- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041143094
作品紹介・あらすじ
フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」)
「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」)
中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!
感想・レビュー・書評
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いつもの梨さんの雰囲気なので、他の作品も好きなら
これもいけると思います。
ゾワっとくる怖さというより、不可解な、
不可思議な、独特の空気感です。
面白いですが、私には中々難しいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しい。
ずっと不穏なのにどう解釈すれば、どう解答すればいいのか分からない問題が数多くあった。
昨今のホラーは急に進化しはじめているように感じる。それは『変な家』がブームとなって売れだしたあたりから。ホラーが様々な方向に拡散している様子に、世間がどうにかついていこうとしている流れを感じるのだ。本書は最近よく目にする梨さんの書き下ろしホラー作品。
単に怖いわけではなく、気づく、そして察することが求められる。 -
私には非常に難解だった。短編ホラーとして分かりやすい「放課」と、終始不穏な空気が漂う「練習問題」が好みだった。
決してつまらない訳ではなく、私はまだこの本の本当の楽しみ方を理解してないんだろうなぁ。もっとよく味わってみようと思う。 -
梨さんはなんか独特のホラーだなぁと思う。
「これはいったい何なのか?」と帯にあったがその通り。
ホラーそっちのけで練習問題と穴埋め作業にいそしんだ。 -
ものすごくホラーではなく、考えさせられるというか、ファンタジーというか、謎解きのような。
「練習問題」とか、初版特典の折り紙はすごく好み。 -
読む前の期待が大きすぎました
もちろんホラーですが、
思っいたほど怖くない
読了後、なんかモヤモヤしました -
正統派ホラーの『邪魔』『放課』や実験作仕立ての『練習問題』『穴埋め作業』など怖さだけでなく薄気味悪さも漂わせたホラーが8編が収録された短編集で、全体的に変わった趣向を凝らした作りが面白い反面、初読で分からなかった部分があったので是非再読したい。
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梨先生の小説は初読でしたが、あまり刺さりませんした、、、。
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脳が冴えてる時じゃないと100%楽しめないかも