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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041139929
作品紹介・あらすじ
武家出身の美鳥は、実家の三津瀬家を助けるためにおるうと名を変えて身分を偽り、骨董商を営む佐久良屋に嫁入りをする。夫の燕七は端整な顔立ちで優しい性格だが、なぜかおるうには遠慮がちで冷たく接する。ある日、店先に現れた乱暴者をおるうは小太刀術で懲らしめる。奉公人を救ったことで、店に馴染んでいったおるうは、おかみとしての新生活を歩み始める――。訳あって結婚した夫婦が心を通わしていく様子を描いた、恋愛時代小説。
感想・レビュー・書評
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燕七は口下手な上に美鳥の気持ちを全く慮ってないし、美鳥は美鳥で嫁として必要なことでも嫌なことは出来ないしで、大丈夫かこの夫婦という感じ。
読み進めていくとだんだん距離が縮んでいくのでなんとか見守っていられましたが、それでも不安要素が大きすぎる二人で気が気じゃない。
特に美鳥にはもう少しおかみとして頑張ってもらいたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素朴な人の縁がとても美しく感じる作品。奇妙な始まりから段々と人間関係が深まっていく様子が読んでいて楽しい。最初こそ急遽特殊な環境に身を置くことになったおるうさんとその周囲の関係性の不安定さにハラハラしたけど少しずつ安定していってホッとした。
商人の家を中心として江戸時代の街の雰囲気が楽しめるのも良かった。でも静かなだけじゃなくて時代ものといえばなアレコレも入っていることも忘れてはいけない。現代では日常と非日常と相反するけど平和とはいえ江戸では割と隣り合わせだったのかも、と思わなくもなかったり。 -
両片想い契約結婚もの。初恋同士な気もするけど、どうなのかな?続きも読みたいです。
著者プロフィール
馳月基矢の作品
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