肉食屋敷 (角川ホラー文庫)

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  • KADOKAWA (2023年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041137734

作品紹介・あらすじ

「山の頂上にドラム缶を積んだトラックが放置されているので対処して欲しい」
村民からの苦情を受けた村役場勤務の“わたし”は、現場の土地に建つ科学研究施設に向かう。
異常な湿気の森に佇む、増改築を繰り返したまるで怪物のような屋敷――
そこで“わたし”は建物の持ち主に、
太古のDNAから復元したという地球外生命体の処分を頼まれるが……(「肉食屋敷」)。

邪悪を極めた4編を収録。
『玩具修理者』『人獣細工』に続く第3作品集。

みんなの感想まとめ

独特の世界観が広がる本作は、異常な湿気の森に佇む怪物のような屋敷を舞台に、地球外生命体の処分を依頼される主人公の物語です。収録された4編は、それぞれ異なる風味を持ちながらも、共通して読者を引き込む魅力...

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ面白かった!
    どの作品も本当に面白かった。
    サクサクっと読める。
    そしてよくこんな世界が思いつくなあ、っとびっくりしてる!

  •  肉食屋敷…地球外生命体がテーマの話。結末はバッドエンド?
     ジャンク…ある意味純愛もの。ただ設定が特殊なだけで。
     妻への三通の告白…読み進める度に見方がガラリと変わる。
     獣の記憶…ジャンルはミステリー。叙述トリックではあるがこのラストは読めなかった。

  • 手紙 狂ってますね

  • 4作とも大どんでん返しがあり、短編ながら読みごたえがある作品だった。

    個人的にはジャンクが好みだった。
    自分の体を男の体に移植して愛を貫いた女はとても素敵だと思うし、世界観も西部劇と近未来が合わさった感じで面白かった。

  • 2025.3.9読了
    「肉食屋敷」は言わずもがなクトゥルフホラーで今作もとても美味でした!「獣の記憶」は最近別の短編集「五人目の告白」で読んでたのでさっくり読み返しただけだけど、「ジャンク」はなんというか純愛を感じたのだけど俺だけだろうか…いい話だったな…。

  • 小林泰三氏を余すことなく感じられる様な風味の違った4作が収められている。
    ライトなファンをはじめ、これから読んでみようという人にもオススメできる作品。

  • 表題作が好きだ。
    「ジャンク」には小林泰三節が炸裂していた。

    短編は苦手だけど全てがあっさりしていて読みやすい。

    文体や浸透する速度はあっさりしているものの、濁ったどろどろの泥水みたいな澱がゆったりと心に残り落ちているような感覚が続くのが、著者の良さであると思う。

    さっぱりと重いので混同してまた読みたくなる。

    相変わらずクスッと面白い要素もあり、好感触。

  • 『玩具修理者』、『人獣細工』、『AΩ 超空想科学怪奇譚』に続く、角川ホラー・小林泰三作品の新装版にて。表題作『肉食屋敷』を含む4編が収録されている。

    『肉食屋敷』
    「古生物を復元するための研究によって復元されてしまった、おぞましき地球外生命体―――。」

    著者お得意の、ラヴクラフト的コズミックホラー。展開は予想の範囲内で特に意外性はなかったが、分かっていてもゾクッとさせられる生々しくおどろおどろしい筆致は流石のもの。SAN値が削られていく感覚が堪らない!

    『ジャンク』
    「人体が生体部品として売買される世界。生体部品として売り捌くために人々を襲うハンターと、そんなハンターを狩るハンターキラー。これは、とあるハンターキラーの男の物語―――。」

    小林泰三式マカロニ・ウエスタン。生体人造馬、コンピュータの生体部品として扱われる人間の脳、柄が人間の手となり使用者の手を握り返す骨刀(etc.)。クローネンバーグ監督作品のような世界観が魅力的な一編。

    『妻への三通の告白』
    「癌で余命僅かとなった男が綴る、寝たきりの妻への手紙。明かされていく"知りたくない現実"―――。」

    少しでも語ろうものならネタバレになってしまうので、語るのは控えておく。とりあえず・・・こういうの大好物よ♪

    『獣の記憶』
    「一冊のノートでのみコミュニケーションを取ることが出来る、自分の中に存在する、"敵対者"であるもう一人の自分―――。」

    予想の範囲内と読み進めていたら、最後の一文で読者を打ちのめす、至高の一編。本書一番のお気に入り。

    小林泰三のSF・ホラー・ミステリが手軽に堪能できる、素晴らしい短篇集だった。短篇集だとどれか一つくらいイマイチな作品があったりするのだが・・・外れなしとは恐れ入る!

  • どんでん返しが多くて面白い

  • 読みやすく、ジャンルに富んでいるので飽きない!
    ジャンクがいちばんのお気に入り^ ^

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2023年 『人獣細工』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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