民王 シベリアの陰謀 (角川文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • KADOKAWA (2024年5月24日発売)
3.51
  • (25)
  • (87)
  • (107)
  • (17)
  • (0)
本棚登録 : 1103
感想 : 64
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784041143230

作品紹介・あらすじ

「新種のウイルスだそうです」
第二次内閣を発足させた総理大臣・武藤泰山のもとに驚愕の報が飛び込んだ。人を凶暴化させる謎のウイルスに、内閣最大の売りであるマドンナこと高西麗子環境大臣が感染したというのだ。しかも感染源はシベリアからとの情報が。急速な感染拡大、陰謀論者の台頭で大混乱に陥った日本を救うべく、泰山はバカ息子の翔、秘書の貝原とともに見えない敵に立ち向かう! 抱腹絶倒の政治エンターテインメント、待望の続編。

みんなの感想まとめ

未知の凶暴化ウイルスに立ち向かう総理大臣とその息子の奮闘を描いたコミカルな政治エンターテインメントです。前作から約10年後を舞台に、感染拡大の恐怖や政治の混乱を背景に、ユーモアあふれる展開が繰り広げら...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 続編はないと思っていた、まさかの「民王」の続編。
    前作から10年近くは経っているのだと思うけど、作品自体は前作の1年後を描いている。
    環境大臣に就任した通称「マドンナ」がパーティーの最中に、突然暴れ出し、緊急搬送させる。
    何か未知のウイルスに感染したと思われ、武藤内閣は騒然とする。
    一方、無事社会人となった翔は憧れの会社に入社しながらも、工場の総務に配属になり、納得がいかない日々を送っていた。そんな時、上司から大学の研究室への届け物を頼まれ、訪れた大学で感染者に遭遇し、翔自体も感染してしまう。
    自分も発症するかもしれないと恐れる翔と感染拡大を恐れる泰山。
    もう完全に新型コロナが始まった頃の政府を皮肉っているとしか思えない。
    ま、それがこういうエンタメになるぐらい、時が経ったのかとも思わせるような内容でもあった。
    ウイルス特定の件は、正直くだらないとしかいいようがないが、あの池井戸潤でも、こういうくだらない作品を描くんだった、と思い出した。
    くだらないところも多いし、登場人物の会話を出来るだけ軽くしているところも多いけど、今の内閣に読んでもらいたい一冊。
    本来支持率って、40%切ったら、危険水域だったのね・・・

  •  総理大臣の武藤とそのバカ息子が謎のウイルスに立ち向かう、政治エンタテイメント第2弾。

     ドタバタ首相親子を取り巻く個性的な人物たちも前巻に続いて健在で、読んですぐにこの物語の世界に入ることができました。

     今回は、謎のウイルスとの闘いということで、コロナウイルスとの闘いを彷彿とさせ、当時の混乱を思い出しながら考えさせられました。

     また、舞台はシベリアまで広がり、スケールの大きい物語で、世界情勢についても視野を広げることができました。

     そして、エンタテイメントでありながら、作者のメッセージを強く感じました。

     あやふやな情報に振り回されることなく、状況を冷静に判断し、政治や世の中のことに主体的に向き合うことが大切だと思いました。 

  • 『民王 シベリアの陰謀』は政治家と息子が未知の凶暴化ウイルスに立ち向かうコミカルな政治エンタメです。テンポの良い文章とギャグ満載の展開でコロナ禍を含む現代の社会問題に鋭く切り込みつつも、笑いながら読み進められます。主人公たちの人間味あるキャラクターが魅力的で軽快に読める一方、政治の裏側や国民との関係を深く考えさせるメッセージ性も高評価。ただし政治的風刺は強烈ではなく、軽いノリで楽しみたい人に向きます。社会問題に興味がある主婦層にもおすすめの一冊

  • 人を凶暴化させる新種のウイルスが日本に感染拡大していくストーリー。

    相変わらずのコメディーチックなドタバタ劇が演じられるところは、思わずクスッとなります。

    今回は泰山の息子の翔の活躍が目立っているように感じます。翔も政治家に…?続編ありそう。

  • 池井戸潤さん『民王』の続編。前作は読んでいないがテレビドラマで観ており、今回その続編を手にしてみた。テレビドラマで観た登場人物が健在で、イメージ通りの会話が繰り広げられていて面白かった。池井戸潤さんはやはりどうしても銀行員の小説のイメージが強く、こうしたコメディー&政治小説が新鮮に感じられた。コロナ禍を思い出させる未知のウィルスをめぐる総理、その息子を中心とした話。前作のように父と息子が入れ替わってしまうことはなかったが、ウィルスが蔓延する様子はSFのようだった。荒唐無稽でドタバタコメディの展開だったが、父の姿を見て成長する息子などヒューマンドラマもあって良かった。それにしてもコロナ禍だった時期は、振り返れば、未知のウィルスに政治が翻弄されていたなぁと本書を読んで改めて実感した。

  • 前作同様、小気味よいテンポでストーリーが展開される。ただ、設定に無理があるように思え、あまり感情移入出来なかった。伏線の回収も中途半端で、モヤモヤしてしまった。

  • 待望の続編!

