私の人生観 (角川文庫)

  • 角川グループパブリッシング (1970年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784041141045

みんなの感想まとめ

日々の生活や文人との交流を通じて、著者の鋭い鑑識眼や心の細やかさが感じられる随筆や紀行文が展開されます。後半では「私の人生観」と題した講演が書き起こされ、仏教や西洋の思想家の理念が織り交ぜられた深遠な...

感想・レビュー・書評

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  • 前半は、日々の生活にまつわる随筆や紀行文、交流のある文人の逸話など。傲岸さや、鑑識眼の鋭さ、心の細やかさが読み取れる。
    後半は「私の人生観」と題した講演の書き起こし。「観」についての話なのだけれど、釈迦や明恵上人、空海、鑑真、恵心僧都といった仏教の知識や、パスカル、ベルグソン、リルケといった思想家の理念などを織り交ぜて語られ、半分も理解できたかどうか。
    みることには、「見」と「観」の二種類があるとの宮本武蔵の考えを引用し、今の歴史観などは表面をなぞる「見」でしかないとする。深遠な観ではあり得ないと。
    わからないことが多く、でも、本著者の他作品を追っていればぎりぎりわかるようになる気がするので、引き続き付いて行ってみようと思う

  • (2001.09.28読了)(2001.03.22購入)
    *解説目録より*
    日本はなぜ敗れたのか。近代日本文化とはかくももろいものだったのか、そしてこの軽薄な戦後文化の氾濫は何か、敗戦の傷跡を全身に受けて己をずたずたに引き裂いた著者が深い反省と沈潜から立ち上がって文壇に突きつけた果たし状はこれだ。著者の叡智と真実が光っている名作。ほかにユニークな随筆21篇収載。

    ☆小林秀雄さんの本(既読)
    「無常という事」小林秀雄著、角川文庫、1954.09.20
    「ドストエフスキイの生活」小林秀雄著、角川文庫、1955.08.20
    「ゴッホの手紙」小林秀雄著、角川文庫、1957.10.30
    「モオツァルト」小林秀雄著、角川文庫、1959.08.10
    「モオツァルト・無常という事」小林秀雄著、新潮文庫、1961.05.15
    「対話 人間の建設」岡潔・小林秀雄著、新潮社、1965.10.20
    「近代絵画」小林秀雄著、新潮文庫、1968.11.30
    「考えるヒント」小林秀雄著、文春文庫、1974.06.25
    「考えるヒント2」小林秀雄著、文芸春秋、1974.12.10

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著者プロフィール

1931年2月12日生まれ、東京都出身の作曲家。東京藝術大学卒。作曲を長谷川良夫、ピアノを水谷達夫、宅孝二、奥川坦、稲垣寿子に師事。1959年・1961年 NHKから委嘱された芸術祭参加作品のラジオ音楽劇2作がそれぞれ芸術祭奨励賞を受賞する。1966年に中田喜直らと「波の会」(現・日本歌曲振興波の会)を創設し、第二代会長を経て、後に社団法人となった同会の名誉会員を務めた。「落葉松」をはじめとする歌曲・合唱曲やピアノ曲、童謡「まっかな秋」、オペラ、器楽曲、小学校校歌など数多くの楽曲を手掛ける。また、本人が直接合唱団を指導することも。東京藝術大学音楽学部講師、愛知県立芸術大学教授、聖徳大学・同短期大学教授、活水女子大学教授などを歴任した他、1979年には文部省派遣在外研修生としてパリに留学した。このほか、ショパンやリストのピアノ作品の校訂を手掛けた。2017年7月25日死去。86歳没。

「2024年 『混声合唱のための組曲 優しき歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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