極楽に至る忌門 (角川ホラー文庫)

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  • KADOKAWA (2024年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041143254

作品紹介・あらすじ

四国の山奥にある小さな村には、昔から大切に祀られている石仏がある。東京から帰省した友人に付き添う隼人は、バスの中から村の異様な空気を感じていた。祖母の「頷き仏を近づけた」という言葉を聞くやいなや挙動不審になった友人は、その夜失踪する。そして隼人は悪夢に囚われていく――連綿と伝わる儀式とわらべ歌、3つの捧げ物、猿神信仰。最強の拝み屋・物部斉清も阻止できなかった土地の因縁と禍々しい怪異に戦慄する物語。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、四国の山奥にある村の因習や信仰を背景に、恐怖と歪みが織り交ぜられた短編集です。神の使いや願いをかなえる存在が登場する一方で、物語が進むにつれて、その歪みが明らかになり、最終的には救いのない結末...

感想・レビュー・書評

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  • 短編集4つ!

    それぞれが、布石といえばそうなんやけど、全てが要らん事してしまった!って感じになるんかな。

    はじめは、神の使いみたいなんがおって、それが願いをかなえるみたいなのが…

    どんどん歪んでいく〜
    短編事に、更に更に歪んで行って、最後は、もうどうにもなりません!
    物部さんでも!

    やっぱり、神も仏もあったものか!というのは人側からの考えなのが良く分かる。
    神も仏も自分らが、歪ませておいて、最後に救いを求めてもあかんって事やな。

    何の救いもない終わり方やけど、やっぱり、人では超えてはならんもんがあって、超えたら、それなりの報いが来るんやな。

    古い山奥の村の因習、
    生贄、
    土着信仰

    と絡ませて、怖かった。

    しかし、結局は、人側の問題やねんな。
    あの世まで、幸せにって、それも自分だけ…歪むわ!

    物部さん、登場しても、「もう遅い!ムリやから逃げろ!」っていうのも、それはそれで意外やけど…w

    • 土瓶さん
      この人のもなにか1冊お試しで読んでみたい。
      この人のもなにか1冊お試しで読んでみたい。
      2024/08/05
    • ultraman719さん
      「ほねがらみ」は如何ですか?
      佐々木事務所は、シリーズもんなんで。
      「ほねがらみ」は如何ですか?
      佐々木事務所は、シリーズもんなんで。
      2024/08/05
    • 土瓶さん
      「ほねがらみ」了解です。
      あ。予約数件はいってるやん_| ̄|○
      「ほねがらみ」了解です。
      あ。予約数件はいってるやん_| ̄|○
      2024/08/05
  • 山の奥にある村…土地の因縁…怪異…拝み屋…
    気になるワードばかりでこれは読まなければ!と手に取りました。
    なにかよく分からないけど…怖い!!恐怖が迫ってきてる!!こういうお話は大好物です。笑
    芦花公園先生作品は初でしたが他の作品も気になります!

    • ハニロビさん
      MATSURIさん⭐︎
      いつもコメントありがとうございます!
      ほんとにどれをとってもワクワクしかないです♩笑
      是非読んでみてください(o^^...
      MATSURIさん⭐︎
      いつもコメントありがとうございます!
      ほんとにどれをとってもワクワクしかないです♩笑
      是非読んでみてください(o^^o)
      芦花公園先生の作品は他のものも気になってます!
      2024/09/19
    • MATSURIさん
      芦花公園さんはまだ未読なのですが、
      早く読んでみたいです!!
      他にどういった作品があるか探していたら、
      「ほねがらみ」も面白そうで読みたいも...
      芦花公園さんはまだ未読なのですが、
      早く読んでみたいです!!
      他にどういった作品があるか探していたら、
      「ほねがらみ」も面白そうで読みたいものが
      また増えてしまいました笑
      2024/09/19
    • ハニロビさん
      私も「ほねがらみ」気になっていました!!
      芦花公園先生の作品は魅力的なワードが沢山…
      読みたい本ってどんどん増えますよね(*≧艸≦)
      私も「ほねがらみ」気になっていました!!
      芦花公園先生の作品は魅力的なワードが沢山…
      読みたい本ってどんどん増えますよね(*≧艸≦)
      2024/09/22
  • 最強の拝み屋・物部斉清ですら止められない仏、恐ろしすぎた!

