ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる (21) (角川ホラー文庫)

  • KADOKAWA (2023年7月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041136737

作品紹介・あらすじ

オカ研メンバーの八神森司が迎えた今年のバレンタインデイ。長年の想い人こと、意中の乙女・灘こよみから、「二月十四日は頑張ります。八神先輩、覚悟してください」と言われたのだ! 灘こよみの今年のバレンタイン計画。それは県内でもっとも有名なショコラトリー&カフェ『KUKKA』にて、森司と二人きりで夜を過ごすことであった。ところが、『KUKKA』は無期限の休業を発表。その背景には怪現象が絡んでいた。ことの発端はエレベーターの防犯カメラ映像に映る「ぼんやりと人のかたちをした、薄黒い影」から始まった――。果たしてこよみのバレンタインの行方はいかに?(「第一話 ショコラな恋人たち」)。ほか、元銀行員の老人が黒い影の怪異に取り憑かれる「第二話 あなたのマグネット」、神隠し伝説が多い地元で約50年前、恋人と山に入り、記憶を失い一人帰ってきた伯父の事件の真相を追う「第三話 かどわかしの山」を収録。黒い影ーーそれは執着。恋愛、お金、妊娠、出産などで苦しめられた浮かばれない者たちの思いが黒い影と化し……。エスカレートする霊障に立ち向かう、オカ研メンバーの推理が冴える青春オカルトミステリー

みんなの感想まとめ

恋愛と怪奇現象が交錯する物語が展開される本作は、オカ研メンバーの青春と謎解きが魅力です。主人公の森司と意中のこよみの恋愛模様は、少しずつ進展しながらも、周囲の期待に応えられないもどかしさが描かれていま...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第21弾です。
    今回3作の短編。

    まぁ、いつも通りです。
    こよみちゃんと森司がやっとちゃんとお互いに両想いだと確認しあって良かったですね!

    まぁ、周りはわかってて、イジイジしてるのは本人たちだけでしたけど。

    今出ているのはあと一冊。
    読み終わるまで(まだ読み終わってない)長かったけど、この先、次が出るのを待つ時間の方が長く感じそう。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      このシリーズ、そんなに続いているんだ!
      一作目だけでも読んでみたいです♪
      「いいね」ありがとうございます。

      このシリーズ、そんなに続いているんだ!
      一作目だけでも読んでみたいです♪
      2025/10/22
  • 今回はバレンタインデーという甘酸っぱいイベントから始まり、最後がホワイトデーへの伏線で終わりましたね(笑)

    思う以上に近くなった森司とこよみちゃんにほっこり♪

    内容は今回も抑えているけれどもさすがの櫛木さんというところでしょうか(-_-;)

    今回も楽しませていただきました。森司は大学を卒業してもオカ研から抜けられないんだろう未来が見えるところが何とも……。

  • シリーズ第21巻。大学3年の2月14日~3月初旬。牛歩の如く進む森司とこよみの恋もなんとなく恋人チックになってきました。いや、まだまだかな。本当に"籍入れちゃえばいい"んじゃないか。この2人。この巻から図書館で借りていた電子書籍に読み上げ機能ついてなくて、電子書籍はやめて、紙の本で読みました。ニマニマしながら夕飯作りたかったけど、読むと早いね。
    今回は第三話が謎解き的には面白かったけど、結末がいまいち好きではなくて(聡明な女性ならどこかでなんとかなったのでは?とか、結末がやるせなかった)、第一話と第二話はかなり好きだったけど、★4に留めました。
    第一話 ショコラな恋人たち
    こよみは9ヶ月も前からバレンタインに合わせて予約を入れていた県内で最も有名なショコラトリー&カフェが突発的に休業になり、激しく落ち込んでいた。じつはショコラトリー『KUKKA』は怪奇現象が起こっていて、お祓いでも止まらず、知り合いを通じてオカ研に相談が来た。
    「招く」をこんなに恐ろしく印象付けて使ったのが秀逸。
    第二話 あなたのマグネット
    藍が振り込め詐欺を防いだことで、警察から表彰状を贈られ、藍が大好きな森司とこよみは大喜び。そんなとき森司と鈴木は元有名銀行支店長だった男性がおかしな影に突き飛ばされ事故になりそうなところを防ぎ、お礼されるのだが、彼のマンションは2人にとって明らかにおかしくて…。
    最後のシーンは思わず落涙。もしかして、この銀行とか、陸上部持ちの企業とか、森司の就活、縁で磐石か?
    第三話 かどかわしの山
    30年前に伯父が山で行方不明になり、同じ日に探したい気持ちを抱いて友人と登山した香月朔は、おかしな様子になったうえ、伯父のネクタイピンを握っていた。白央大UMA同好会OBのため、播磨に相談したところ、母校のオカ研を紹介され、部室を訪れた。

