武士とジェントルマン (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041138724

作品紹介・あらすじ

大学講師として来日した英国紳士アンソニーを出迎えたのは、現代の若きサムライ・隼人だった! 新たな武士制度のもとで和装に髷で暮らし、自分を「それがし」と呼ぶ隼人は、地域奉仕に熱心でご近所の人気者。けれどアンソニーは、隼人のあまりにも献身的な生き方にどこか危うさを感じていて――。
武士道とは? 自分らしさとは? 文化の違うふたりの交流が価値観を揺さぶる、武士とジェントルマンのハートフル同居物語。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

文化の違う二人の交流を通じて、現代の価値観や社会問題を柔らかく描く物語が展開されます。若き武士と英国のジェントルマンが同居する設定は、地域社会への貢献を重んじる武士気質と、異文化の視点が融合したユニー...

感想・レビュー・書評

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  • 現代の東京にて 若き武士×英国ジェントルマン
    榎田さん、デビュー20周年記念作品
    単行本の装画は、萩尾望都さん
    文庫本の装画は、丹地陽子さん
    どちらも素敵
    萩尾さんが平成ぽくって、丹地さんが令和っぽいかも
    現代の武士と言っても、地域社会への貢献といった高度ボランティア活動的納得の設定
    ただし、主人公の武士くんは生粋の武士気質
    そこへ英国から金髪碧眼美貌のジェントルマンがやてきて同居生活が始まる
    設定に捻りがあるけれど、ストーリーは現在の社会問題を柔らかく描いています
    時折、武士語と英語を掛け合わせたようなハイソなギャグがひかります
    二人の優しさが溢れてます
    ラストはユウリさんらしく、ほんのりブロマンス

    • 1Q84O1さん
      こちらもBL?ではないですね…w
      こちらもBL?ではないですね…w
      2024/05/07
    • おびのりさん
      シマシアしてないよね
      シマシアしてないよね
      2024/05/07
    • 1Q84O1さん
      ですねw
      ですねw
      2024/05/08
  • 図書館で借りて読んでいるんだけど、面白かったので文庫本が出るのを待ってた!

  • 武士の隼人と英国紳士のアンソニーが同居する物語

    人からこうあるべきと「期待」される中で、自分らしくあるというのはどういうことか、自分にとっての幸せとは何なのかを考えさせられる一冊でした

    結婚式でのカムアウトのシーンで、「幸せになります」と最後に花嫁が発したセリフにこの物語の主張が詰まっているように感じました
    いろんな考え方をする人々がいて、理解してくれる人もいればそうでない人もいる。それでも「自分は自分と、自分を貫いていいんだよ」と解釈しました

    何かを始める・人に会う・人生の環境が変わるそういういろんな「出会い」の季節の春の4月に読むのに良い本だと思います


    個人的には、これまでの出来事を踏まえて、アンソニーは冒頭にしか出てこない教授とどんな話をしたんだろう、白紙で送り出されどんな感想を伝えるのだろうと気になりました笑

  • 現代の話でびっくりしたけど、面白かった。現代武士とジェントルマンの組み合わせが、秀逸。おすすめです。

  • 現代に生きる武士…ファンタジー作品かな?と思いきや、現代の多様性のあり方・捉え方・生き方をコミカルに、時に真面目に考えさせてくれる作品。
    読了後、じんわりと温かな余韻が広がっていくような感覚を味わいました。

  • 2024.11.10読了。

    本屋さんで平積みされていたのでなんとなく手に取った一冊。想像よりずっと面白かった。

    表紙やタイトルから、もっとファンタジーな人間ドラマかなと思いきや、時にコミカルに、時に真面目に、現代のさまざまな多様性のあり方を考えさせてくれる本だった。書き振りが優しく読みやすいので小、中学生の娘たちにも勧めたいと思う。

    登場人物がみんな優しくて癒される。

  • 英国紳士アンソニーと、現代のサムライ・隼人くんの同居生活のお話。

    ちゃんと説明読みましょうってところなんだけど、、、現代の話だった、、、。
    だってまさか、現代に武士がいる世界だなんて思わないじゃん!ま、面白い設定で楽しめましたけど。
    英国人のアンソニーさんから見た武士の日本の話。
    最後はトランスジェンダーまで出てきて、色々盛りだくさんでした。
    それぞれのキャラクターがしっかりしていて、読みやすい。

  • 1964年オリンピックのために復活した武士制度。
    色々条件があれど登録すれば武士になれる日本に
    英国から大学の講師として来日した英国紳士アンソニー。
    アンソニーの下宿先がなんと!!
    武士である伊能長左衛門隼人の家で、
    アンソニーは武士と生活することに!!

    読みやすかったけど……
    σ( -ˇ.ˇ-。)ウーンって感じかな?
    悪くはない…
    でも、いろんな問題てんこ盛りにした感じだけど
    私的には何かが足りない。

    ただ隼人とアンソニーが素敵な人で
    周りもいいキャラが多いので続編が出たら買うとは思う。

    それとLOVEまでいかないけど
    アンソニーと隼人の関係が尊い笑

  • めっちゃ面白かった!
    フィクションなんだけど妙にリアリティがあって、現代に武士いたらいいのになと思わせる( ˙꒳​˙ )!
    伏線回収が後半怒涛に訪れてページめくるスピードがめっちゃ上がりました

  • 最後に色々な出来事が怒涛に展開していった。
    思わず声を上げた笑
    途中読むのがしんどい部分もあったけど、みんな色々事情がある中で素敵な人たちと出会い、思いやりながら生きていくのは素晴らしいことだと思った。
    続編も読みたい。

  • 武士とは、男とは、紳士とはという意味を模索している人たちの話。
    人は水で、器が変われば形は変わり、器はいつ変えてもいいというフレーズが心に響いた。
    要素が多すぎたけど、楽しく読めた。

  • 最後にかなり詰め込んだなという印象。途中までは武士という明確な地位や立場といったものがなくても、隼人は隼人だ、っていうことがテーマになってるんだろうけど、ルリとの関係や誠の性の話がドドドと最後に詰め込まれて消化不良に感じた。

  • じわーっと温かい気持ちが広がっていくような読後感です
    "武士とは""強さとは"など定義が難しいものも、登場人物と一緒に咀嚼して飲み込めた気がします
    なんとなく持っていた物語のイメージと異なりましたが、良い方で予想外でした
    また彼らの生活を覗いてみたいです

  • 最初から最後まで凄く興味深かったです。
    令和に武士がいて、英国紳士が武士の家に滞在する…という、それだけなのに。
    ヤングケアラーやジェンダーやら、そこにも焦点当ててくるの?と、現代の難しさも入れ込んでいて、驚きました。
    著者の他の本は別名義も含めて読んだことがありますが、これはまた面白い作品を執筆されてて、是非、映像化していただきたい!と、思いました。

  • 多様な違いがあり、受け止め方も多様である。

    現代に武士が生きているファンタジー設定かと思いきや、異なるものと出会ったときの周囲の同様や受け止め方、偏見などリアルと同じ物を感じた。

    入口は入りやすいが、読み終わったあと考えさせられる作品。

  • 武士 て比喩かと思っていたら本当に武士だった。
    設定はトンデモだけど、話は面白くて読みやすい。
    色んな問題を孕んだ人物たちが出てくるが、重くなりすぎないのが良い。
    結婚式の席決め会議は笑った。

  • 登場人物が皆素敵でした!特に武士隼人の人間らしさが出るシーンはグッときました。

  • 再読2回目。
    いや、最後に怒濤の展開よ。こういうの大好物です。

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田ユウリの作品

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