているのかもしれませんが、。
    ふたりの理想を新たに再構築していく物語。彼女にとっての太陽は彼だったのだと、二人の星を取り戻して時計の針は進み始めるのだと

  • 発売されると手に取っちゃう作家さん。
    まさに青春と帯にあって、確かに青春だけど、青春、青春かぁ…という感じ。若気の至りというか、自分が一番正しいとか周囲の大人がバカに見えるとか、このやり方が一番と思うと他の選択肢が目に入らないその一途さも確かに青春なのかもしれないなぁ。

    いまだに女性の総理大臣も選出されないわが国で、例えば少数民族だったり、日本国籍以外の人間が国のトップに立つ、なんて日が来るのはいつだろう。大体、アメリカの大統領を目指すのは夢があると漠然と思う人でも、日本の総理大臣を目指すという子供がいたら夢があるって言うかなぁ?と思っちゃうぐらいだし。自分が嫌な大人になっただけかもしれないけれども。

    という訳で、ヒロインの言動も信念も分かりやすいんだけれども、もう一人のヒーローの方がわかりにくい。色々ひねくれていて、自分だけわかったような大人のような顔をして。彼は一度大きな挫折をした方がいいと思うし、自分が思ってるより凡人で頭もよくないと悟った方がいい。まぁヒロインとのやり取りでその辺りは自覚したのか。

    お為ごかしを許さない正義感は読んでいてわかるけど、じゃあどうするの?と思ってしまう辺り自分もイヤな大人になったなぁと実感しました(二回目)。そういう純粋さを求めてこの作家さんの作品を読むのかな、なんて思ったり思わなかったり。

  • 中高生の自分が考えていることなんて振り返ってみたらずっと青臭くて、思わず目をしかめてしまうけれど、どんな正義を持っていても、全力で駆け抜けていく姿が、かっこよくて真っ当だと書いてくれる河野裕の価値観が好き。

  • 言い回しきしょいけどまぁまぁ面白かった

  • 星の数:★★★★★
     
     全寮制の中高一貫校・制道院学園に通う主人公と生まれつき緑色の目を持ち、真の平等な社会を創ることを目標としている転入生の物語。
     登場人物は皆青春に真っ直ぐで、頑固で、とてもキラキラしています。
     哲学めいた文章だったり、少し難しいと感じる部分もあるかもしれませんが、それも丸ごと抱え込んで、ぜひ読んでほしいです。
    (☆彡さんからのおすすめコメント)

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    http://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB00619954

  • 読了日 2023/08/12

    Akeboshiくんのライブの帰りに受け取ってそのまま読了した本。
    わかりあえないことについて考えることが、こうにも色んなところにあるのだな、と偶然ながら面白く思った。

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著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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