    「新種のウイルスだそうです」
    第二次内閣を発足させた総理大臣・武藤泰山のもとに驚愕の報が飛び込んだ。人を凶暴化させる謎のウイルスに、内閣最大の売りであるマドンナこと高西麗子環境大臣が感染したというのだ。しかも感染源はシベリアからとの情報が。急速な感染拡大、陰謀論者の台頭で大混乱に陥った日本を救うべく、泰山はバカ息子の翔、秘書の貝原とともに見えない敵に立ち向かう! 抱腹絶倒の政治エンターテインメント、待望の続編。




    ずいぶん前に放送された最初のドラマ化がとても面白く そして、続編が放送されると知り 原作を読んでおこうと思いました。
    ドラマ、原作、ドラマの続編、原作の続編の順に読みました。
    原作の続編では武藤泰山と息子の翔との入れ替わりはなかったのだけど 脳内にドラマの登場人物が出て来て面白かった。
    ドラマの続編はなぜあのストーリーになったんだろう?と思ってしまった。
    遠藤憲一さんがいろんな国民と入れ替わり 1人奮闘していたのは面白かったけど やはり秘書は高橋一生さんが演じた貝原 茂平じゃないとなぁと思った。
    コロナウイルスをモチーフに取り入れていて マンモス味の人工肉を翔が味見した時にピン!ときた。
    あの翔が政治家を目指します!
    続編がいつか発売されたらいいなぁ…楽しみ♪

  • 政治モノなんて
    ハードル高くね?

    なんておもわなくても大丈夫なのが本書 笑



    読みやすくて

    日常に食い込ませてくる
    コメディたっぷりの表現
    ユーモア

    素晴らしいです


    ストーリー的には


    池井戸先生


    悪事をこらしめる

    性善説を期待してしまうのですが

    基本的にはそのストーリーで


    とんだ変化球があったわけでもないが、


    ただの政治系ユーモアを

    政治系ユーモアにさせない


    最後の演説シーンは



    急にリアリティ溢れる

    日常へ、と。


    いやはや池井戸潤さんには

    翻弄されてしまいますな笑


    スラスラ読めました

  • 『民王』の第2弾と言うことだが、前回のように総理と息子が入れ替わるというような荒唐無稽な事態は起こらない。
    しかし、武藤泰山が総理大臣を務める日本で、人を凶暴化させるという笑撃的な?ウイルスが蔓延する。
    彼らが右往左往する様を描き、現代日本を痛烈に皮肉った政治エンターテイメント。
    現代の政治家(屋)たちに、泰山の爪の垢でも飲ませたい(笑)。

  • あれっ?
    泰山総理って、
    こんなまともだったっけ?

    物語は、
    コロナを連想させるような
    未知のウイルス対応で、
    周りが自己保身に走る中、
    泰山さんが奮闘するお話

    翔くんも頑張ってますが、
    周りの政治屋がクソばかり。

    特に都知事の小中…

    2024年の都知事選を連想してしまいました。

    この秋にドラマ化という噂もあるので
    楽しみにしてます♪

  • ウイルスによる危機と、陰謀論に扇動される大衆に翻弄されながら、国民の安全と民主主義の姿を守ろうと奮闘する政治家を描く。作中での解決法は、非常に牧歌的だ。

  • ウイルス感染という最近世界にも起こったことを題材に
    政治と人間の、根深い部分を描いた
    翔が政治家になったらどうなるんだろう笑

  • このコロナ禍で起こったことや起こるであろうことが面白おかしく描かれていて、面白かったし興味深かった。前作を読んでから時間が経っていて記憶が曖昧だったので、続けて作品を読めた方がより楽しめたかも。ちょっと頼りないな、と思っていた泰山だけど、熱い想いが窺い知れ、ちょっと心が熱くなった。

  • とても読みやすくていっきに読んでしまいました。
    登場人物の軽い言葉の掛け合いがおかしく楽しく読めました。

  • 民王の続編。
    実は「民王」はテレビドラマで見てたのが先で、本は後だった。
    たいへん面白いドラマで、本を読んでいても、その役の顔が浮かぶのだ。
    間違いない配役だった。
    で、この「シベリアの陰謀」ユーモア溢れるコメディドラマなんだけど、前述のドラマを知ってないと、こちらは楽しめないかなぁ。
    まあでも政治小説として、こんな政治家が出てくる事を期待します。
    池井戸潤さん、出馬すればいいのに。

  • 前作に続いて、本当にこれ池井戸作品?と思わせるようなギャグストーリー。
    期待を裏切るようでいて、期待を裏切らない仕上がりです。
    ギャグの中にも、得体の知れないポピュリズムとか、世論とか、現代を物語っているなぁと感心し、星4つつけました。

  • サクッと読める.、
    ウィルスは絡めないで政治家の話だけでいいと思った。

  • ギャグ要素満載の政治小説で非常に読みやすかった!ゾンビウイルスにかかった人が出てきた時のちょっとしたハラハラ感だったり、謎を少しずつ明らかにして行く感じ、そして基本的にジョークで通ってる感じも読みやすくて良かった!

  • 設定は壮大。ドタバタ政治劇。

  • 続編もはちゃめちゃ。

全59件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池井戸潤の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×