守護者の傷

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  • KADOKAWA (2024年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041142080

作品紹介・あらすじ

「違法捜査は本当にあったのか?」水沼加穂留(みずぬまかおる)は神奈川県警の巡査部長。捜査一課への配属希望は通らぬまま三十歳までキャリアを重ね、春の異動で「訟務課」へ。警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署だ。ほどなくして外部からも新人の新崎大也(しんざきだいや)がやって来る。淡々として同僚と関わらない彼だが、実は弁護士の資格を持つらしい。なぜ弁護士が警察職員に? そんな折、強盗犯グループへの違法捜査を問う裁判が発生し、加穂留と新崎が担当することに。威圧的な取り調べはなかったという捜査一課の言葉を信じ、彼らを守ろうと公判にのぞむ加穂留。しかし法廷で、関与した警察官の「嘘」が暴露され――。

みんなの感想まとめ

警察内部の複雑な人間関係と真実を追求する姿勢が描かれた本作は、30歳の巡査部長・水沼加穂留が主人公です。彼女は捜査一課への配属希望が叶わず、訟務課に異動します。そこで出会った弁護士資格を持つ新崎大也と...

感想・レビュー・書評

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  • 30歳の水沼加穂留は、捜査一課への配属希望が通らず、警察が訴えられた民事裁判の対応する部署へ。
    同じ時期に弁護士の肩書を持つ新崎大也が入ってくる。
    なぜ弁護士資格を持つ彼が⁇
    彼の行動を追うと不審な動き。
    そして、訴えられていた刑事も守るべき相手ではなかったことが…。
    新崎が隠していたことがわかったときに警察内部の深い闇が見えてくる。

    全体的に派手な動きはないが、加穂留の荒削りながら真正面から向かう姿勢に周りの協力もあり、事件の真相がわかる。
    これからの加穂留の成長を期待したいと思う。

    堂場さんならではの細かな部分…ところどころで食事場面があるところ、そして服装で季節がわかることが何気なく散りばめられている。
    加穂留と父親の関係もさりげなくてちょうどいいのかもしれない。





  • スリリングな展開と謎解き。でもキーパーソンが最初から素直に話してくれれば100ページくらいで終わった話かも。捜査一課モノの小説は巷に溢れてるから異動しなくていい。

  • 訴えられた警官を守るために動く訴務課。
    何だか現実味がないような内容ではあったけど、読みやすかった。
    新崎のキャラが何だか中途半端に感じてしまったのが少し残念。

  • 神奈川県警内部の腐った前時代的な操作手法と考え方に挑戦するメンバーの活躍がキレのいい文体で描かれていて、久々にスカッとする堂場作品かな。これは連作もあるかな。

  • 以前に読んだ県警の守護神: 警務部監察課訟務係と類似した、警察訟務係を扱った小説。
    だが、小説としては「守護者の傷」の方が緻密で予測できない展開は一日の長があった。
    違法取調べで敗訴した神奈川県県警は訟務係が控訴の準備をするが、捜査一課上尾刑事に隠された何かがある気配から、警察内部の隠蔽された事実へと水沼加穂留は調査をしてゆく。
    警察内部の権力からの捜査妨害、なかなか出てこないある組織の謎、そして長年の因習との闘い。
    堂場瞬一ならではの警察小説の面白さを楽しめた。

  • 神奈川県警の女性巡査部長が警察官の嘘と悪を暴いていく。ラストまで誰が本当の味方かわからないドキドキ。

  • まあ、さすが堂場さん。
    警察内部の陰謀的な話しをメインに面白く、サスペンスたっぷりに描いてるのはさすが。

    3002冊
    今年230冊目

  • 違法捜査の現実は、深刻かもしれない

  • 途中まで中々面白さがわからず時間がかかったが第二部「R」から一気に読み終わった。水沼親子の関係が最後に理解し合えたのが感動的であった。父親の妻をなくしたあとの生活態度は脱帽であった。

  • 一気読みしたんだけど、動機とかちょっと捻りすぎ

  • 控訴審はどうなったのでしょうか?
    本業はそちらでは?
    面白かったけど

  • 訴訟を起こされた警察官を守る訴務課。そんなのがあるのかと初めて知りました。身内というだけで腐った仲間を守る価値があるのか。なるほど、引き込まれました。堂場さんの作品はあまり読んで来なかったですが、食を大切にされているのか描写が詳細ですね。

  • 警察の訴務課の水沼加穂留が、警察内部の組織Rを潰す物語。
    訴務課という存在自体馴染みがなかったなぁ。別に捜査一課とかも馴染みないけど。
    堂場作品は割と読みやすいから好き。

  • 神奈川県警本部訟務部に配属水沼加穂留29才
    警察が訴えられた場合のサポート
    希望は捜査一課
    中途採用の新崎は弁護士。叔父の弁護士に調べてもらうが素性不明。
    オレオレ詐欺のリーダーを告訴できなかった
    捜査一課をリーダーが訴えた
    加穂留と新崎が担当。捜査一課を事情聴取
    県警内の派閥R.戦後からある悪徳捜査派閥
    違法捜査で検挙率を上げ主要ポストにつく
    Rに誘われた刑事が断ると被疑者から訴えられる
    相澤刑事と新崎が妻の交通事故で知り合った
    相澤の無念をはらす為に新崎は県警にはいる
    反Rと連携して派閥の刑事を逮捕
    最初に襲われたのは新崎
    水沼は囮にはるが拉致される
    殺されることを覚悟したが、R派閥に二重スパイをしていた刑事に救われる

  • 警察の内部事件で難し面も多く、そこに新崎と言う弁護士が警察に入り、自分で色々と調べていくが、その反面、中がしっくり行かなくなる、加穂留の努力、周りの人たちの協力もあり、事件の真相がわかる。又、父(元警察官)、と娘の和解する日も近くなる。父によく似た娘である。

  • 警察内部のゆがみをあばいていく一作。もやもやしているところから、徐々に情報が集約されていき、結末を迎えるという、早く先を先を読みたくなる展開はさすが。堂場瞬一氏らしく、いつものように食事のページは濃いです。ただ、主人公のキャラは、残念ながら感情移入できないし、ちょっと嫌でした・・・。

  • 面白かった。でも、主人公に魅力を感じなかった。

  • 単体の警察小説。事件そのものは小説なんで別にいいと思うが、主人公がとにかくイラつく。こういう人が私の現役時代そばにいたら耐えきれない。なんで、ずっとイライラして読んでしまった。珍しい、堂場さんの作品では

  • 長々と書かれている割に事件がショボいし、主人公の加穂留の魅力のなさは致命的。神奈川県警ならあり得るかもしれんから荒唐無稽とは言えないが、それならもっと闇深く書いてほしいもんだな。

  • 一気に読ませることは読ませるのだが、状況設定が今ひとつ、荒唐無稽に近い。神奈川県警ならあり得るか。。
    主人公二人の人物設定も今ひとつ魅力的でない。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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