  • ホーンテッド・キャンパスは、リズムがいいね。
    ちょっとしっかり書かれた本だとか、重ためな内容の本を読んだ後に読むと、スルスル読めてかなりメリハリ。ライトに読めて楽しい。

    雪大のメンバーたちの様子に微笑ましく、21作目ということで、常連感があって「帰ってきた!」ような気持ちになって嬉しいです。
    が、読み始めた当初は私も20代半ばで、雪大メンバーとは5〜6歳ほどしか離れていなかったのに、今や15歳程度離れているという悲しさ。

    読み始めた時は同世代ながらも、ちょっと前の大学生を見る感覚で若いなぁと思ってた。
    今ではもう、今時の若者たちを見つめるばばあの心境よ!

    第3話で相談に来る香月が37歳で、森司が「37歳にしては若いな」と思うシーンが描かれているけど、大学生からすると37歳はおっさんなんだよね!
    はい、私はおばはんです!
    ちょっとここの年齢と描写のシーンは、個人的に衝撃を受けたよ。


    ↓ネタバレ
    今回はサブタイトルにあるように「影」が3話共通で登場しました。
    1話目は影から「魔」に、2話目は影のまま、3話目は影から「鬼」に変容していきました。

    影のままでいられる時には良いけれど、
    死んだ後も影として長年を過ごし、また思念(恨みの強さかな)によって影から全く別物になってしまう。

    2話目がほのぼのとした雰囲気で、さらに久々に森司のお母様の“明るさ”に触れる物語だったから、3話がズドーンと来るんじゃないかって恐々読んでました。

    ホーンテッド・キャンパスでたまにある、ものすごいズドーンではなかったけれど、鬼に変容した彼女の話は精神的になかなかズドーンと重たい話。
    そしてその重たさが、森司とこよみちゃんが近づけました。
    もうそれ、プロポーズじゃん!

    おばはんからすると20歳そこそこの子たちは、我が子同然よ。にまにま。
    ってなっちゃう!

  • あまりにも純粋すぎる2人ww
    中学生かと思うほどだけど、それでもカタツムリ並みに進んでる?
    絆はかなり深いけどね
    それにしてもホラーとしては凄い怖い
    1話目、女性が被害に遭った経緯があって、その上での事件なのだけど、酷い事した男性は地獄に行けばいい
    2話目、こよみちゃんみたいな霊に憑かれるタイプの人が登場
    これは夫婦の愛かなぁ
    3話目は酷い話だと思ったけど、最後はね・・
    これがあって森司達の気持ちが強まったんですね

  • もうさぁ、いいじゃん?イチャイチャしちゃえよ、覚悟を決めろよ、このモジモジをあと何回やるんださっさと決めろー!!、

  • 相変わらず安定の楽しさ&怖さです。ラブコメの進展にはあまり期待しない、と思いつつも、けっこう進展は……してるよね? だけど小指か……なんだかなあ、この純粋さが逆に羨ましくなってきます。そして戻ってしまった例の記憶のシーンでは、抱腹絶倒でした。藍さんお疲れさまです。
    そしてホラーの部分。第一話からいきなり怖い。真相がわかっても怖いしラストの展開も怖い。だけれど一番怖かったのは、あんな目に遭わされてもなお思いを絶ちきれずに、あんな屑に執着せざるをえない彼女の悲しさでした。取り憑かれた方よりも取り憑く方が悲劇に思えましたよ。その点では第三話も怖かったのだけれど、あちらの方がましだったかも。

  • バレンタインシーズンの話だが、相変わらずのオカルト&ホラー&ラブコメディーの塩梅がとても良い。物語の緊張と緩和、そのバランスが大変よく取れているのだ。描かれる怪異は大変恐ろしく、オカ研の活躍は豊富な知識を基に描かれる。ハズレ無しの見逃せないシリーズだ。

  • そよ先生の話、何回読んでも泣けるなぁ。
    そして2人の関係も大きく進展したね、自作が楽しみ!

