- KADOKAWA (2023年11月24日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041140888
作品紹介・あらすじ
近いうちにこの切っ先が、私の手の内で何人かの血を吸うであろう……。
Q大附属病院に入院をしていた「私」は、レントゲン室に勤務する異母弟から余命宣告をされる。
理不尽な運命を豪快に笑い飛ばした「私」だったが、生命が尽きるまでに成し遂げなければならない使命があった。
「私」は背広の内ポケットに家伝の短刀を忍ばせると、恐ろしい復讐の旅に出るのであった。
みんなの感想まとめ
生命の終わりを迎えつつも、復讐の旅に出る主人公の物語が描かれています。異母弟から余命宣告を受けた「私」は、切れ味の良い狂気が漂う世界に足を踏み入れ、独特の精神世界に迷い込みます。短編ながらも濃厚な内容...
感想・レビュー・書評
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海上ものの話が多くて苦手な部類なんだけど、珍しく面白く読めた。
久しぶりに夢野の精神世界に迷い込みに行った訳だけども、みんな狂っていて好き。
角川で続々と復刊してるの本当に有難いです。
切れ味の良い狂いっぷりでざわざわしてるこの本、後味は割とほっこりめで終わるのでスッキリしてる。
怪奇中の怪奇で怪奇小説が好きな人は向くと思う。
ハマりましたね久々に。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編でも濃度が高い。どれを読んでも求めていた夢Qが読める。
『狂人は笑う』あと10人分ぐらい読みたい。相手をする医療者の手練れ感も好き。 -
勉強の前と寝る前にちょっとずつちょっとずつ読んでやっと読み終わった。
これを読んでるタイミングと『異世界ありがとう』を読んでるタイミングが被ってて、海が共通してるときになんか脳内でイメージごっちゃになって頭疲れてるな…と思いながら読んでた。
海を見たくなって夜中に川辺と海辺をドライブした。
久しぶりの夢久めっちゃすき!とはならんが長編を読む脳キャパがないので区切り区切りで読めてのめり込みすぎるほどすきでもなくほど良かった。
やっぱり装丁がいい。
なんかアニメキャラとのコラボ装丁じゃなくなったら他の読んでないのも買いたい。 -
いろんな狂人
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短編集『狂人は笑う』(一九七七年, 角川文庫)に「冥土行進曲」を追加し、改題・復刊された内容。谷口基による解説(pp308-314)によると「冥土行進曲」は遺稿であり、失敗作だとする評者(西原和海)もいるようであるが、この短編が追加されるかされないかで、本書の読後感はだいぶ変わるのではないか。冒頭に収められた「狂人は笑う」から、七編目の「爆弾太平記」までは、書かれた当時の混沌とした時代背景と、食うか食われるかの人間関係が緊張感をもって描かれているが、果てしなく陰惨で殺伐としている。その殺伐さがあまりにも突き抜けていて笑うしかない「爆弾太平記」のあとに付け足された「冥土行進曲」は見事な冒険活劇で、陰惨さはほとんどなく、痛快無比。主人公と共に周囲に振り回されながら、最後は気持ちよくページを閉じることができた。
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妖の雰囲気が漂う作家だが失敗作とされる『冥土行進曲』は活劇的で読みやすかった。
好みにもよるのだろうがこの人の作品は一人称で威力を発揮するように思える。冒頭の『狂人は笑う』は面白いがもっと人数を増やせば山田風太郎氏の様な連作風の長編が出来たのではと妄想した次第。 -
難解
著者プロフィール
夢野久作の作品
