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本 ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041142882
作品紹介・あらすじ
アラカン(60歳すぎ)の家政婦さん、ロシアでスパイ容疑をかけられる!?
KGB相手におばさん二人でどう戦う?(@@;)
何歳(ルビ:いくつ)になっても夢をあきらめない、奇跡と勇気の物語! シリーズ完結編!!
米ソ冷戦時代のロンドン。家政婦のハリスおばさんは、モスクワ旅行の富くじを当てる。ロシアなんて危険な国に行くの!? と嫌がる親友バターフィルドを力技で同伴させ、いざ出発! 実は、おばさんには秘密の計画があった。ある手紙をロシア人女性に渡すのだ。それは、国の違いに引きさかれた、若い恋人たちのロマンスのためだった。なのに、なぜかKGBにスパイ容疑をかけられ、とんでもないことに! 涙と笑いの大人気シリーズ完結編!
※本書は、1982年11月に刊行された『ハリスおばさんモスクワへ行く』(講談社文庫)を、現代向けに加筆修正し、角川文庫化したものです。原題:MRS HARRIS GOES TO MOSCOW
【絶賛の声】
「ミセス・ハリスはフィクションの偉大な創造物のひとつであり、彼女と知り合いだと感じるほどリアルで、本当に不思議な存在だ。彼女の魅力は尽きない」(ジュスティーヌ・ピカルディ)
「ギャリコの魔法に屈しないことはほとんど不可能だ」(タイムズ・リテラリー・サプリメント)
感想・レビュー・書評
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ミセス・ハリス シリーズ全4巻
初めて読むのに最後の4巻を読みました。
シリーズの最初の本ミセス・ハリス、パリへ行く
は品切れだったし、帯にどの巻からでも読めると書いてあったのでなんとなくモスクワへ行くを選びました。
富くじを当ててモスクワへ親友のバターフィルドと旅行へ行きます。
ひょんなことからスパイ容疑をかけられてしまいます。
時代はまだソ連の時代ユーモラスに描かれていますが部屋には盗聴器が仕掛けられていたり、いつも監視されていたりけっこう怖いです。
トイレにトイレットペーパーがなかったりするのも時代を感じました。
話はテンポ良く進み読みやすかったです。
こちらの原作は1974年。
1作目 パリへ行くは1958年
そんな古い時代のパリも気になるのでいつかこちらも読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハリスさん、いつも前向きだし、いつだって周りの人のことを考えている。
そして、今回はさすがに難しそう?と思っているであろう読者を裏切る、叶わないことなんてない!と思っているポジティブな思考と、並々ならぬ運の良さを引き寄せる力!
バターフィルドさんとの友情も、いつも素敵だなって思う。
シリーズはこれで終わりだけど、これからも素敵な人生を送っていくだろうし、私もハリスさんみたいなおばさんになりたい。 -
シリーズ最終作。
ハリスおばさんとバターフィールドおばさんがモスクワへ旅行するが、旅先でのある使命感に燃えていた。
いざモスクワに着いてみると当時のソ連情勢もありスパイ容疑にかけられて尾行されたりハラハラ。
庶民的なハリスおばさんはいつもの皮肉も言いつつも、情に厚く人柄の良さで今回も大活躍する姿に惹きつけられ楽しかった。
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ついにモスクワ行きまで読めることになって本当に喜ばしい。映画化ってすごいな。
それにしても、ソ連のことをここまで貶すとは、時代を感じます。
著者プロフィール
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