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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784041139257
作品紹介・あらすじ
老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。
簡潔な文体と研ぎ澄まされた表現で、大いなる自然と自らの人生に対峙する男の姿を力強く描きだす、ヘミングウェイの最高傑作。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人生の厳しさと美しさを描いた物語では、老漁師サンティアーゴが84日間の無釣果を経て、巨大なカジキとの壮絶な戦いに挑みます。孤独や誇り、自然への畏敬が交錯する中で、老人の奮闘は深い感動を呼び起こします。...
感想・レビュー・書評
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1953年ピューリッツァー賞
1954年ノーベル文学賞
光文社のを読みたかったのだけど、図書館でこの表紙に惹かれてしまい、マノーリンを少年ではなく若者にした新解釈というこちらを借りた。
なぜ若者なのかはあとがきの説明で理解したけど、特に物語への影響はなく感じた。
そもそもマノーリンの出番は少なめで、ほぼ老人が海で奮闘している描写なので。
そして海、過酷すぎる。
老人はワイルドでかっこいいんだけど、自然界が厳しすぎてあんまりで、物語を通して思ったのは人生ってこういうことなのかな、、、という感想。
老人の孤独、漁師としての誇り、生き物への慈しみ、哀愁など色々感じとれるものはあり、ラストは事態を理解したマノーリンに感情移入してじわっときた。
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老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。
翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。
先日読んだ「傷を抱えて闇を走れ」に、「老人と海」にまつまる問答があったので、初めて読んだ。
小学校国語の教科書に出てくる椋鳩十の「大造じいさんとガン」に重なる部分もあるが、ヘミングウェイの描く老人は、とても人間くさい。 -
がんばれ、じいちゃんがんばれ、という気持ちで息をつめて読んだ。あの結末はすごくよかった。じいちゃんが尊敬されているのが分かったから。
この小説を読んで「老人が魚を釣ろうとするだけじゃない?」という感想を持つひとは、もしかしたら、まだ人生上り坂で、今までできていたことができなくなったことがないんじゃないかと想像する。何十年かしたらまた読んでみてください。
この本が出版されたときにとてもよく売れたということにも、なんだか胸がいっぱいになってしまった。世界中の多くの中年と老年が、黙々と自分の人生と戦っているのだ。 -
古本屋でなんとなく目に止まり、「そういや読んだことなかったな」と手に取る。
獲物を取れなくなったキューバの老人が、海で大物と出会い、向き合う話。
短編のため、すぐに読み終わる。翻訳もわかりやすい文体でなされていて、非常に読みやすい。
心打たれた。
船上での情景描写と独り言、海洋生物との対峙。
老いた体と海の瑞々しさ、得たものを失う虚しさ。
全てが詰め込まれていた。 -
老人サンティアゴとマカジキ、そしてサメとの戦いがとてもリアルに描写されている。
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久方ぶりに読んだ、情景にスペンサートレイシーのモノクロ映像がうかぶ。いつまで経っても色褪せない。
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諦めは時に救いにもなるのかもしれない。
自分ではプライドや自尊心が働いて諦めきれないことを、周りが諦めさせてくれるのは一種の幸福なのかも。 -
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大好きな本
メタファーや詳しい背景など知らないけどなぜか好き -
月並みの感想になるが、この本は読む環境や年齢によって形を変える物語だと感じた。近年の物語のようなダイナミックさは無い。なんせおじいさんが漁をしているだけの描写といえばそうだからだ。そのため退屈に思う人も多いだろう。しかしこのしがないお爺さんに色濃くスポットライトを当て続けているからこそ、読者にも思い当たる節のある人間臭さを肌で感じることができるのでは無いだろうか。映画化したとしたらパーフェクトデイズのような静かな雰囲気になるだろう。歳を経て、また読みたい一冊だ。
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・老人が漁から戻ってくるまでの物語を読みながらずっと、孤独と寂しさを感じていた。「あの子がここにいたら」という言葉。でも、彼は寂しいという台詞は一切使わず、最後は「恋しかったよ」と伝えていた。それが寂しかった。男の子もわかっている、だから言葉じゃない行動で相手を想う。
・友人から「彼は寂しいと思ってなかったんじゃないか」という意見をもらう。たしかに、大切な存在がいることの人生の豊かさ。
わたしは誰かの感情を決めつけてはいないだろうか。 -
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■参加者の感想をピックアップ■
・昔読んだ時は本当につまらなかったが、今回読んだら意外にも楽しめた。読者として経験を積んで、単調だが描写力のあるヘミングウェイの文章を理解できるようになったのだと思う。
・簡単な言葉のみであれ程の情景描写や感情描写は圧巻。(以前課題になった)三島由紀夫に通じるものがあると思った。
・あまりにも話が進まず、読み始めはとても苦労した。魚がかかってからは面白くなって読み進められるようになった。
・主人公の老人がよく描けていた。海や鳥に話しかける様や内容がとてもチャーミングで思わず応援したくなるような主人公だった。
・主人公の苦労や釣り上げた時の喜び、そして獲物を奪われてしまった時の落胆など、この話を通して人生の難しさを伝えたかったのではないか。
・アメリカ人の典型(憧れ?)のような主人公だった。自然とともに生き、孤独を恐れないアメリカ人は、大海原に小舟で漕ぎ出すような老人に憧れるのではないか。
■読書会後の私的感想■
アメリカ文学の巨匠、ノーベル賞作家ヘミングウェイの晩年の代表作が課題となりました。
タイトルから暗い話を想像する人が多かったようですが、照りつける太陽と輝く海に漕ぎ出す老人の様がありありと伝わってきて、決して暗い印象はありませんでした。リアリズムがもてはやされた時代の作品だそうで、決して大きなドラマやハプニングは怒らない代わりに、実話かと勘違いしてしまいそうなほど細部まできちんと描かれていたと思います。シンプルな言葉で、皆が知っている事はあえて書かず、けれども十二分にその情景が伝わってくる文章力が評価された作品だと思いました。
余談ですが、老人は釣りに出ている最中、釣り上げたシイラをいかにも不味そうに食べますよね。その部分を読んだ夕飯がさばの味噌煮だったのですが、あまり食が進みませんでした。ヘミングウェイの影響力、あっぱれです!
■参加人数■
・ 4人
■今月の課題本■
・「老人と海」(ヘミングウェイ 著)
■開催日時■
2019年8月 -
ピューリッツァー賞を受賞した作品だけれど、正直まだ私には良さがいまいち分かりませんでした。基本的にずっと老人と魚が格闘しているだけで、登場人物の動きはとても少ない作品だと思います。なので老人の独り言や思考がメインの内容になるのですが、まだその全てを理解するには読解力が足りませんでした。また数年したら読み返したいと思いました。
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久しぶりに見たら歩美の感想がいっぱいになっててうれしい!歩美の読んだ本が増えてて、私が生活してる間に歩美の生活も進んでる!と思った。最近映画...久しぶりに見たら歩美の感想がいっぱいになっててうれしい!歩美の読んだ本が増えてて、私が生活してる間に歩美の生活も進んでる!と思った。最近映画ばっかり見てるけど、本読みたくなってきた。感想の感想でした。返信不要。2025/06/19
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2024年12月30日、キーウェストに旅行に行くために予習のつもりで読みました。キーウェストにはヘミングウェイの邸宅の一つが残っていますりいつか対岸のハバナにも行ってみたい。
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まだ深く理解するには苦労が足りないか。また、歳を重ねて読んでみたい。
ヘミングウェイの作品
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そちらはまた今度、読み比べしてみます!!
そちらはまた今度、読み比べしてみます!!