- KADOKAWA (2023年12月22日発売)
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感想 : 31件
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041143490
作品紹介・あらすじ
ひかりの家の押入れにいる、形も声もなんにもない影みたいなやつ、ナイナイ。
唯一の友達であるナイナイをいじめっ子のありさちゃんに会わせた日から、ひかりの生活は一変した。
ありさちゃんはひかりの親友のように振る舞い、クラスメイトは次々と接近してきて、いつもはつらく当たる母親さえも、甘々な態度をとるように。
絶対に何かがおかしい。疑心暗鬼になったひかりはありさちゃんと距離を置こうとするが、状況は悪化するばかり。
数年後、〈よみご〉と呼ばれる霊能者・志朗貞明のもとに、幼い子供と心中した姉の死の真相を探ってほしいという依頼が舞い込んでいた。
無関係に思える二つの異変は、強大な呪いと複雑に絡み合い……。
第8回カクヨムWeb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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『宮部みゆきのおすすめ本』で紹介されていた一冊
アラジンに出てくる魔人ジーニーは持ち主の願いを3つ叶えてくれるけど、この本に出てくる"何か"は持ち主ひかりの願いを何個でも(先回りして)叶えてくれる
家族も友達もみんなひかりに優しくなり、ひかりの悩みのタネになるような人物は、ひかりが願わなくてもこの世から消えていく
そして、盲目の霊能者・志郎に持ち込まれた心中事件とひかりの周囲で起きる怪異が繋がるとき、"何か"が暴走を始める!
ピンクのかわいい装丁に油断してはいけない一冊
One book introduced in "Recommended Books by Miyabe Miyuki"
The genie in Aladdin grants exactly three wishes to its master, but the "something" in this book grants Hikari’s wishes endlessly, even anticipating them beforehand.
Everyone around Hikari—family and friends alike—becomes kind to her, and anyone who could trouble her vanishes from this world, even without Hikari wishing it.
When a double suicide case brought to the blind psychic Shirou connects to the strange phenomena surrounding Hikari, the "something" begins to run rampant.
Don’t be deceived by the cute pink cover—this is a book of unsettling depth.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とってもおもしろい!!
“みんな怖い話が大好き”という言葉がこの物語にどんな意味をもたらすのか、この題名からは想像もできない展開が繰り広げられる。
そして魅力的な呪術師とその助手。
この2人もしっかりキャラが立っていて、もっとこの2人のやり取りを見てみたい。
少し重い結末だったけれどスッキリと問題も解決したし、このまま続編が出るといいなぁと思う。 -
いじめや不倫を端緒とした呪いを巡る物語。ホラーかと思いきや謎解きやバトル要素もありエンタメ要素が豊富。次の展開が気になるピースをいくつも散りばめているので一度読み始めると止まらなくなります。読み終えた瞬間にタイトルへつながる展開も見事。おすすめ本です。
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最初の章でちょっと違うかなぁと思ってたら大間違い。そこから読み進めるべし!
霊能者のバトル物。しかも何と戦っているのか最後の方までわからない。
虐められてたひかりちゃんを幸せにするためにナイナイというお化けみたいな、要するに霊能者が使役するものが人間じゃないから人間味がなくて怖くてとんでもないことばっかりしてしまうのも、ナイナイがお母さんの左手から作られてたからと思ってたらとんでもなかった!!
名前って意味があるんやなー。
名前は力かある。
表紙に騙されたらいけない。ほんまホラーバトルものでした!はらはらするし、めっちゃ面白かった!! -
何も知らずに続編を先に読んでた事に驚き腰を抜かし眼鏡が割れ前歯が砕け散った
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面白い!シリーズ化して欲しい。
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めちゃくちゃ面白かった!!
ライトノベルっぽい感じで
すごく読みやすく、
エンタメ性が高い作品でした!
