幼女戦記 (29) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA (2024年1月26日発売)
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本 ・マンガ (144ページ) / ISBN・EAN: 9784041138953

作品紹介・あらすじ

ルーシー連邦首都、モスコー襲撃を成功させ束の間の休息を享受する二〇三大隊。
各員が盛大に羽目を外す裏で、ターニャは一人「存在X」と対峙する。

己が手で統一暦の未来を切り開くという決意を新たにしたターニャであったが、そんな彼女の下にウーガ少佐からの急報が舞い込む。
それは帝国の物流の要衝、ティゲンホーフ市が連邦軍に包囲されつつあるという衝撃的な情報であった。

東部戦線の趨勢を占う一戦の火蓋が切られる―

感想・レビュー・書評

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  • アニメ1期及び劇場版視聴済。
    ティゲンホーフ市防衛着任まで。
    連邦戦線現地の少将・少佐、施設時代の年長者、ゼートゥーア、ルーデルドルフ……様々な視点からターニャの見え方が描かれた印象の強い巻でした。
    面白い。

    ◆デルプフェルト少将との会話
    すれ違いによる墓穴を掘るターニャ。もはやお家芸ですねw
    ターニャが平成のビジネスマンの立ち振る舞いの正当性を信じ続ける限り、解けない呪いですね。
    本人が自分で気付かないと、他の誰にも解けないのが辛いところです。
    少し余裕があるから評価のためにヘルプを受けたら、想定を超える量の仕事を積まれた……。
    身に覚えがあるので、なおのことウワーッて思いながら読んでましたw

    ◆ゼートゥーアの独白
    「それはどうかなルーデルドルフ デグレチャフ少佐が我々に近いのか 我々がデグレチャフ少佐に近いのか… 最近ではわからなくなる時があるのだ」
    ターニャへの印象や振る舞い方では、ルーデルドルフとゼートゥーアの間に大きな差を感じますね。
    中央参謀本部とターニャの間には(どうせ)齟齬が生まれると思うので、せめてゼートゥーアとルーデルドルフの間には、誤解がないようにしておいて欲しいですがw
    どうなることやら。

    ◆ターニャの存在
    「後世には残せないでしょう… もしくは誇張された挙句フィクションと一蹴されるか」
    「私やゼートゥーアは何もしていない 強いて言えばデグレチャフを泳がせた するとどうだ 全てが上手く行き私の存在が誇大化されていく」
    後世のデグレチャフの扱いが窺われる描写ですね。
    後世を舞台に、ターニャの存在を嗅ぎ取って追う記者の物語も並行で描かれていますが、どういう結末を迎えるか楽しみですね。

    ◆「秋津洲戦役」
    気になるワードが出てきましたね。
    当時は「ロマノフスキー王朝」ということなので、日露戦争のことでしょうか。
    日本出てくるのかな。出てきてほしいかは、……わからないけどw

  • ターニャの修道院時代がまた見れるとは
    再会はちょっと難しいか

  • 近代戦における補給線と拠点の重要性解説が面白い。そしてデグレチャフ少佐の社畜脳には部下目線でどんびいてしまう。

  • ティゲンホーフ

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