写楽・考 蓮丈那智フィールドファイルIII (3) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041140802

作品紹介・あらすじ

世界に名高い浮世絵師ながら、正体が謎に包まれている東洲斎写楽――。蓮丈那智が古文書調査のため訪れた四国で、美術界を激震させる秘密に対峙することとなる表題作など、全4篇を収録。憑代とされた人形の破壊と惨殺事件の関わり、湖底に沈む鳥居は、事の発端なのか? 旧家に伝わる神像を破壊する祭祀と過去の因縁とは。異端の民俗学者の冷徹な観察眼は封印されし闇を暴く。はなれわざの謎ときに驚嘆必至の本格民俗学ミステリ!

みんなの感想まとめ

民俗学をテーマにした本作は、深い思考実験を通じて読者を魅了します。シリーズ第3弾となるこの作品では、民俗学者の蓮丈那智と助手の内藤三國が、様々な事件に挑む姿が描かれています。特に、写楽の正体に迫る表題...

感想・レビュー・書評

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  • この連作は、民俗学の思考実験。その守備範囲の広さ、深さ、再読だが非常に読み応えあり。ホームズとワトソンの枠組みを利用した構成に、読者はミクニに同化していく。小品ながら野心的。
    続く未完の長編が楽しみ。

  • 民俗学者の蓮丈那智と助手の内藤三國のシリーズ第3弾。
    相変わらず内藤は、殴れられたり急な呼び出しで右往左往したり、大変な目にあってます(笑) 狐目の教務部主任も度々登場します。
    安定の面白さです。

  • 佐江さんはレギュラーになったのですね。
    彼女が優秀な分、三國くんの情けなさが気になってしまうという……直感は正しいんですけども。
    表題作ではいいところまで推理してたのに、結局ひっくり返されてしまうし……可哀想。
    驚いたのは、狐目の彼のお名前がここで判明したこと。
    永遠に明かさないものだと思っていたから、かなり驚いた。
    個人的には『湖底祀』が好き。
    「ひっくり返り方」が見事だったので。

    表題作は、タイトルでオチが分かってしまうのと、絡繰箱の正体が分かると、美術史にある程度明るい人だと芋蔓式に分かってしまうのが、自分としてはちょっと物足りなさを感じてしまった。
    驚きが少ないという……

  • 「憑代忌」★★★
    「湖底祀」★★★
    「棄神祭」★★★
    「写楽・考」★★★

    シリーズ第3弾。全体的にミステリ強め。

  • シリーズ3冊目。
    最初はモブキャラだと思っていた狐目さんがいつの間にか重要な立ち位置にいて面白かったな。
    過去に遭遇した事件の話もでてきて、あれ?これってどういう解釈だったんだっけ……?とこちらが蓮丈先生に試されてるような気分にもなったりしました。
    ラストの解釈も面白かったな、続きも楽しみです。

  • ずっと探していたので復刊はとてもありがたい。
    「狐目」として敵視さえされていた高杉がこんなに頼もしい味方になるとは。内藤の立つ瀬がますますなくなるけど、詰めの甘さも愛嬌。
    『写楽・考』民俗学といえば神話や祭のイメージなので、まさかこっちに飛ぶとは!とわくわくした。

  • この人の独自性には恐れ入る。

  • 2024/6/16 読了
    鳥居の考察は面白かった
    最後の写楽がちょっとこじつけ感を感じてしまった

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著者プロフィール

1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『花の下にて春死なむ』『桜宵』『螢坂』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。

「2021年 『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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