そろそろ、自分を解放する 風の時代を味方につける暮らし方

  • KADOKAWA (2024年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784041142998

作品紹介・あらすじ

東大病院救急医療の現場で15年、人間の生と死に向き合ってきた医師が伝えたい、新しい時代の生き方。
これまでは地の時代でしたが、そこで隠されたことが明るみになり、縛られたことが解放される時代「風の時代」になったと最近よく言われます。
縛られていたことから自分を解き放ち、心を軽やかに生きる方法をお伝えします。
<「自分じゃない誰か」のための人生はもうやめる>
●人生最後の日も、いつもと同じように過ごす
●ノーと伝えるときは真心をこめる
●義理で動かなければ快適になる
●自然と会わない相手とはそこまでのご縁
●「行き過ぎた共感」に気をつける
●「人との関わり」を無理強いしない
●褒めることは、幸せをシェアすること
●シンクロニシティは、だれにとっても身近なこと
●直感はだれもが持っている
●「他人の視点」のために生き続けたいかどうか
●「一人で死ぬこと」は怖いことではない
●介護も看取りも、「こうすべき」はない
●生きがいもやりがいも考えなくていい

感想・レビュー・書評

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  • 活字が大きく、一つのテーマについて1ページ半から2ページくらいでまとめ文末にそのテーマの箴言を置くというスタイルなのでさくさく読めてしまいます。
    多分読者を還暦以上中期高齢者から上の世代を想定しているのではないかと。内容も生き方や考え方、死や孤独についてなど、そのくらいの年代の人が特に関心を持ちそうなテーマです。

    不思議なのはこの手の話を語る人の語る中身がほぼほぼ同じなこと。
    江原啓之さんと言ってることはほぼ同じだなぁと思いました。本書の著者は救急医だったので言葉に実があり、あの世を信じない人にも比較的受け入れやすい箴言なのではないかなと推察。

    風の時代という言葉をこのところよく目にします(しない人の方が多いかとは思いますが)どういうことなのかなと思っていましたが本書に書かれていました。
    しかし風の時代というものが二百年近くこれから195年も続くという話にびっくり。せいぜい二、三十年位を想定してました次に来るのが何の時代なのか知りもしませんがまぁ、自分は確実に死んでますね(笑)
    そんな時代の変わり目に私たちは生きていたんだなぁと知りちょっと感慨深い気持ちになりました。

    人とのお付き合いには季節があるなと常々思っていました。以前親しくしていた方に最近ちょっと冷たい応対をされ疎遠になりました。人付き合いには季節があるなと思ってはいたものの実際そういうふうに縁が遠くなってしまうと、こちらは変わらぬ関係でいたいと思っていたところを断ち切られてしまったのでやはり淋しい気持ちが拭えずにいました。でも本書を読んで少し慰められ、吹っ切ることができそうです。
    これこそまさに本書で言うところのシンクロニシティということですよね。多分自分に今必要な言葉が本書だったのでしょう。ありがたい(笑)

    どこを読んでも心身についてどうあったら安らかでいられるのかということが書かれています。
    不穏になりがちな人は手元においてパッと開いたところを読むなどという活用にも本書は良さそうです。

  • 『自分じゃない誰か」のための人生はもうやめる』

     わたしって・・・思いの外、『他人視点』だったと気づく。
     気づけたことは、感謝。されど、ショック。

    『義理で動かなければ快適になる
      ・・・できない、やりたくない、そう感じたものは受けません。』

    『生まれてから死ぬまでずっと社会で生きるわたしたちの不安や心配の大半は、実はこの二つの欲ーーー、ありのままでいたい、嫌われたくない、その根源的欲求から生まれた感情がきっかけです。
     その事実を前にして思うこと。
     それは、どちらも「他人視点」だということ。他人から見た視点です。』

     『ありのままでいたい』も『他人視点』なのか・・・。 自分に向き合うこと。 「自分のために、どうありたいのか!」と、自分の内面(こころ)に問うことが大切なんですね。

    『・・・ネガティブな経験もしますが、・・・ポジティブな経験もします。
     すべて学びです。学びを積むために生まれてきたことを思い出してください。
     それなのに自分には価値がないとか、劣っているとか、見た目がダメとか・・・。
     すべて「他人の視点」です。不幸はそこから始まります。』

    『変わるためには自分で気づくしかないのです。』

     印象的なフレーズがたくさんありました。
    『解放と移動の時代』もその一つ。

     心に響く内容でした。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000069559

  • 心が軽くなるホッと出来る本です。
    “答えは自分の内側にある”自分を信じて自分に問いかけてみよう。

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著者プロフィール

矢作直樹(やはぎなおき)
東京大学名誉教授。医師。1981年、金沢大学医学部卒業。1982年、富山医科薬科大学の助手となり、83年、国立循環器病研究センターのレジデントとなる。同センターの外科系集中治療科医師、医長を経て、99年より東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年より東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、2016年3月に任期満了退官。株式会社矢作直樹事務所を開業。
著書に、『悩まない生き方』(三笠書房>)、『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『お別れの作法』(ダイヤモンド社)、『自分を休ませる練習』『自分を好きになる練習』(以上、文響社)など、多数。

「2022年 『身軽に生きるコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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