  • 「ショコラな恋人たち」
    あまりにも酷い男たちの無責任で身勝手な言い分に本当に腹が立つ話だった。優秀なパティシエの彼女には絶対もっといい人がいるし、男なんか関係なしに幸せになってほしい。

    「あなたのマグネット」
    引き寄せる体質の人が登場。森司のお母さんのパワーすごすぎる。

    「かどわかしの山」
    またも若くて素敵な女性が酷い目に……。修羅になってしまったなんて悲しすぎる。せめて安らかに眠らせてあげられないものか。
    それにしても森司の大胆行動にはびっくり!でも順序が違うのでは……?まだ付き合ってはいないんだからさぁ。早く告白しなさいよ。

  • 淑徳大学OPACリンク
    https://x.gd/Wbly0

  • きみたちいつになったら付き合うねん!というツッコミを毎回しつつ、結局進展しないよなとこれまた毎回勝手にがっかりするのだが、今回は思いのほか進展した気がする。
    手も繋いだし、何だったらハグもした。
    なお告白はまだらしい。
    ……もうそのままでいいよ、きみたちは。

    一方でオカルトネタは今回もなかなか怖かった。
    結局救いはなく、ただ見届けるだけになった展開は久々ではないだろうか。
    オカ研への依頼的には解決したけど、怪異の思い通りになる展開というか。
    女性が性的に搾取されていたという隠されていた真実と共にぞっとする展開だった一話と三話だった。

    ゆえに二話目に救われる訳である。
    もう本当に泣けた……あの展開は勘弁してくれよ。
    亡き妻の教え子たちを出迎えた彼と共に涙目になったという……

  • #ホーンテッド・キャンパス #読了

    シリーズ21巻目!

    第二話あなたのマグネットが好みだった

    このシリーズの良いところはホラーだけど怖い一辺倒でないところだと思ってる

    あなたのマグネットはまさにその感じで、涙出た


    森司とこよみも多少進展したようでなにより

  • ますます広がる、森司&このみパートと事件パートの温度差よ。
    あー、大河内さんのお話は救いがあったね。ハートウォーミングでほっとする。

  • 「ショコラな恋人たち」
    何ヶ月も前から待っていた。
    折角準備してきた事が台無しになったら辛いだろうが、これもまた一つの想い出になるだろう。
    騙しているだけでなく無責任な言動を繰り返した挙句、重要な事を告げられたら全てを告白するだけでなく最低な言葉を投げかけるなど酷すぎるな。

    「あなたのマグネット」
    招き入れてしまったものは。
    ノルマがあり達成しなければならないとはいえ、犯罪ギリギリのグレーなやり方はダメだろう。
    最期の居場所が何処であろうと、大切なことを教えてくれた恩師であれば会いに行きたいと願うだろ。

    「かどわかしの山」
    安らかに逝かせることなく。
    気付いた時点で無理矢理にでも保護していれば、過去は変えれないが苦しむことは減っただろ。
    山へ連れて行った後悔もあるだろうが、愛する人を護れなかった辛さの方が一生付き纏っただろうな。

  • 【請求記号:913.6 ク 21】

  • これでまだ付き合ってないって……どういうこと?気持ちは通じ合っとるのに。

  • 今回は黒い影が揺れる3編の中編かなと思ったら,3編目は(少し出てきた感もあったけど)AAの話でした.あとはいつものプロローグ+エピローグ.

    「ショコラな恋人たち」 すべてわかった上で魔に許可をあたえた綾芽さん,怖いよ.
    クズ男 末路はあわれ 魔の虜.
    「あなたのマグネット」 引きつけ体質のおっちゃんの話.いい肉食べたたり,18年もののシーバス飲んだり,ちょっと森司くんいい目みすぎ.反動が来なければいいけど.
    「かどわかしの山」 二人の仲はだいぶ進展.でも,鏡子さんが鬼になった事情を知ったこよみちゃんは恐いだろうな.森司くんが覚悟しても,どうにもならないときはどうにもならない(耕助さんもそうだったのだろう).悲しいお話でした.

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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