優しき歌 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041143292

作品紹介・あらすじ

「夢みたものはひとつの幸福/ねがつたものはひとつの愛」二十四歳で夭折した立原道造が遺した詩集『萓草に寄す』『暁と夕の詩』『優しき歌』。繊細優美なソネット形式による、透明感あふれる抒情詩集を完全収録。また、高等学校時代の習作詩から旅先での絶筆までをセレクトして収めているが、そこからは立原のもうひとつの素顔、悩み多き青春の日々が甦る。

感想・レビュー・書評

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  • 「僕は三文詩人にはなりたくない。誰でもの胸へ本当のことを叩き込みたい。それが千人の本当ではなく僕だけの本当であったら結局三文詩人の一人に過ぎないのだ。」
    優れた文学が時には何千年も超えて今でも読まれるのは千人どころか万人に対して普遍のものがあるからだと分かった。

  • 優しい語り口のなかに豊かな抒情性がある。戦前このような詩人がいたことを知らなかった。

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著者プロフィール

1914年、東京生まれ。先祖には水戸藩で『大日本史』を編纂した儒家の立原翠軒がいる。旧制一高から東京帝国大学建築科に進んだ。13歳ころから短歌や詩を書きはじめ、高校では手製の詩集「さふらん」を作成。大学では同人雑誌を創刊し、小説や短歌を発表した。学業でも在学中に辰野金吾賞を3回受賞するなど将来を嘱望された。37年に卒業し、建築士として建築事務所で働きながら詩作に打ち込む。堀辰雄、室生犀星に師事し、音楽的に構成された繊細な十四行詩型(ソネット)を作り出した。37年に第一詩集『萱草に寄す』、『暁と夕の詩』を刊行するが、同年秋から体調をこわし、39年3月に結核性肋膜炎のため24歳で死去。入院中に第1回の中原中也賞を受賞している。34年に訪れた信濃追分の風景を愛し、多くの詩の背景としている。作品は前期のほか、没後に堀辰雄が編纂した『優しき歌』が47年に刊行、全集は戦後、数回出されており、筑摩書房が全5巻の全集を刊行。

「2023年 『無伴奏混声合唱組曲 春が来たなら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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