ゴッホの手紙 (角川文庫)

著者 : 小林秀雄
  • 角川書店 (1968年8月発売)
3.50
  • (2)
  • (0)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :45
  • レビュー :1
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041141069

ゴッホの手紙 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 評論ですが、弟テオ宛の膨大な手紙からの引用が本文の大半を占めます。
    ゴッホが何を思い絵を描いたのか。
    狂気の合間に送られた手紙に書かれた、冷静な自己分析に驚かされる一方で、晩年のゴッホの絵から伝わってくるそっくりそのままの、恐ろしい不安と危機迫る情熱を読みとることができます。
    彼は手紙の中で「成功や自信の有無は慰安にすぎない」と語ります。
    私は趣味で絵を描くのですが、下手だ、ということを言い訳にしがちです。
    でも上手いとか下手だとかいうのは、良い絵、とは全く異なる方向性の話でしょう。
    ゴッホは技巧的に優れた画家ではありませんし、生前に一枚の絵も売れなかったというのは有名な話です。
    世間に認められずとも、自分の画力の不足と向き合いながら描き続ける。
    その覚悟と真摯な姿勢に心打たれ、また絵を描きたくなります。

全1件中 1 - 1件を表示

小林秀雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
遠藤 周作
ジェイムズ・P・...
フランツ・カフカ
ドストエフスキー
ドストエフスキー
安部 公房
三島 由紀夫
安部 公房
有効な右矢印 無効な右矢印

ゴッホの手紙 (角川文庫)はこんな本です

ツイートする