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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041138779
作品紹介・あらすじ
光源氏の養女は、お転婆娘だった(「やんちゃ姫 玉かつらの巻」田辺聖子)。放浪の僧侶が秘めた懊悩とは(「髪」瀬戸内寂聴)。和泉式部の奔放な恋を描く(「桜子日記」永井路子)。皇女に嫌がらせをするのは誰? (「朝顔斎王」森谷明子)。高名な巫女が召したのは、醜い少女だった(「照日鏡──葵上」澤田瞳子)。朝廷の権力闘争と、女房たちの創作の源を描く(「栄花と影と」永井紗耶子)。歴史小説の名手たちが織りなす、美麗なるアンソロジー。
みんなの感想まとめ
多様な視点から源氏物語の魅力を再発見できる華やかなアンソロジーで、各作家が独自の解釈を交えながら、平安時代の女性たちの物語を描いています。田辺聖子による「やんちゃ姫 玉かつらの巻」では、玉鬘の新たな一...
感想・レビュー・書評
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木挽町のあだうち文庫化待ち。図書館にある永井さん全部読みます、7作目。
副題は、源氏物語アンソロジー
「やんちゃ姫 玉かつらの巻」は、さすが田辺聖子さん。玉鬘は六条院から逃げ出すやんちゃぶり。
「髪」は、宇治十帖から。薫と匂宮に愛された浮舟。身投げした彼女を助けた僧侶の切ない恋心。瀬戸内寂聴はやっぱり愛を語る。
「照日の鏡」は、澤田瞳子さんの「稚児桜」から。能の葵の上、馴染みが薄い。
「栄花と影と」は、凝っている。「枕草子」と「源氏物語」の比較からの「栄花物語」一度ではわからない。
「桜子日記」は、永井路子さんが、和泉式部の愛の遍歴を女房の視点から。
「朝顔斎王」森谷明子さんは、ちょっとした意地悪を続けているのは、誰かというミステリーを絡めているのだけれど、文章が合わないのか、よくわからなかった。
源氏物語アンソロジーと読み始めたので、違う物があるとは知らずに読んでしまい、何処で源氏物語になるのか?とわからないまま読んでしまった2編。うーむ、タイトルは一考願いたいです。
いずれにしても 源氏物語を読んでから違いを楽しむのが良いかと思います。
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毎週楽しみな“光る君へ”。
光る君へとリンクしていて、大河ドラマが少し深まった。
清少納言の枕草子について、赤染衛門と夫、匡衝衛門が話しているくだりが、心に残り枕草子を読んでみたくなった。定子皇后の明るさに癒してもらえそうな気がする。
そう思いながら昨晩、光る君へを見た。曲水の園にあの匡衝衛門が登場。
ムフフとなった。
清少納言のその後を書いた朝顔斎王、清少納言と赤染衛門が語る、栄華と影とが、心に残った -
源氏物語がテーマの、華やかなアンソロジー。
田辺聖子「やんちゃ姫 玉かつらの巻」
一発目から気持ちよくカマしてくれました!と言いたくなるほど、小気味よくテンポのよい作品はさすが田辺さん。あの玉鬘がやんちゃという設定が新鮮で、80年代の少女小説的ノリが楽しい。
瀬戸内寂聴「髪」
源氏物語の宇治編が舞台、瀬戸内さんらしく官能的。
永井路子「桜子日記」
和泉式部の恋愛遍歴を追いながら、その裏で行われている政治の駆け引きを仕込んでくるところがベテランの永井さんらしい。ご冥福をお祈りします。
森谷明子「朝顔斎王」
ちょっとミステリータッチ。これから森谷さんの歴史物を色々読んでみたいな。
澤田瞳子「照日の鏡-葵上」
オリジナルキャラを通して見る源氏物語の場面が斬新。
永井紗耶子「栄華と影と」
永井さんは今回初読み。トリにふさわしく、権力闘争に巻き込まれた女達の哀しみが切ない。
雅だけど何気にエグい、だからこそ深掘りし甲斐のある平安時代。もっと様々な角度からこの時代を知りたいと思っているので、そのきっかけ作りに丁度よいアンソロジーだった。 -
6人の女性作家による、源氏物語とその時代に生きた女性を題材にした短編集。
永井紗耶子以外は既読の作家だったので、ある意味安心して王朝の世界に入り込めた。
源氏物語はストレートな現代語訳しか読んだことがなかったのだが、「やんちゃ姫」や「髪」のように物語を別の視点で捉え直して描いた作品も作家のカラーが出ていて面白くはまりそうだ。
久々に大好きな和泉式部の物語に出会えたのも良かった。
ただ、森谷作品だけは「千年の黙」を読んだときの違和感がやはり拭えず好みに合わなかった。 -
6名の女流作家による源氏物語アンソロジー。
アンソロジーって当たり外れがあってあまり得意ではなかったのだけど、この作品は収録されている全部がそれぞれ面白く、大当たりでした!
田辺聖子「やんちゃ姫 玉かつらの巻」
瀬戸内寂聴「髪」
永井路子「桜子日記」
森谷明子「朝顔斎王」
澤田瞳子「照日の鏡 葵上」
永井紗耶子「栄花と影と」 -
『源氏物語』アンソロジーときては、読まずにはいられない。
冒頭が田辺聖子さんというのが、まず嬉しい。
田辺さんは、『新源氏物語』を書かれているほどであり、はずれのわけがない。玉鬘が主人公で、中年となった源氏を、まぁ、手厳しく語る語るwなんとも痛快で楽しい。
瀬戸内さんも、美しい現代語訳を書かれている。
さすがの雰囲気で引き込まれる。
永井路子さんも、素晴らしい時代小説を多数書かれているだけあって読み応えばっちり。
素晴らしい1冊だった。 -
6人の女性小説家が、6話!
最初の田辺聖子氏の関西弁一杯の玉鬘の話。
大阪生まれの私は、このテンポが、大好きで、読み始めは、スイスイと、……
瀬戸内寂聴氏の「髪」は、やはりこの時代の人 特有の自然背景の美しい描写の書き方に、引き込まれる。
永井路子氏の和泉式部を描いた作品。
源氏物語アンソロジーであるのに、和泉式部からの目線での作品に、発想の仕方が、いい!
守谷明子氏の作品は、今まで読んだことが無かった。
分かりやすく、読みやすいし、ほのかな恋心の芽生えなど、微笑ましく描かれていて、流石文学部!と思ってしまった。
澤田瞳子氏の「葵上」の話はちょっと意外だった。
醜き女性、生霊を主体にしていることに。
能楽ものがたりからの物らしいけど、「星落ちて、なお」のような本の方が好きである。
永井紗耶子氏の 赤染衛門の話も、百人一首でしか、余りお目に(?)かからない人物。
清少納言、紫式部にも絡めて、楽しく拝読した。
6人6様 どれも、素敵であった。 -
源氏物語に関するアンソロジー
最後の話が好み -
久々にとても良かった。アンソロジーはあまり読んだことなかったので新鮮というか、作家さんによって作風が違うというのも影響するのか一気に読み終わりました。どれも短編なのでさらっと読めるのも良い。読後も悪くない。その後の展開が予想されるような終わり方も良いし源氏物語を主体に史実の人物とも交えて楽しめました。田辺さんと永井路子さんのお話は再読。朝顔斎王では小納言はあの?と思ったり、和泉式部の話は結構読んだので、今度は赤染衛門関連読みたいなぁと思いました。
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6人の女性作家による源氏物語の世界や紫式部の生きた時代をもとに描かれた作品を集めたアンソロジー。
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2023年10月29日購入。
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