ホラー過ぎないホラーって感じで
グロさも無く、苦手な人でも
読めそうな ホラー小説です。 -
かなり王道のジャパニーズホラー
帯にはじわ怖と書かれているが、じわじわくるタイプではなく普通に呪いに関わる人物がほとんどヤベェやつ過ぎて人怖な感じ
呪いの元凶の女ほんとやばい
とはいえ全ての謎解きがされて因縁も断ち切られて終わるから全くあとに引く怖さではなかった
なんか最後決めゼリフと一緒に爽やかな感じで終わるけど絶対そんな爽やかにはならんやろ
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めちゃくちゃ面白かった!黒髪屈強オロオロボディーガードと白髪盲目長髪霊能者のバディ!志朗の飄々とした感じ好きだし、結構ヤバめのときに笑っちゃうの良かった。ひかりちゃんの周囲の人たちが変わっていくのも「きょう」の正体が判明していくのもじわじわ怖かった。ナイナイ・・・ナイナイの純粋な感じがたまらなかったな・・・。
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シロさんのキャラクター性がとても良いです。
他の作品も面白いので、シリーズを通して応援しています。 -
意外とあっけなし。
どんでん返しあるかとびくびくしてたが
大丈夫だった。 -
続編のほう先に読んでた…うん。あまり順番関係なかった。シロさんとかの来歴が分かったけど恐怖感は続編のほうが上かもしれない…あれ、ってことはこの後もっと怖くなる可能性も……やだ期待大ー!!!
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優しいからおかしい。好意が静かに伝播していく。
〈今までは、ありさちゃんが四年二組の女王さまみたいだった。
今はわたしが、四年二組のお姫さまみたいになっている。〉
転校初日、ひかりはクラスで女王様のような立場のありさちゃんから、「こわい話、すき?」と聞かれて、「きらい」と素っ気ない態度を取ったことをきっかけに、『幽霊の仕業』という言葉とともに、嫌がらせを受けはじめる。家に帰れば、母親から理不尽な怒りを向けられる。そんなひかりにも心を寄り添わせることのできる大好きな存在がいて、それがナイナイだった。ひょんなことから関係性にすこし変化のあったありさちゃんが家に来ることになった。その日からひかりに対する周囲の態度はまったく変わっていた――。
というのが、本作の導入。立場の変わっていくひかりと凶事を扱う盲目の霊能者「よみご」のひとりである志朗貞明のふたり、そしてその周囲にいる様々な人間たちのまなざしから、『ナイナイ』の正体が浮き彫りになっていくミステリ的な構成の妙が魅力的なホラーです。無垢な暴走の行き着く果ては、恐ろしくも、寂しげで、愛おしくもある、不思議な読後感がありました。悪意も善意も、心情の変化も、未知なる存在も、どこかシームレスで自然なところが、とても好きでした。 -
表紙がかわいいので読んでみたが、前半の怪異が日常を侵食していく様と、後半の呪術バトル展開が激アツで最高だった。
話の中心人物であるひかりの、状況としてはどんどんよくなっていくのに周囲が明らかに「異常」に侵食されていく感じの描き方がよすぎる。
2つのバラバラに思えるエピソードが繋がっていく気持ちよさ、呪術ロジックの明快さとえげつなさがたまらん。
シロさんはCV:遊佐浩二で読んでた。
あと、ナイナイかわいい。 -
ひかりはクラスの人気者ありさちゃんに目を付けられいじめられていた。
家に帰れば怒ってばかりいる母親がいて、落ち着けるのは「ナイナイ」がいる押し入れの中だけ。
第8回カクヨムWeb小説コンテスト「ホラー部門」大賞受賞作。
悪い顔してるわ~ありさちゃん。
小学生目線の話から展開していき、「繋がる」で全てが繋がる!
ホラーあり、謎要素あり、でなかなか凝っていました。 -
怪異描写もわかりやすく、「それ」の原因も理解しやすく、なによりストーリー運びにストレスがなくてとても読みやすかったです。説明しすぎても説明しなさすぎてもダメなホラー小説の塩梅がすごく上手いというか、各視点を巡ることで納得できる、点と点が線になる感覚が小気味よかったです。
タイトルと表紙で読むのを後回しにしていたのを、すこし後悔しました。このタイトル、秀逸です。
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