- KADOKAWA (2024年1月23日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041138762
作品紹介・あらすじ
中国の漢の時代、長安の知事と警察長官を兼ねる「京兆尹」という役職があった。謀反を未然に防いだ功によって抜擢された「不疑」は、厳格でありつつも慈悲を忘れず、辣腕と名高い。ある日、天子にしか許されない黄色の隊列を率いた謎の男が宮廷を訪れた。男が反乱によって殺されたはずの皇太子を名乗ったことで、宮廷は混乱の渦に巻き込まれる。書籍化初の中編「不疑」をはじめ、葉室麟が遺した渾身の作品、全6編を収録。
みんなの感想まとめ
多様な時代背景とキャラクターが織りなす短編が詰まった一冊で、著者の独特な視点が光ります。作品は古代中国の雋不疑から幕末の新選組、忠臣蔵の大石内蔵助まで、歴史の中で生きた人々の物語が描かれています。特に...
感想・レビュー・書評
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著者が早逝して早や7年。
しかし、いまだに初書籍化作品が読めるというのは、読者冥利に尽きる。
しかも、短編傑作選という本書は登場人物がバラエティに富んでいて、時代小説の楽しみが味わえる。
『鬼火』は、新撰組の沖田総司。
『鬼の影』は、忠臣蔵の大石内蔵助。
『ダミアン長政』は、黒田如水の息子黒田長政。
『魔王の星』は、織田信長。
『女人入眼』は、北条政子。
表題作の『不疑』は、なんと前漢中国の雋不疑。
時代も古代中国から戦国時代そして幕末へと、歴史を駆け巡るかのよう。
著者の未書籍化作品は、まだあるのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編それぞれが 力強い作品。ラストの不疑は中国の漢の時代の話。葉室さんが亡くなった後に見つかった話だそう、、、
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葉室麟の短編集
やはり歴史もっとしりたくなる -
葉室麟の未発表作品「不疑」を含む、短編集。全六作品だが、「不疑」が一番良かった。と思うと共に、ここからの作品が読めなかったことを本当に残念に思う。
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葉室麟さんの作品は、北国の厳しい環境の中で耐えて生きる武士の姿をイメージするけれど、それだけじゃない、凄く広大な世界があるのだと思う。
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2026年、9冊目です。
葉室麟の短篇集です。
本のタイトルにある「不義」は、中国間時代の物語でした。
残念ながら、私の読む力が低く没入感を得られませんでした。他の5つの短編については、登場人物や時代背景などの知識もあったので、読み進めることが容易でした。
歴史の流れの中で、「あったであろう」物語をリアルに描き史実に繋いでいる作品ばかりで、ステレオタイプの人物像に異なる一面を色づけしている感覚でした。
短編ということもあり、物語の中にしっかり入れた作品でした。
表題作以外の短編が、5つ納められています。
・鬼火
・鬼の影
・ダミアン長政
・魔王の星
・女人入眼 -
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。
https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01426923
著者プロフィール
葉室麟の作品
