邪馬台 蓮丈那智フィールドファイルIV (4) (角川文庫)
- KADOKAWA (2024年8月23日発売)


- 本 ・本 (640ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041140819
作品紹介・あらすじ
古代、魏の書に登場する邪馬台国は、優れた製鉄と酒造技術を誇りながらも消えた、謎の国だ。民俗学者・連丈那智に届いた「阿久仁村異聞」は明治時代に地図からも抹消された村の記録だが、邪馬台国への手掛かりとなる文書だった。だが、調査を始めた矢先、次々と不穏な出来事が襲いかかる――。歴史の壮大な謎に、異端の民俗学者と助手が意外な「仮定」や想像力を駆使して挑む。怒濤の知の奔流に圧倒される本格民俗学ミステリ!
感想・レビュー・書評
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蓮丈那智シリーズ第4弾。
作者の北森鴻氏が2010年に亡くなったため、パートナーの浅野里沙子氏が後を継いで完成させた作品。
邪馬台国を扱っているだけあって、ボリュームがすごい。
それでも、たたら製鉄の話や古代天皇史など、それぞれの話が魅力的であり、飽きることはなかった。
現代のミステリは消化不良気味なので、そこは残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初の長編、しかも邪馬台国なんていうとっても壮大なテーマで。
これまでの登場人物が総出で、起こる事件も扱うテーマも、そしてミクニのケガも今まで以上に大きくて楽しめました。
考察は複雑で付いていくのに必死ではあったけれど、その結末の納得感も大きかったです。 -
邪馬台国なんて扱って、大丈夫か? とも思ったが、面白くまとめられているのがすごい。
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2024/9/11 読了
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蓮丈那智シリーズの魅力を味わいながら、邪馬台国論争の復習もできる感じで読み進めました。
北森鴻氏の未完の遺作を完成作に仕上げてくださった浅野里沙子氏に感謝。
著者プロフィール
北森鴻の作品