  • 芦花公園の他作品と物部繋がり。物部で止められなかったとはどんな凄まじい怪異か、と恐ろし楽しみに読み進めてみると、なかなか終盤まで全貌がわからない。主となる不気味な話が3話、3話目の終盤で何となく話が見えてくる。見えて来たと思ったらかなりの胸糞因習村だったが、全てが見えた後にはやりきれないものと若干の切なさが残る。土着の神や祟りの成り立ちには説得力があり、物部の考え方には作者の思いが乗り移ってるような感じを持った。物部の存在感、キャラがとても良いな。サイドストーリー的でもあるけど、またこういうものが読みたい。

  • 良くわからなかったかな。民俗学ホラーは好きで、なんとなく怖いけど話にまとまりがなかった。

  • 救いがあるのか、無いのか
    まさにホラーな感じがとても良い
    佐々木事務所シリーズ未読でしたが、それでも
    かなり面白かった

  • 訳が分からず理不尽だったのが頷き仏、救いがなく悲痛でしんどかったのが泣き仏、怪異も人間も恐ろしかったのが笑い仏、後日談の外れ仏。

    因習村ホラーというのか、これぞジャパニーズホラーという雰囲気でよかった。
    田舎の村の閉塞感がよく描写されている。
    別作品に出ている物部斉清が登場する。笑い仏がこの話の「解答編」に当たり1番好きだった。
    カクヨムにスピンオフが掲載されていて、スピンオフまで含めて本編。津守日立は良い人だったんだよ。

  • 頷き仏、泣き仏と物語の中人間達と同じようにメンタルがやられてきてどうなるのかと(津守さんが

  • いわゆる因習ホラー。てんじと呼ばれる妖怪にまつわる一つの集落での話。一つ一つは短編ではあるが根底は繋がっているみたい。所々今どういう状況?っていう読みにくさはあるがこの人のホラーは不気味さが上手だなと思う。
    後味悪い話が多いのでちょっと胃もたれしそう。泣き仏が一番きつかったです。

  • 因習が残る寒村で起きる人知を超えた現象。異なる時点の物語が示された後、その因果が語られ終局します。人々の祈りや願いが積もる事で生まれる怪異は強大で恐怖度も高く、なすすべもありません。因習ホラーが好きな方におすすめです。

  • 2025年最初はホラーから!
    田舎の因習村ホラーで、作品全体から漂う不穏な雰囲気がなんともたまりません
    ネタバレしたくないので何も書きませんが、も〜がっつり怖い!とても良い!!
    いや〜面白かったな〜!芦花公園先生の書かれる、不穏で不気味なホラーが好きなので次回作も楽しみだ(⁠^⁠^⁠)

  • 思いっきり嫌な気分に浸りたかった。
    電子で買って一気読み。紙でも欲しい。
    最高に最悪な4つの短編。
    人の濁り切った感情を最大公約数に濾過してホラーに消化するのが上手いな。物部さんは「芸能人みたいに見た目が良い」と描写されるけど実際どんな顔なんだろう。予想するのが難しい。

    読み直したら謎が出てきたので整理のために書き出します↓

    頷き仏

    ばあちゃんの「頷き仏をね、近づけたの」は自分が死んでこの土地を守る覚悟をきめたってこと?わざわざ東京から孫が帰ってくる時にやるべきことなのか?

    それに対して匠が「様子を見てくる」は自分が死ぬことを分かった上でのことなのか?そもそも隼人を連れてきた時点で隼人に復讐する気はあった?
    匠と隼人の痴情の縺れが、途中から判明してなぜ隼人が匠の頼みを断れないのかわかるのが嫌なスッキリ感。

  • 近頃よく見る因習村系ホラー。レビューも悪いのを見ないのでちょっと期待しつつ読んでみると、作品の全体的に漂う不気味な雰囲気が良かった。最初の章では恐ろしいことが起きているけど詳細は不鮮明に見えた。ただそれが章を追うごとに原因や事態が徐々にハッキリ見えてくるようになる。ジメジメとしたまとわりつく恐さを感じてみたい人はおすすめ。

  • 最後まで読んで、タイトルに、なるほど、と。
    帯に『ほとけは、生贄を求める。』とあるけれど、
    実は逆なのでは? という問いがテーマか。
    ホラーではあるけれど、
    怪異の恐ろしさより、それに対する人の心の醜い生々しさがぐいぐい迫ってきて、
    そちらに(いい意味で)消耗させられる。




  • シリーズで1番好き。因習村、歪んだ信仰、固執する村人。最高じゃないですか。自分が田舎者だからか、今までのキリスト教系カルトよりも馴染みがあってスッと入り込めた。狂人が作り上げた新興宗教とは年季の入り方が違う。取り込んできた怨念と妄念の量が違う。因習村は壊されるのが醍醐味だけど、それでも残る神もまた醍醐味。
    もとのシリーズは2人の関係がなんかネッチョリしてきたので、物部さんvs因習村のシリーズもほしい。

  • もうこんなんなっちゃったら物部さんも諦めるっきゃないよ(絶望)

    『泣き仏』の視点キャラクターの女性がただただ可哀相で……。
    しっかり読み返してみると『頷き仏』の大学生も怪異側から近付かれたように見えるし『笑い仏』の子供も終始普通の子供らしい判断しかしてないし、基本みんな土地の怪異に巻き込まれたパターンなのがまた恐ろしい。
    元々はニュートラルだった土地神に危険な方向性を与えてしまった村人が怖いヒトコワとも受け取れるし、人間の理屈では理解できない方向に成長を遂げてしまった怪異が一番怖いとも受け取れるなー。

  • 【2024年161冊目】
    田舎は閉鎖的でどうしようもない話をするのやめよう――そう言い放った隼人に声をかけてきたのは、正に「田舎の村」から出てきた匠だった。匠の願いを叶えるため、共に彼の村を訪れた隼人だったが、彼の祖母が止めるにもかかわらず電話を手に取ってしまう。「ととを、くうちょるんですよねえ」「隼人にしか頼れないから」土地の因縁を巡る4つの連作短編集。

    少し迷って読み始めたのが23時半、きりのいいところでいったん終わろうと思ってたつもりが読了したら2時半でした。くそ!帯を信じれば良かった…「面白すぎて、途中でやめるの不可能!」

    さすがに日常生活が破綻するは言い過ぎだなと思いましたが、最初から最後までぞわぞわして非情に面白かったですし、途中で読むの止めたら、夢に出てきそうだな〜と思って一気に読みました。ホラーでもミステリーでも、一応は最後までたどり着いたら何かしらの光明が見えるものなので。

    1作目が1番好きだったかも。ふと思い浮かべたのは「スタンフォード監獄実験」でした。最後まで結構ベースにあった人間の性質なような気がします。あとは、機会損失とか。

    民族的な怖さは真相が明らかになる、つまり章を追うごとにちょっとだけ薄れていきつつ、いやあくまでもちょっとだけでシンプルに怖かったです。

    でもやっぱり1作目が怪異と人間の欲望をうまく絡めていた気がして好きですね。

    読み切って良かった〜なんとか眠れそうです。

  • 「頷き仏」「泣き仏」「笑い仏」「外れ仏」
    四話収録の連作短編集。

    読んでいる間ずっと湿り気を帯びた衣類が身体に纏わりつくような不快感を感じた。

    物語の舞台は四国の山奥に位置する因習村。
    東京から帰省する友人に付き添った隼人だが、到着早々奇怪な電話があり、その家で暮らしていた祖母が死亡、友人は行方不明に。
    冒頭から一気に不穏な空気に包まれる。

    大切に祀られている石仏、奇妙なわらべ歌、三つの捧げ物とホラー度は更に増していき、並行して恐怖も倍増していった。

    怪異も怖けりゃそれ以上に人間も恐ろしい。

    悍ましさ満載の民俗学ホラー。

  • 津守さん、物部さんと、拝み屋メンバーが登場して、とてもよかった。
    人の欲望が風習を作り、文化を作る。
    描写の迫力があって、とても面白かった。

  • 凄い、何も解決しないで終わった話だった

    確かに色々ある事柄の中、こういう事もあるんだろうなとは思う
    別に物部さんも完全無敵な正義の味方でもなんでもないし、当人達がどうにかしようとしなければそれまでだし
    で、あの村どうなったんだろうとは思うけど、またあの村の誰かが犠牲になるだけなのかな
    それでずっと永遠に続いていくのか
    泣き仏の時の美和が、何故か急に自信喪失して仕事無くなって、両親がいなくなって帰ってきたけど呼ばれたというかそういうものなのか
    頷き仏は匠のお兄さんは上手く逃げれたのか
    てか隼人と匠の関係は最後の方で、え?ってなったし尚更後ろめたいというか、そういう、気持ちがあるのにその友達の実家に行くものかな、だからこそなのかそこは分からないけど
    そして笑い仏の優斗くんは、残念ながらのあと一歩で逃げ損ねた
    今時の子はそんな感じなのかな、カナメさんて誰だよ、配信者とかそんなの信じちゃうの?いや今はそうかと
    一体何処に消えたのかも分からない
    結局鍵って何なのかそれも分からないけど、家族を犠牲にしても返したくないそんなものなのか
    こういう事がありましたよ、っていう話、これはこれで面白かった


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著者プロフィール

東京都生まれ。作家。代表的な著作に「異端の祝祭」から始まる『佐々木事務所シリーズ』(いずれも角川ホラー文庫)がある。ホラー・サスペンス界の旗手として注目を集めている。最新作は「ベトベト・メモリー」(講談社)

「2025年 『くらい家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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